ティム・バートンがやってくれた!待望のティム・バートン版バットマン
1939年に「DETECTIVE COMICS」誌27号にした初登場バットマンは瞬く間に人気キャラクターとなり、連載間もない頃から映画やテレビシリーズ、アニメーション化がなされてきた。その人気をあらためて証明したのが、1989年の映画『バットマン』。異才ティム・バートンが巨費を投じて映画化した同作は、同年、全米最大の興収を上げるメガヒットとなり、アメコミ人気を証明するとともに、その映画化の可能性を切り開いてみせた。『バットマン』自体もシリーズ化がなされ、1990年代には続編3作が製作され、いずれも世界的なヒットを記録している。
ティム・バートン監督
79年、カリフォルニア芸術大学卒業後、ディズニースタジオでアニメーターとして働くうちに才能を見出され、「フランケンウィニー」など短編を作る。85年、ディズニーを離れ、長編デビュー「ピーウィーの大冒険」が大ヒットを記録し、続く「ビートルジュース」(88)も成功を収める。「シザーハンズ」(90)では以降盟友となるジョニー・デップを主演にむかえ、「PLANET OF THE APES/猿の惑星」(01)のへレナ・ボナム・カーターとはパートナー関係に。SF、伝記、ファンタジー、アニメーションと幅広いジャンルの作品を手がける。映画監督以外にも、イラストレーター、写真家としても才能を発揮している。その他の作品に「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」、「バットマン」シリーズ、「ビッグ・フィッシュ」(03)、「アリス・イン・ワンダーランド」(10)など。
「バットマン」のあらすじ
Batman Trailer (1989) - YouTube
A trailer I created for the first Batman, directed by Tim Burton. The official trailer was good, but IMO, it showed too much. It has some good bits, though, ...
via www.youtube.com
犯罪都市ゴッサム・シティ。ギャングやチンピラが闊歩し、犯罪と暴力がはびこるこの街に一人の怪人が現れた。闇に紛れて犯罪者を次々と倒していく異形のボディスーツを纏った黒い怪人、その名はバットマン。彼は制裁を加えた犯罪者たちに「仲間に自分のことを話せ」と言い残しては闇へと消えていった。
いつしか“蝙蝠男”と呼ばれ都市伝説として街で流布されるこの噂を、特ダネに目が無い新聞記者ノックスと聡明な女性カメラマン、ヴィッキー・ベールは周囲に冷やかされながらも追及していく。
そんな中、二人はゴッサム一の大富豪である青年、ブルース・ウェインと知り合う。ヴィッキーはブルースの謎めいた魅力に興味を持ち、次第に二人は惹かれ合っていく。ヴィッキーは一見楽天家にも見えるブルースの孤独な一面を察し、またブルースも彼女にだけは長い間閉ざしていた心を開いていった。
一方、ゴッサムの裏社会を牛耳るマフィアの一員ジャック・ネーピアは、仕えていた幹部グリソムの愛人に手を出したことで怒りを買い、罠にはめられる。取引の材料として警察に売り渡されたジャックは、街外れの化学工場で警官隊に追い詰められ窮地に立たされた。そこに突然バットマンが現れる。バットマンとの格闘の末、ジャックは跳弾によりあごに傷をおい化学薬品の液槽に転落。
ジャックは一命を取り留めたが、化学薬品の作用で肌は真っ白に漂白され、あごの傷により顔面の神経が麻痺したことから極端に引きつった笑い顔に表情が固定されてしまう。その姿はまさしくトランプのジョーカーそのものであり、これに大きなショックを受けたジャックは精神に異常をきたす。しかしその狂気は彼が持ち合わせていた明晰な頭脳と残虐性を更に研ぎ澄まし、ジャックは自分を罠にはめたグリソムを手始めに次々と裏社会の大物たちを“笑いながら”殺害していく。
via images.ciatr.jp
作品データ
監督 ティム・バートン
脚本 サム・ハム、ウォーレン・スカーレン
出演 マイケル・キートン、ジャック・ニコルソン等
公開 1989年(平成1年)
配給 ワーナー・ブラザーズ
時間 127分
脚本 サム・ハム、ウォーレン・スカーレン
出演 マイケル・キートン、ジャック・ニコルソン等
公開 1989年(平成1年)
配給 ワーナー・ブラザーズ
時間 127分
ティム・バートンの特徴
ティム・バートン作品の特徴は
①脳内妄想の映像化
②お子様マインド
③カートゥーン的な非現実感
④自己投影されたキャラの存在
⑤一般常識とのギャップ
などがあると思われます。
確かに「ビートルジュース」や「シザーハンズ」等でも、随所に上記の特徴は見られますね。