昔の名前覚えている?社名変更をした会社、集めました
2022年9月19日 更新

昔の名前覚えている?社名変更をした会社、集めました

会社名が変わる会社というのは珍しくないですよね。変わってすぐは違和感があるものの、数年経つと昔の名前が思い出せなくなることも多々あります。そんな会社の昔の名前を振り返ってみましょう。

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福武書店→ベネッセコーポレーション

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進研ゼミ、こどもちゃれんじやたまごクラブ、ひよこクラブなどでおなじみのベネッセコーポレーションは、以前は福武書店という名前でした。「そういえば!」と記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。

1955年に福武哲彦氏が福武書店を設立。最初は生徒手帳の制作などを行っていました。通信添削講座が始まるようになり、1973年に「進研ゼミ」に名称を統一。
1986年に創立者の福武哲彦さんが死去し、長男の福武総一郎さんが社長就任。その後、吸収合併され、二代目福武書店株式会社となります。

その後、1995年にベネッセコーポレーションに商号変更しました。子供のころ、進研ゼミをしていた時は福武書店だったのでなじみがあったのですが、今はすっかりベネッセが定着していますよね。

以前は文芸誌の出版や小説などの出版も行っていましたが、1990年代後半に完全撤退しました。

さらに、2009年に株式会社ベネッセホールディングスに商号変更。会社分割をし、子会社として新たにベネッセコーポレーションを設立しています。

東京総合信用→セコム

セコムは元々、1962年に飯田亮さんと戸田寿一さんが立ち上げた日本警備保障株式会社という会社でした。日本初の警護サービス会社なんですよ。

1964年には東京オリンピックの選手村の警護などを単独で行いました。1966年にはオンラインの安全システム「SPアラーム」を開発、販売しています。この時代にオンラインを導入していたなんてすごいですよね。

1973年には「セコム」をブランド名にしています。セコムというのは「セキュリティ・コミュニケーション」の略で造語です。1975年には世界初のコンピューター安全システム「コンピュータセキュリティシステム」を開発しています。

1977年に安全危機を自社開発するための会社セコム工業を設立。そして1983年に社名をセコム株式会社に変更しました。

安全システムといえば「セコム」というほど有名になったブランド名なので、ブランド名をそのまま社名にされたんですね。

東京総合信用→クォーク→セディナ

【CM】クオーク "みんな知ってる僕のこと篇"【2000年】

続いてはかつて存在した信販会社クオークについて見ていきます。現在の名前はセディナです。

1974年に東京総合信用株式会社を設立。「東総信」の愛称で親しまれていました。

1978年に 西日本総合信用株式会社を設立。1984年に 西日本総合信用株式会社が社名を日本総合信用株式会社に変更します。

その後、1999年に日本総合信用株式会社と東京総合信用株式会社が合併してクオークになりました。

このちょっと前に東京総合信用株式会社は「アクセントは頭につけるんだ!」「トウソウシン!」というCMをして社名を覚えたばかりだったので急な社名変更に驚いたのを覚えています。ですが数年経つと、以前の名前を忘れてしまうので不思議なものです。

2008年には三井住友カード、オーエムシーカード、セントラルファイナンスとの中間持ち株会社株式会社SMFGカード&クレジットを設立。その年に株式会社SMFGカード&クレジットの子会社になります。

2009年にはOMCカード存続のため、株式会社SMFGカード&クレジットをセントラルファイナンスとともに吸収され、株式会社セディナになりました。

小郡商事→ファーストリテイリング

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ユニクロやGUなどでおなじみのファーストリテイリングは元は小郡商事という会社でした。

1946年に柳井政雄さんが小郡商事を設立。1949年に正雄さんの弟である柳井等さんがメンズショップ小郡商事を創業します。

そして1984年に「ユニーク・クロージング・ウエアハウス」ユニクロ1号店をオープン。本社は山口県ですが、この1号店は広島県にあります。1985年にオープンした下関市にロードサイド型1号店が、現在のユニクロの原型と言われています。

そして1991年にファーストリテイリングに社名変更。1992年には全店を「ユニクロ」の名称に変更しました。

その後、都市型店舗の出店、海外進出と事業を拡大していくわけですね。2005年に会社分割により「株式会社ユニクロ」を設立し、完全子会社化しています。そして2006年にはジーユーブランドも誕生しました。

岡田屋→ジャスコ→イオン

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大手流通グループ、イオングループ親会社のイオン株式会社も社名変更をした会社です。

創業は1758年の「篠原屋」がルーツだというので歴史はかなり古いです。1926年に「株式会社岡田屋呉服店」を設立し、法人化、1959年には株式会社岡田屋に社名変更しています。

そして1969年に岡田屋と業務提携したフタギ・シロの3社でジャスコ株式会社を設立。「Japan United Stores COmpany」の頭文字で「ジャスコ」(JUSCO)となりました。

今はイオンの名前で親しまれていますが、昔はジャスコでしたよね。なんとなく、イオンの方がおしゃれなイメージがありますよね。

そして吸収合併や事業拡大を繰り返しながら発展していきます。

1989年にグループ名をジャスコグループからイオングループに変更しています。社名より先にグループ名がイオンになったんですね。

そして2001年にジャスコ株式会社からイオン株式会社に社名変更しました。

社名変更をした会社を見てきましたが、同じ会社でも社名によってだいぶイメージが違ってくるのではないでしょうか。やはり、名前も大事ですね。
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