シリーズ唯一のタイマン勝負をした「ゴジラvsキングギドラ」
1991年(平成3年)12月14日公開の日本の特撮映画。
観客動員数は約270万人。配給収入の14億5千万円は1992年の邦画で第8位だった。
また、ゴジラシリーズの第18作、東宝創立60周年記念作品でもある。
「平成ゴジラ」シリーズの作品(もしくは「VSシリーズ」)。
登場怪獣はゴジラ、ゴジラザウルス、キングギドラ、メカキングギドラ、ドラット(23世紀のペット)。
観客動員数は約270万人。配給収入の14億5千万円は1992年の邦画で第8位だった。
また、ゴジラシリーズの第18作、東宝創立60周年記念作品でもある。
「平成ゴジラ」シリーズの作品(もしくは「VSシリーズ」)。
登場怪獣はゴジラ、ゴジラザウルス、キングギドラ、メカキングギドラ、ドラット(23世紀のペット)。
【キャッチコピー】
・「12・14決戦!」
・「お前だけには絶対負けない!」
・「世紀末、最大の戦いが始まった。」
・「12・14決戦!」
・「お前だけには絶対負けない!」
・「世紀末、最大の戦いが始まった。」
ゴジラvsキングギドラ
予告
via www.youtube.com
ゴジラvsキングギドラのあらすじ
1992年7月、突如東京上空に巨大なUFOが飛来した。後日、富士山麓に着陸したUFOからメッセージが届き、中からウィルソン、グレンチコ、エミーと名乗る3人の人物が姿を現した。彼らは23世紀の地球連邦機関の使者で、21世紀に復活したゴジラが日本を壊滅させる前に、ゴジラを倒すためにやって来たという。
彼らはノンフィクションライターである寺沢健一郎が著書『ゴジラ誕生』の中で記した、「ラゴス島に生息していた恐竜が、1954年にビキニ環礁で行われた核実験によりゴジラへと変異した」との仮説に基づいて、「その恐竜を核実験に遭遇する前に別の場所に移動させ、ゴジラの存在自体を抹殺する」という計画を提案する。
ルポライターの寺沢らを仲間に加え、一九四四年のラゴス島へワープし、ゴジラの誕生をくい止める。だがそこへ三匹の小動物を残してきたことから、それがキングギドラとなって現代によみがえり、日本は再び恐怖の底へ。
彼らの本当の目的は、赤字国の国土まで買い占める超大国になった23世紀における日本の国力を低下させるためにあったのだ。
しかしエミーは彼らの計画に内心反発しており、寺沢達にその計画を打ち明けた。
via pbs.twimg.com
エミーが寺沢に語った事実によれば、未来人の語った日本の運命は嘘であり、真の目的は、バブルが衰える事無く発展した23世紀の日本が世界の覇権を握ることになっていた未来を変えるため、現代日本を彼らの下僕であるキングギドラを用いて破壊する策略だったのだ。
これを受けて、かつて軍人時代にラゴス島で1頭の恐竜に救われた一大企業帝洋グループの会長:新堂靖明はその恐竜を逃した地に自社が保有する原潜より核ミサイルを打ち込む事でゴジラを復活させ、キングギドラに対抗させようと目論む。
戦時中、ゴジラに命を救われたとある種の恩を感じる新堂靖明
ラゴス島のゴジラザウルスに攻撃を仕掛けた米軍は壊滅させられた。
一方、米軍に追い詰められていた日本軍は、あまりの出来事に呆然としており、ゴジラザウルスに対して攻撃を仕掛けなかったから、命を落とさなかったと見ることもできる。
一方、米軍に追い詰められていた日本軍は、あまりの出来事に呆然としており、ゴジラザウルスに対して攻撃を仕掛けなかったから、命を落とさなかったと見ることもできる。
そのころベーリング海で原子力潜水艦が原因不明の遭難事故を起こす。未来人によりラゴス島の恐竜はベーリング海へトランスポートされていたのだった。
そして、一度は消滅したゴジラが、キングギドラの出現に引き寄せられるかのようによみがえった。
そして死闘の末、ゴジラはキングギドラを倒すが未来人の手によってキングギドラは“メカ・キングギドラ”となって復活。
両者は再び対決しメカキングギドラはゴジラに破壊され、ゴジラもまた海底に姿を消すのだった。
via takart.jp
メカキングギドラ
23世紀まで仮死状態で生き抜き、再び20世紀に舞い戻り、宿敵ゴジラと対決!
両怪獣の実力は拮抗しており、戦闘は熾烈を極めるが、ゴジラの熱線により、胴体や翼を損傷し、海へと墜落していった。
両怪獣の実力は拮抗しており、戦闘は熾烈を極めるが、ゴジラの熱線により、胴体や翼を損傷し、海へと墜落していった。
本当はモスラを製作する予定だった!?
前作『ゴジラvsビオランテ』の成功を受けて、当初はモスラが主演怪獣である『モスラVSバガン』が企画されたが、東宝上層部がゴジラのほうが成績が良いと判断し、昭和ゴジラシリーズの人気怪獣で子供達のリクエストが多かったキングギドラが登場することとなった。
ゴジラとキングギドラの対決は、1972年公開のシリーズ第12作『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』以来19年ぶりで、1対1の対決はシリーズで本作のみである。
改題再上映版ではないオリジナル作品のタイトルとして初めて「キングギドラ」が冠されている。