2014年に公開された映画「太秦ライムライト」。京都・太秦(うずまさ)を舞台とした俳優たちの物語であり、福本さんはベテランの「斬られ役」俳優・香美山清一を熱演。この作品で自身初となる主演を務めました。同年開催されたカナダのファンタジア国際映画祭では、日本人初となる最優秀主演男優賞を受賞しています。
via www.amazon.co.jp
このように、映画・ドラマに欠かせない「脇役」としての役者人生を歩み続けてきた福本さん。一貫して主要キャストに花を添える「その他大勢」という立ち位置にこだわり、自身の著書でも「代表作なし」と記載するなど、その地味な仕事に確たるプライドを持っていたことを伺わせます。大部屋俳優、無名俳優の中には福本さんに憧れる役者も多く、後進から慕われていたと言います。そんな彼の功績は、これからも語り継がれていくに違いありません。ご冥福をお祈り申し上げます。
関連記事
【訃報】笑点で「チャラーン!こん平でーす!」の挨拶で人気を博した落語家・林家こん平さん死去。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
笑点における「1、2、3、チャラーン!こん平でーす!」の挨拶で親しまれた落語家・林家こん平(本名:笠井光男/かさい みつお)さんが17日、誤嚥性肺炎のため亡くなっていたことが明らかとなりました。
【訃報】細川たかし「北酒場」の作曲家・中村泰士さんと作詞家・なかにし礼さんが相次いで死去。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
作詞・作曲家の中村泰士さんが20日に81歳で亡くなり、「北酒場」で中村さんとタッグを組んだ作詞家・なかにし礼さんも23日に亡くなったことが明らかとなりました。
【追悼】2020年、惜しくもこの世を去った著名人を振り返る - Middle Edge(ミドルエッジ)
2020年、今年も昭和を代表する多くのスターがお亡くなりになりました。日本を代表するコメディアン・志村けんさんなど、今年亡くなった方々を振り返ります。