『ソフトベンダーTAKERU』とは?!
ソフトベンダーTAKERU(ソフトベンダー・タケル)は、1986年にブラザー工業の安友雄一が中心となって開発した、世界初のパソコンソフトの自動販売機。
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ブラザー工業が展開していたパソコンソフトの自動販売機のCM、通信を使ってデーターをダウンロードするなど、今のネット販売の元祖とも言える代物です
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店頭にパッケージの在庫を積み上げる必要もないので、メーカー側も不良在庫に悩む必要がない。古いソフトも、データベースの中に入れておくだけで良いので、無理をせずに販売が可能。理想的かつ斬新なシステムの販売機でした。
利用方法は簡単ではあったが…
利用者は画面の指示に従って購入ソフトウェアを選択、指定金額を支払うとブランクメディアが出てきて、これをフロッピーディスクドライブやROMライタ等の書き込み装置にセットしてソフトウェアを書き込ませ、フロッピーディスクケースやプリントアウトされたマニュアルと共にソフトウェアを入手する。
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画面の支持に従ってメディアをドライブに投入する。するとデータのコピーが始まる。この間、爆弾の導火線がゆっくりと短くなっていく。爆弾まで辿り着くと終了というわけだが、これがひたすら長い。ディスク枚数が多いものだと20分以上かかるものもあった。
ダウンロード中はユーザーは画面を眺めながら待つしかなく、回線状況によっては数十分程度待たされることも多かった。その間は他の利用者も前の客を待つしかなく、回転率という面ではやや難があったといえよう。
古くて手に入らないソフトが買えた!
販売ソフトは既にパッケージ販売された商品の廉価版・復刻版が中心だったが、TAKERUでしか買えないオリジナル作品や、自社開発のパッケージソフト(郵送となる)もあった。後期には同人ソフトの取り扱いを開始し、最盛期を過ぎてソフトウェアの流通が少なくなったMSXユーザには、ソフトウェア購入の最後の砦とも呼ばれていた。
(Please reproduce by a high-quality mode.) It is automatic vending "TAKERU" of the PC software of BROTHER. 1995 edition catalogs of TAKERU were slide-show-iz...
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新しいソフトやハードの開発が目まぐるしく、古いソフトはすぐに流通から消えていたこの時期、販売時期が終了したソフトを安く買えるというのはうれしかった。