ファイブマン・番組の特徴
本作品の特徴として、
スーパー戦隊シリーズ初の兄妹同士による戦隊である。
メンバー全員が小学校の教師という設定である。これに伴って子ども絡みのストーリーも多く登場した。
男性用のVチェンジャーブレスと女性用のVチェンジャーコンパクトと、メンバーがそれぞれ異なった変身アイテムを用いる。追加メンバーや、18年後の『炎神戦隊ゴーオンジャー』のように基本メンバーでも加入が遅かったメンバーの変身アイテムが異なることはあるが、男女で異なった変身アイテムを使用しているのは2013年現在本作品が唯一。
敵キャラクターとして「悪の戦隊」とも言うべき「銀河戦隊ギンガマン」が登場した。
また、この番組では視聴率の低下などの諸問題に対応するため、パペットキャラクターの「5くん人形」の登場によって低年齢層へのアピールを試みたり、敵側のドラマの掘り下げを行うことでマニア層へアピールしたりといった工夫が見られました。
5人の兄弟先生
星川 学(ほしかわ がく) / ファイブレッド
27歳(1963年10月5日生まれ)。星川兄妹の長男(第1子)で、理科教師。
兄妹の父親代わりとして皆を支えてきたため、責任感が強くリーダーシップも抜群であり、他の兄弟や生徒からの信頼も厚い。しかし、幽霊だけは大の苦手。第32話では皆に誕生日を祝ってもらっている最中に、シュバリエとワニカエルギンの攻撃を受けて死亡してしまうが、数美の作戦で復活することができた。
剣道が得意で、子ども達にも教えている。
個人武器としてVソードを使う。
星川 健(ほしかわ けん) / ファイブブルー
25歳。星川兄妹の次男(第2子)で、体育教師。
ファイブマンのサブリーダー。人にも自分にも厳しい熱血漢であり、武器に頼るより肉体を駆使するべきという信念を持つが、その信念をあえて曲げたこともある。なおかつ短気な面もある。子どもに勇気を教えるため、変身せずに銀河闘士を倒したこともある。
スポーツ万能で特に柔道を得意とする。怪力が自慢で素早さにも対応。
個人武器はツインアレイ。
星川 数美(ほしかわ かずみ) / ファイブピンク
23歳。星川兄妹の長女(第3子)で、算数教師。
皆の母親代わりであり、学と同様、兄妹の保護者のような存在。そのことが不満を鬱積させ、危うく敵の罠にかかりかけたこともある。嫌いな動物はカメレオンで、見ると金縛りになってしまう程。頭の回転が速く、コンピュータのような冷静な判断力と分析力でリーダーの学をサポートする。
特技はフェンシング。個人武器はキューティーサークル。
星川 レミ(ほしかわ レミ) / ファイブイエロー
20歳。星川兄弟の次女(第4子)で、音楽教師。三男の文矢とは二卵性双生児である。
絶対音感を持ち、性格は明朗活発。兄妹の中では末っ子にあたるせいか、やや幼い面が多い。また、料理や掃除といった家事は全く出来ず、もっぱら数美やアーサーに任せている。カンフー術など足技を中心とした格闘技を非常に得意とする。文矢とともに写真でしか親の顔を知らないことにコンプレックスを抱えており、第31話ではタヌキツネギンが生み出した母親の幻に惑わされてしまった。
24話では敵であるバツラー兵339号を助け、彼に「バツラーの命も人間の命も同じよ」と言うなど、敵に対し親愛的な一面も見せた。
個人武器はメロディータクト。
星川 文矢(ほしかわ ふみや) / ファイブブラック
20歳。星川兄妹の三男(第5子)で、国語教師。
レミとは二卵性双生児。宇宙のあらゆる言語を理解できるほどの語学の天才。空手も得意にしているが、音痴なので人前では基本的に歌わない。双子の姉であるレミとのコンビネーションは抜群で、魂と肉体が交換されてしまったときはそのことを物ともせずに活躍する。また、偵察活動が得意。
個人武器はパワーカッター。
王道の巨大ロボ・ファイブロボ
星川兄弟の父親、星川博士が製作した惑星開発メカ・ファイブマシンを兄弟が戦闘用に改造した。
戦闘機スカイアルファー・重戦車キャリアベータ・軽戦車のランドガンマが合体して生まれる巨大ロボで、
19話から登場するスターファイブの兄ロボットでもある。
後に登場した「スターファイブ」と合体した「スーパーファイブロボ」も大変印象的なロボットでした。当時おもちゃを買ってもらったという方も多いのではないでしょうか。