ノルマンディー上陸作戦が舞台「プライベート・ライアン」のリアル。
2017年1月31日 更新

ノルマンディー上陸作戦が舞台「プライベート・ライアン」のリアル。

圧倒的な戦争のリアリティ。世界で称賛された「プライベート・ライアン」。スピルバーグの描くあるエピソード。爆破や銃撃戦の演出にもこだわったハリウッド的な戦争映画です。

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絶望的な死の世界

プライベート・ライアン

プライベート・ライアン

『プライベート・ライアン』(原題:Saving Private Ryan)は、アメリカで1998年に公開された戦争映画。第二次世界大戦時のノルマンディー上陸作戦を舞台に、1人の兵士の救出に向かう兵隊たちのストーリー。監督はスティーヴン・スピルバーグで、主演はトム・ハンクス。救出されるライアン役をマット・デイモンが演じている。製作・配給はドリームワークスとパラマウント。原題の"Saving Private Ryan"とは、「兵卒ライアンの救出」という意味。
アカデミー賞では11部門にノミネートされ、興行面でも全世界で大きな成功を収めた。
ノルマンディー上陸作戦の様子

ノルマンディー上陸作戦の様子

「プライベート・ライアン」のあらすじ

プライベート・ライアン 予告編 (1) - YouTube ※英語です

1944年6月。ノルマンディ上陸作戦は成功に終わったものの、激戦に次ぐ激戦は多くの死傷者を出していた。そんな中、オマハビーチでの攻防を生き延びたミラー大尉に、落下傘兵ライアン二等兵を戦場から救出せよという命令が下された。彼には3人の兄がいたが、全員が死亡。兄弟全てを戦死させる訳に行かないと考えた軍上層部の決定であった。ミラーは中隊から7人の兵士を選び出し、生死も定かでないライアン二等兵を探すために戦場へと出発するのだが……。
このシーン・・・

このシーン・・・

次々と仲間が死んでいきます。それは相手も同じなのですが・・・

次々と仲間が死んでいきます。それは相手も同じなのですが・・・

戦争映画には、狙撃の名手が多く出てきますよね

戦争映画には、狙撃の名手が多く出てきますよね

狙われてるよー!

狙われてるよー!

総員で上陸しようにも、丘から狙われ、撃たれまくります

総員で上陸しようにも、丘から狙われ、撃たれまくります

作品データ

監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 ロバート・ロダット、フランク・ダラボン(クレジット無し)
出演 トム・ハンクス、マット・デイモン等
公開 1998年(平成10年)
配給 パラマウント/DW、UIP
時間 170分

リアリティへの追及

銃撃戦の弾の音は、確かにリアリティ有りです。重くて速い鉛の音

銃撃戦の弾の音は、確かにリアリティ有りです。重くて速い鉛の音

スピルバーグはこの作品でVFXや音響効果を最大限活用して、観客に戦場を“体感”させることを目指した。着弾と同時に吹っ飛ぶ身体や、内臓がはみ出し泣き叫んでいる兵士など残虐なシーンも当然のように描写されるが、最も衝撃だったのはスクリーンの中で飛び交う弾丸の映像と、それにリンクした5.1chサラウンドの音響効果。これまでの作品で弾丸が目に見えることはなかったが、本作では無数に飛び交う弾丸が肉眼で確認できる様に映像を加工、それと同時に弾丸が空を切る音を被せてある。現在では当たり前になった映像表現だが、当時はあまりの衝撃に劇場で身体を硬直させる人もいたとか。まさに“戦場体感”を目指したスピルバーグの思惑通りである。同じく現在では当然となった、画面とリンクするサラウンドシステム(5.1、7.1、9.1chなど)も、この作品から世間に浸透した感がある。
苦悶、苦しく悶える

苦悶、苦しく悶える

冒頭からオマハビーチの銃撃戦。30分間ほとんど犬死。吹き飛ぶ兵士、吹っ飛んだ自分の一部を拾う兵士、内臓まで飛び出て瀕死の兵士・・・・海面は赤く染まり、流れ弾に当たった死体の山・・・・そして魚まで。上陸前の装甲車での兵士の死を予感しているような緊張した顔。こりゃ内容よりも戦争の描写がメッチャ、インパクトあった。なんかリアルすぎて希望を感じない作品だったなぁ。
敵味方合わせて、いったい何人の若者が命を落としたんだろ...

敵味方合わせて、いったい何人の若者が命を落としたんだろう・・・

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