訃報
「おたく評論家」としてテレビ番組などに出演した宅八郎(たく・はちろう)さん(本名矢野守啓=やの・もりひろ)が8月11日、小脳出血のため東京都府中市の病院で死去していたことが4日、分かった。57歳。浜松市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。
芸能界で独自のポジションを開拓されました。ご冥福をお祈りします。
本稿は2015年の記事を一部、再編集しております。
【訃報】おたく評論家・宅八郎さん(58)、今年8月に脳出血で死去 https://t.co/WFpohuyIr2
— ツイッター速報 (@tsuisoku) December 3, 2020
宅八郎
「オタクはもはやオタクにあらず」オタ芸をみよ!彼らこそ主役である!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
経歴
静岡県浜松市出身。浜松南高校卒業。法政大学社会学部卒業。
元々漫画少年で、大学時代は「漫画研究会」に所属していた。就職活動を背広姿にバルタン星人の着ぐるみをかぶってを行いってマスコミの注目を集め、報道で取り上げられたこともあるという。
お茶の間に鮮烈な印象を与えました!
宅八郎 feat. ドリス・デイ 『なるようになるさ』 - YouTube
執筆以外にもホスト、アドバタイジング・ディレクター、ミュージシャン、DJ、とび職など多彩な顔を持つ
2004年3月から初代ホストグランプリ王者の鶴見一沙も在籍していた歌舞伎町のホストクラブ「club G」でホストとして勤務。
2007年には渋谷区長選挙に出馬
2007年4月15日告示、22日投票の渋谷区長選挙に宅は出馬の届け出をした。出馬表明をしたのは告示日前日の14日という電撃出馬だった。
宅の出馬は一般紙・スポーツ紙で大きく報じられ、抱負を「渋谷を『萌える街』にしたい」と語った。他に出馬を届け出たのは現職の桑原敏武、自由民主党所属で区議6年、都議19年務めた矢部一、渋谷区役所に30年以上勤務した前リサイクル清掃部長で民主党・日本共産党の区議団や一部無所属の区議が推す坂井正市など。市民団体「オンブズマン渋谷行革110番」が宅を公認した。
宅の選挙特設サイトでは、決意表明や「19の改革宣言」から成る宅のマニフェストが掲載されている。宅は15日12時30分、渋谷駅ハチ公前で大挙した取材陣を前にメイド姿のコスプレに身を包んだボランティアのギャル3人をひきつれ第一声を行った。演説で宅は「渋谷は秋葉原に負けている。メイド喫茶を増やし、アキバよりおしゃれな『渋谷系オタク』を確立する」と述べ、「渋谷の萌えタウン化」を公約した。
ペンネームはたこ八郎をもじったもの。