西武特急レッドアロー5000系の歴史
1969年(昭和44年)10月の西武秩父線の開業を控え、西武鉄道においては秩父方面への観光需要喚起を目して都心部と秩父方面を直結する有料特急の運行を計画した。こうして新製されたのが本系列であり、同年9月に第一陣となる5501・5503編成が竣功した。同年10月14日には西武秩父線が開業し、本系列は同日より運行を開始した特急「ちちぶ」に充当された。
なお、本系列の設計は日本国有鉄道(国鉄)の特急形車両の新製を数多く手掛け、かつ西武と主要機器の納入等で関係の深かった日立製作所の手によって行われた。
初代レッドアロー5000系はこの車輛です。
ひたすら秩父を目指した5000系
2017年5月時点での西武鉄道の特急は、すべて10000系で運行されており、運転区間は、定期運用は池袋ー西武秩父間の「ちちぶ」号、池袋ー飯能間の「むさし」号、西武新宿ー本川越間の「小江戸」号の3種類です。
また、西武鉄道は傘下にプロ野球球団の西武ライオンズを所有し、また西武遊園地などのレジャー施設も保有していることから、臨時の特急として、支線の西武遊園地駅に入線する運用など、臨時の運用もあります。
西武新宿線には、特急は当初は設定されていませんでしたが、1976年に西武新宿ー西武秩父間の特急が設定されたことから、その運用に5000系レッドアローが充当されることになり、名称を「おくちちぶ」号とされました。
しかし、5000系は、西武新宿線本川越ルートに入ることはなく、1993年に「小江戸」号が設定された際には、現在の10000系が投入されました。
なので、5000系は、ひたすら秩父を目指した電車だと言えます。
また、西武鉄道は傘下にプロ野球球団の西武ライオンズを所有し、また西武遊園地などのレジャー施設も保有していることから、臨時の特急として、支線の西武遊園地駅に入線する運用など、臨時の運用もあります。
西武新宿線には、特急は当初は設定されていませんでしたが、1976年に西武新宿ー西武秩父間の特急が設定されたことから、その運用に5000系レッドアローが充当されることになり、名称を「おくちちぶ」号とされました。
しかし、5000系は、西武新宿線本川越ルートに入ることはなく、1993年に「小江戸」号が設定された際には、現在の10000系が投入されました。
なので、5000系は、ひたすら秩父を目指した電車だと言えます。
秩父って何があるの?
秩父は、埼玉県西部にある都市です。セメントの生産が盛んで、秩父セメントという会社がありました。秩父セメントは、現在の太平洋セメントです。
セメントを輸送するための鉄道「秩父鉄道」もあります。
セメントを輸送するための鉄道「秩父鉄道」もあります。
via ja.wikipedia.org
秩父のお祭りといったら何といってもこれ「夜祭り」
●秩父夜祭(ちちぶよまつり)
秩父市の師走名物、秩父神社の例大祭「秩父夜祭」は、
京都祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭の1つに数えられています。
江戸時代の寛文年間(1661~72)には祭りが存在していたという記録があり、
300年余りの歴史があります。
江戸時代には祭りとともに秩父絹の市が立ち、秩父の経済を大いに潤したといわれ、
お蚕(かいこ)祭りとも呼ばれます。時は移り、今は絹市こそ立ちませんが、
秩父に住まう人々の1年の総決算としての変わりはありません。
「夜祭(よまつり)」「妙見(みょうけん)さま」などと呼ばれ親しまれてきました。
勇壮な屋台囃子を打ち鳴らし、まちなかを曳き回されるのが
笠鉾2基と屋台4基の山車(国重要有形民俗文化財)です。
屋台両袖に舞台を特設しての地芝居(秩父歌舞伎)や
地元の花柳一門と杵屋一門によるひき踊りは、
秩父神社神楽とともに「秩父祭りの屋台行事と神楽」として
国指定重要無形民俗文化財となっています。
via ja.wikipedia.org
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秩父は、東京都心から電車一本で行ける気軽な観光地ですが、道路は細い国道299号線しかありません。渋滞すると抜け道もありませんし、正丸峠という難所も存在します。
なので、西武秩父線は非常に重要な路線であることがわかります。
この「正丸峠」を西武鉄道が克服したことが、秩父の街の発展につながっているのでしょう。
なので、西武秩父線は非常に重要な路線であることがわかります。
この「正丸峠」を西武鉄道が克服したことが、秩父の街の発展につながっているのでしょう。
現在の主力車輛 西武特急10000系
2017年現在西武鉄道の特急運用を任されている10000系です。
この10000系、通産省のグッドデザイン賞を受賞したのですが、初代特急5000系が1970年に受賞した「鉄道友の会ブルーリボン賞」には選ばれませんでした。
鉄道好きにとって、この10000系、面白みがほとんどないのです。
ひたすらビジネスに特化したのかもしれません。通産省のお墨付きをいただいたくらいですから。
5000系が初代の個性的な頑固親父だとしたら、今の10000系は、お勉強のできる出来のいい、何をやってもそつなくできる優秀だが、堅物な子供みたいなイメージですね。
この10000系、通産省のグッドデザイン賞を受賞したのですが、初代特急5000系が1970年に受賞した「鉄道友の会ブルーリボン賞」には選ばれませんでした。
鉄道好きにとって、この10000系、面白みがほとんどないのです。
ひたすらビジネスに特化したのかもしれません。通産省のお墨付きをいただいたくらいですから。
5000系が初代の個性的な頑固親父だとしたら、今の10000系は、お勉強のできる出来のいい、何をやってもそつなくできる優秀だが、堅物な子供みたいなイメージですね。