【1960年代~】日本のTVで見れたアメリカンなスパイ物いろいろ
2017年8月18日 更新

【1960年代~】日本のTVで見れたアメリカンなスパイ物いろいろ

1950年代のテレビ番組は、基本的に家族全員で見られる作品が主流だったが、1960年代に入ると、本格的なドラマが急激に増えていった。西部劇やヒーロー物、それとファミリー・ドラマばかりだったテレビ・ドラマの世界は一気にジャンルの幅を広めて行った。日本では1960年の半ばまで、あいにくアメリカのスパイ物はテレビで放映されなかった。1960年代と言えば、テレビ視聴者の”見たい”という欲求を満たすだけの秀作が揃っている。さて、そんな時代のスパイ物であなたは何を思い出すでしょうか?

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映画『MISSION IMPOSSIBLE』の一場面

映画『MISSION IMPOSSIBLE』の一場面

実際にこんなど派手な活動や大袈裟な破壊工作などをするのでしょうか???

まず、スパイをよく知るためのおさらいから始めましょう!!

スパイとは、敵対勢力から情報を盗んだり、工作したり、すり替えたりする諜報員のことである。間諜、密偵、工作員、情報機関員とも呼ぶ。敵側の内通者のみを「スパイ」と呼び、友側を「ケースオフィサー」「協力者」と呼ぶ例もある。はるか昔から、現在はスパイと呼ばれる諜報員は居たとされる。
フィクション作品などでは派手な活動や大袈裟な破壊工作などする場合も多いが、現実では地味な作業の繰り返しで、破壊工作などは本来は軍隊の特殊部隊の仕事とされる。
また、スパイとなるには自分の正体がバレた時の身の危険は雇われた機関でも保証できないため、スパイに志願する者は数少ないと言われている。スパイ大作戦(ミッション:インポッシブル)の名セリフ「君、もしくは君の部下が捕らえられ、あるいは殺されても当局は一切関知しない」も、あながち間違ってないかもしれない。
ちなみに日本では、戦国時代の忍者が該当しており、明治時代の一連の士族の反乱の初期から『スパイ』としての活動が行われていた。

ほぼ同様の時期に2本のスパイ物が始まる!!

1つは『0011ナポレオン・ソロ』

『0011ナポレオン・ソロ』の主人公

『0011ナポレオン・ソロ』の主人公

『0011ナポレオン・ソロ』(ぜろぜろいちいちなぽれおんそろ、The Man from U.N.C.L.E.)は、アメリカNBC系列で、1964年から1968年まで4シーズンにわたり放送された、スパイ物のテレビドラマ(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー製作)。第1シーズンはモノクロ、以降はカラー放送。日本では、1966年から1970年まで、日本テレビ系列で放送された。
題名に”0011”がなぜ付けられたのか?それは当時映画『007』シリーズが上映され、人気があったためソロの認識番号である”0011”を付けてスパイ物であると認識させたかったのではなかろうか!?。
国際機関アンクル(U.N.C.L.E.)のエージェント、ナポレオン・ソロとイリヤ・ニコヴィッチ・クリヤキンの活躍を描く。当初はさまざまな敵を相手に活動していたが、途中から国際犯罪組織スラッシュ(THRUSH)が登場し、もっぱらその組織と戦う回がメインとなっていった。また、初めはハードだった作風も、次第にコミカルなタッチへと変貌し、それが特色となった。企画初期にはイアン・フレミングが参加していた。
原題が“Man”と単数であることからも分かるとおり、当初はソロ(ロバート・ヴォーン)を主人公として作られ、イリヤ(デヴィッド・マッカラム)は脇役に過ぎなかった。ところが、次第にイリヤに注目が集まるようになったため出番も増え、ほどなくソロとイリヤがコンビで活躍するシリーズへと変貌した。むしろ、人気ではイリヤ(マッカラム)が、ソロ(ヴォーン)を凌ぐようにすらなった。そのため、二人の不仲説も根強く語られている。しかし、優秀だが女性には弱いソロと、クールに任務をこなす中性的なイリヤという対比が、番組をより面白くしたことに異論は見られない。特に日本ではイリヤ役のデヴィッド・マッカラムは若い女性から熱烈な支持を得て来日の際は大歓迎を受けた。

0011ナポレオン・ソロ 昭和40年 日本テレビ

矢島正明と野沢那智の吹替が、実にはまっていた。ソロは、最初は田口計が吹き替える予定だったそうで、NHKで放送されるロバート・ボーン出演作品は、ほとんど田口計の吹き替えである。
日本で海外番組がヒットする大事な要素の一つがこの吹替であることを如実に示した典型的な例である。

もう一つが『アイ・スパイ』

『アイ・スパイ』の主人公たち

『アイ・スパイ』の主人公たち

『アイ・スパイ』(I SPY)は、1965年から1968年まで放映されたアメリカ合衆国のテレビドラマ。
二人の軽妙なトークが面白かった。
CIAのエージェントであるケリー・ロビンソン(ロバート・カルプ 吹替:田口計)とアレキサンダー・スコット(ビル・コスビー 吹替:小林昭二)が、プロ・テニス選手とそのトレーナーとして世界を転戦しながら、さまざまな任務を遂行する。
1965年9月15日から1968年4月15日まで、アメリカ合衆国NBC系で3シーズンにわたり、82話が放映された。日本(関東地区)では、第1シーズンが1966年にNETで、第2シーズンが『スパイ専科'70』のタイトルで1970年に日本テレビで、第3シーズンが1976年から1977年まで東京12チャンネルで放映された。

I Spy Theme Song

クーデターや麻薬ルート,墜落機の捜索や科学者の警護,二重スパイや某国の殺し屋との対決など「0011/ポレオン・ソロ」よりは少しシリアスですが軽快なスパイアクションでした。「0011/ナポレオン・ソロ」がスタジオ及び近辺ロケ撮影であるのに対し、「アイ・スパイ」では香港を中心とした東南アジア(日本も含む)、「スパイ専科'70」ではギリシャ,スペインなど地中海沿岸でのロケ撮影が番組にエキゾチックなムードを与えています。

珍しく西部劇とSFが合体したスパイ物だった『0088/ワイルド・ウエスト』

『0088/ワイルド・ウエスト』の主人公たち

『0088/ワイルド・ウエスト』の主人公たち

『0088/ワイルド・ウエスト』(原題:The Wild Wild West)は、1965年から1969年まで制作されたアメリカ合衆国のテレビドラマ。全4シーズン・104回。製作・放送はCBSテレビ。
西部劇をベースに、アクションやSF的要素を盛り込んだテレビドラマ。1999年にリメイク映画『ワイルド・ワイルド・ウエスト』が制作された。日本では第1シーズンは金曜8時枠の連続ドラマ(1965年12月10日から1966年3月11日まで)、のちフジテレビ系列月曜8時枠の連続ドラマ枠(1966年3月から6月まで)で『0088/ワイルド・ウエスト』というタイトルで放映された。
南北戦争後、グラント大統領の密命を受けたシークレットサービスの諜報員ジム・ウェスト(ロバート・コンラッド 吹替:第1シーズン:吉岡浩一朗、第2シーズン~:野沢那智)とアーティマス・ゴードン(ロス・マーティン 吹替:大塚周夫)がテロリストや国際陰謀団、マッドサイエンティストたちからアメリカ合衆国を守る物語である。ジムは銃と空手の名手で身体に隠し持ったナイフや小型銃など特殊な武器で危機をすり抜ける。ゴードンは変装の名人で毎回とんでもない扮装で登場する。彼らの住居兼移動本部がこれまた秘密兵器を満載した特殊列車であり、このへんが西部劇版007とも云われる所以である。
この番組には銀行強盗や賞金首のならず者など安っぽい犯罪者は登場しない。悪魔の発明品を持ったマッドサイエンティストから透明人間や幽霊や宇宙人(設定上ではあるが)まで出現し、四次元から復讐にやってきたり、タイムスリップもするのである。まさに奇想天外!!「0088/ワイルド・ウェスト」という邦題は8チャンネルのフジテレビで8時からの放送だったので0088とした。やはり、これも”007”がらみか?!

"The Wild Wild West" TV Intro

放送当時は子供だった?ので、その魅力がよく理解できなかったが、今、改めて観なおすと、オープニングから遊び要素が満載で、昔の劇場で上映された”連続活劇”のノリで危機また危機の連続で、とてもおもしろいと思う。
今、こういう奇想天外なヒーロー作品がないので、貴重なテレビ・シリーズだ。

『0011ナポレオン・ソロ』のスピンオフ作品だった『0022アンクルの女』!!

『0022アンクルの女』の主人公

『0022アンクルの女』の主人公

『0022アンクルの女』(ぜろぜろににあんくるのおんな、The Girl from U.N.C.L.E)は、アメリカABC ネットワークで、1966年から1967年にかけて、29話が制作・放送された、スパイ物のテレビドラマ。日本では、1967年に日本テレビ系列で放送された。
『0022アンクルの女』は、『0011ナポレオン・ソロ』のスピンオフ作品。国際機関アンクル(U.N.C.L.E.)ニューヨーク本部第2課の女性エージェントであるエイプリル・ダンサー(ステファニー・パワーズ 吹替:野際陽子)が、ロンドン支部から転任してきたマーク・スレート(ノエル・ハリソン 吹替:広川太一郎)とコンビを組んで、国際犯罪組織スラッシュの陰謀に立ち向かう物語。二人の上司は、『ナポレオン・ソロ』にも出てくるウェーバーリー課長だった。

The Girl From U.N.C.L.E

元のシリーズ『ナポレオン・ソロ』は、コミカルな作風が特長だったが、本作『アンクルの女』は、それがさらにエスカレートしている。『ナポレオン・ソロ』の人気に乗じて作られ、アメリカでは二番組が並行して放送されたが、ソロとイリヤを演じたロバート・ヴォーンとデヴィッド・マッカラムは、質の低下や視聴者に飽きられることを懸念して、制作に反対していたと言われる。彼らの心配どおり、『アンクルの女』は期待されたほどヒットせずに打ち切られたばかりか、本家の『ナポレオン・ソロ』も、間もなく視聴率の低下で後を追ってしまう結果となってしまった。
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