「ワンダフルライフ」予告編
初めての貴重な経験に楽しさを感じたものの、共演した”寺島進”さんや”内藤剛志”さんといった叩き上げの役者の方々を前に自分のようなものが簡単に「役者を名乗ってはいけない!」という思いが溢れてきたそうです。
ちゃんと演技の世界でやっていけるのかを確かめる為にしばらく、納得のいく作品だけに出演されていました。
映画「ピンポン」(2002年公開)スマイル役で注目を浴びる
ピンポン
卓球に懸ける男子高校生の青春を描いた「ピンポン」が大ヒット。
新さんは、感情表現が苦手で無表情だが根は優しいスマイル役を演じ「メガネ男子」として一気に注目を浴びます。
が、世間からの注目とは裏腹に「ピンポン」という言葉がNGワードになる程 新さんの心は疲れてしまいます。
もともと役者志望だったわけではない新さんが色々な経験、チャレンジをする中で「これって本当に自分がやりたかったことなのか?やっぱり自分が来るところじゃなかったなぁ」という気持ちから「ピンポン」以降数年間 俳優業をお休みされました。
当然オファーはかなりあったのですが全て断って、洋服作りに専念されていたそうです。
『青い車』の狂気的な雰囲気を纏った井浦新が一番良いまであるな pic.twitter.com/AvVgkqEzmE
— 𝙣𝙞𝙠𝙤 (@toumeinainu) December 7, 2021
最初はいつものように断っていたそうですが、あまりの熱心さに「数年間 活動していない僕をこんなに求めてくれる人たちは、どんな方なんだろうと興味が湧いて会うことにしたんです。」(新さん談)
以降、数々の映画に出演し変幻自在に色々な役を演じられています。
巨匠 若松孝二監督との出会い、そしてARATAから井浦新へ
「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」予告編
以降、晩年の若松監督の作品すべてに出演し「若松監督の秘蔵っ子」とも称されています。
キャタピラー(2010年、若松孝二監督) - 軍人2 役
海燕ホテル・ブルー(2012年、若松孝二監督) - 富谷正和 役
11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち(2012年、若松孝二監督) - 主演・三島由紀夫 役
千年の愉楽(2013年、若松孝二監督)
僕の人生を変えてしまうくらいの経験をさせていただきました。
そこまで惚れ込んだ若松監督からは、毎作 怒鳴られて怒鳴られての繰り返しだったそうですが、「慣れるな」「知ったかぶるな」という監督の言葉が「お守り」になっていると。
“ARATA”から本名の“井浦新”へ改名~意外なオチ
若松孝二最新作「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」予告編
その頃の芸名はまだ”ARATA”だったのですが、日本に対するこだわりが強い作品だった為 エンドロールで“ARATA”というアルファベット表記が出ることに違和感があるのでは?と考えた新さんから若松監督に改名を申し出たそうです。
ところが、、、
映画が完成し試写を観ると、エンドロールにしっかり漢字表記の「井浦新」が流れているものの、エンディングの曲が海外の歌だったそうです(笑)
「ARATAで良かったや~~ん!」って感じですね。
こうした経緯でARATA→井浦新になられたわけですが、”ARATA”と”井浦新”が同一人物だと思われていない方が結構おられるようです。
そして、
本当に色んなドラマで、色んな顔の新さんを観ますよね。
最近ではドラマ「最愛」の加瀬さんにキュンキュンした人が続出でした。
真相は
— 井浦 新 | ARATA iura (@el_arata_nest) December 18, 2021
愛で消える
全ては
愛するがゆえに@saiai_tbs #最愛ドラマ
ありがとうございました pic.twitter.com/dVDKhEWT6x
2022/7/2 06:50
最近はセルスターのテレビCMにも出演されていますね。