2021年2月4日 更新
漫画家・諸星大二郎の画業50周年!記念展覧会『諸星大二郎展 異界への扉』が開催中!!
長野県岡谷市のイルフ童画館にて、「妖怪ハンター」「西遊妖猿伝」などで著名な漫画家・諸星大二郎の画業50周年を記念した展覧会『諸星大二郎展 異界への扉』が現在開催中です。
漫画家・諸星大二郎の画業50周年!記念展覧会『諸星大二郎展 異界への扉』が開催中!!
長野県岡谷市のイルフ童画館にて、「妖怪ハンター」「西遊妖猿伝」などで著名な漫画家・諸星大二郎の画業50周年を記念した展覧会『諸星大二郎展 異界への扉』が現在開催中です。開催期間は、展示替えを挟んで前期展示が2月16日まで、後期展示が2月18日から3月13日まで。
第一報はこちらです!
古史古伝を題材とした作品を得意とし、独創性の強い画風・世界観で人気を博す諸星。今回の『諸星大二郎展 異界への扉』では、50年に及ぶ漫画家生活で生み出されたおよそ230点の原画に加え、諸星作品の世界観の元となった美術作品・民俗資料も併せて展示。民俗学、中国の神話など、8章にジャンル分けされた展示となっており、それぞれの章で諸星作品独特の世界観を味わうことが出来ます。なお、この展覧会は全国5か所を巡回する計画で、イルフ童画館はその2か所目となっています。今後も各地を巡回する予定となっていますので、近隣で開催されるときはぜひ足を運んでみましょう!
「諸星大二郎展」に行く前に読んでおきたい!諸星大二郎の作品の数々!!
50年間の漫画家生活を通じて、多数の作品を世に送り出している諸星。ここでは、彼が執筆してきた中でも代表作と言える作品をいくつか軽く振り返っておきましょう。「諸星大二郎展」に足を運ぶ際の予習に最適!?
暗黒神話
まずご紹介するのは、1976年に週刊少年ジャンプで連載された「暗黒神話」。ヤマトタケルが転生した少年・山門武を主人公としたSF漫画であり、古代日本における神話、遺跡、呪術などを通じ、少年が辿る数奇な運命を描いた作品です。
妖怪ハンター
1974年に週刊少年ジャンプで掲載されたのを皮切りに、21世紀に入ってからも多数のエピソードが執筆されている「妖怪ハンター」。考古学者・稗田礼二郎が、日本各地の歴史や伝承の再検証を通じて、SF的な事件に遭遇していくという作品です。
マッドメン
1975年から月刊少年チャンピオンにて不定期連載された「マッドメン」。パプア・ニューギニアを舞台とした作品であり、近代化によって失われていく現地の神話や伝統を、日本神話と絡めて描いています。
西遊妖猿伝
1983年に月刊スーパーアクションで連載されたのを皮切りに、様々な雑誌で連載が展開されている「西遊妖猿伝」。中国の隋末~唐初の時代を舞台とし、孫悟空、玄奘らが天竺へと旅をするという「西遊記」をモチーフとした作品であるものの、史実とフィクションを織り交ぜ「西遊記」とは異なるストーリーが展開されています。
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