『御先祖賛江』とは?
via uridoki.net
梶島正樹が『Space Ofera アッガ・ルター』と同時進行で初めて手掛けた18禁アニメ。天地無用!シリーズと世界観やキャラクターデザインが通ずるものがあり、特殊能力を持ち合わせた一族の末裔である男子高校生が主人公であることから、熱心なファンからは「裏天地」と称される。
1998年9月から1999年3月までにグリーンバニーよりVHS・LD・DVDビデオが全4巻発売された。続編の『続・御先祖賛江』(ぞく・ごせんぞさんえ)は一部スタッフを変更のうえ2000年10月から2001年4月にかけてVHSとDVDで全4巻発売されている。
原作となるコミック・ノベライズといった媒体からのアニメ化ではなく、完全オリジナルの作品として制作された『御先祖賛江』シリーズ。今回の記事では、続編のほうではない『御先祖賛江』にスポットを当て、その内容を振り返っていきます。
OVA『御先祖賛江』の本編動画・ストーリー
第一話「面影」
第二話「誰彼」
第三話「恋闇」
最終話「常少女」
物語の主人公にして高校生の平賀源は、母親・桜子が亡くなってしまい、祖母・桜の元に身を寄せるところからストーリーは幕を開けます―――。
源と桜の二人は祖母・孫という関係ながら、これまで顔を合わせたことはほとんどありませんでした。そして、桜は過去に顔に大きな怪我を負ってしまい、その傷跡は今も残っているからと仮面をかぶって素顔を隠していました…
桜は平賀学園の理事長を務めており、おのずと源も平賀学園に転校することに。
新生活では平賀家に仕えるメイドのベアトリス・ランバード、アメリカから留学してきた大学生のジェニファー・コリンズ、クラスメイトの伊藤鮎美、その母親で養護教諭の伊藤光子といった女性たちと出会います。さらに、源の担任教師である六平桜子は、彼の夢に出てくる謎の女性と瓜二つで不思議な感覚に陥るのでした。
源自身も射精時には黄金の精液アクア・ペルマネンスを出す特異体質の持ち主で、普通の身体ではないことに戸惑っていました。その特異ぶりはそれだけに留まらず、性的な欲求が高まってくると、瞳の色が金色に変化し、我を忘れて目の前の女性を貪るようになっていきます。源は新しく始まった生活の中で、平賀家の血脈に流れる因果や自分自身の体質のことを知っていくことに…
源と桜の二人は祖母・孫という関係ながら、これまで顔を合わせたことはほとんどありませんでした。そして、桜は過去に顔に大きな怪我を負ってしまい、その傷跡は今も残っているからと仮面をかぶって素顔を隠していました…
桜は平賀学園の理事長を務めており、おのずと源も平賀学園に転校することに。
新生活では平賀家に仕えるメイドのベアトリス・ランバード、アメリカから留学してきた大学生のジェニファー・コリンズ、クラスメイトの伊藤鮎美、その母親で養護教諭の伊藤光子といった女性たちと出会います。さらに、源の担任教師である六平桜子は、彼の夢に出てくる謎の女性と瓜二つで不思議な感覚に陥るのでした。
源自身も射精時には黄金の精液アクア・ペルマネンスを出す特異体質の持ち主で、普通の身体ではないことに戸惑っていました。その特異ぶりはそれだけに留まらず、性的な欲求が高まってくると、瞳の色が金色に変化し、我を忘れて目の前の女性を貪るようになっていきます。源は新しく始まった生活の中で、平賀家の血脈に流れる因果や自分自身の体質のことを知っていくことに…
OVA『御先祖賛江』の魅力とは?
via www.amazon.co.jp
現代劇のようでありながらも、ヴァンパイアや不老不死の人間といったSFチックな存在が登場するところも『天地無用!』シリーズと共通しています。しかし、OVA『御先祖賛江』はアダルトアニメとして制作された作品で、主人公・源が女性キャラクターたちと次々に結ばれていくところは『天地無用!』シリーズとは違いますね。
そして、『天地無用!』シリーズはドタバタ劇が展開される明るい作品ですが、OVA『御先祖賛江』はサスペンス要素が強い作風となっています。
このようなエロ要素やサスペンス要素こそ、”裏天地”と呼ばれる所以といえるでしょう。
そして、『天地無用!』シリーズはドタバタ劇が展開される明るい作品ですが、OVA『御先祖賛江』はサスペンス要素が強い作風となっています。
このようなエロ要素やサスペンス要素こそ、”裏天地”と呼ばれる所以といえるでしょう。
本編には局部をダイレクトに描くといった大胆さはありません。濡れ場の描写は意外と淡泊なもので、ヌキ目的でご覧になるのであれば、その期待に応えられるものではないでしょう。
その分、ストーリー面やサスペンス要素を重視した内容となっていて、アニメ作品としての完成度は高いといえます。アダルトアニメとしては中途半端かもしれませんが、物語として、ミステリーが明かされるところや愛情・欲情といった部分のメッセージ性は面白いですね。
その分、ストーリー面やサスペンス要素を重視した内容となっていて、アニメ作品としての完成度は高いといえます。アダルトアニメとしては中途半端かもしれませんが、物語として、ミステリーが明かされるところや愛情・欲情といった部分のメッセージ性は面白いですね。
制作:AIC
ビームエンタテイメント
発売:1998年~1999年
巻数:全4巻