どんな漫画?
あらすじ
はるか超古代、現代を遥かに上回る科学力を持つ文明が存在した。ある遺跡から発掘された金属板に、その超古代文明の人々からの警告が記されていた。「我々の残した遺産を、悪しき者より守れ」と。そのメッセージに従い、特殊組織「アーカム」は、彼らの遺産(オーパーツ)をあらゆる権力から守り、封印するチームを結成した。アーカムのトップエージェントは、「スプリガン」と呼ばれる。この物語は、アーカムのスプリガンの一人「御神苗優」の戦いを描くアクション漫画である。
ストーリーは基本的に一話完結型が多いですが長編で何話か使うことが多いのも特徴です。また、遥か昔の古代文明だけでなく、宗教由来の遺産にまつわる話もあります。多岐に渡るジャンルを漫画から見ることができます。
登場人物の魅力
トップエージェント「スプリガン」を中心に物語が進行していきます。
そこで中心人物をちょこっと紹介していきます!!
そこで中心人物をちょこっと紹介していきます!!
あまり知られていないスプリガンの由来
スプリガンをお読みになられた方でもあまり知られていないのがスプリガンの由来ですが、これはイングランドに伝わる埋もれた財宝を守る精霊を意味します。いわゆるドワーフなどと同じようなものですが、盗人から財宝を守るためあらゆる手を尽くす存在です。つまりタイトル通り主人公たちも「スプリガン」として財宝を守っているのです。
他の漫画とここが違う!!
ストーリーとしてのスプリガンも非常に面白いですが、それをより引き立てているのが、絵です。アニメに近い絵と構成のためアクションがアニメのような臨場感で読むことができます。また残像などの出し方も独特でキャラを
半透明で描くことでよりリアルな残像を表現するなど皆川先生ならではの絵と構成になっています。
半透明で描くことでよりリアルな残像を表現するなど皆川先生ならではの絵と構成になっています。
ストーリーの特徴
今まで現実世界で出土したオーパーツを題材にした話が多いです。しかしキリスト教の聖書にある聖櫃(アーク)やノアの方舟、聖杯の奪い合いなど宗教関係の物も多くあり、時にはストーリー全体の流れを左右するような話も存在します。ちなみに、ノアの方舟を題材にした話は映画化に至っていたりします。
変わった構成の漫画です!
タチキリ(印刷して本にするとき、紙が断裁される目安のような線)をほとんど使用しない四角いコマ割りを多用しています。またコマ割りも大きく広げずに上下で一定のコマの大きさで構成されています。なので激しいアクションが多いですが見やすくなっています。またフェード効果等の映画的表現が多いため全体に臨場感と躍動感が出ているのが特徴です。。
まとめ
大判とはいえ、11巻という長すぎず短すぎない巻数のため読みやすい量になっていると思います。初版時点で大判だからですが書き込みが多すぎるゆえの対応となっています。少年漫画のためグロい表現も少ないのも気軽に手に取ってもらいやすい要因になっているかと思います。画像でもあるように完全版も出ています。主人公のその後なども描かれているので是非手に取ってみてください!