モデルデビューは1歳!俳優デビューは6歳!
俳優デビューしたのは1988年。大河ドラマ「武田信玄」で信玄の孫武田信勝役で出演しました。6歳の時ですね。その後もちょこちょことドラマ出演しています。1994年には「花の乱」で再び大河ドラマに出演しました。
1990年には帝国劇場で行われているミュージカル「オリバー!」で2,792人の中から選ばれ主役に。8歳で舞台デビューしたのでした。帝国劇場で主演した最年少記録なんですよ。
「人間・失格〜たとえばぼくが死んだら」
名門男子校での壮絶なイジメや同性愛をえがいた問題作。TBSのドラマ「人間・失格~たとえば僕が死んだら」('94)の黒田勇樹演ずる武藤和彦。
— merci*olive @ 🇨🇦 (@cherryjam963) November 15, 2018
きっと黒田さんはこの役の印象が強烈過ぎて…。役ってこわいですね。
てかキムタク似だったんですよねこの頃は。#輝け魅惑の悪役感謝祭 pic.twitter.com/cGJkCmekz7
このドラマでは前半で市立中学校に転入してきた大場誠(堂本剛さん)へのいじめを描き、中盤で誠の死、そして父親(赤井英和さん)の復讐を描いています。
黒田さんはクラスメイトの武藤 和彦を演じています。武藤は医者の息子でクラスメイトの中でもかなり裕福な家庭で育ちました。家族から成績はトップを取るように言われているのですが誠と留加(堂本光一さん)にはかなわず3位でコンプレックスを抱いていました。
ヘアスタイルはボブで中世的な見た目で気弱な性格だったため、物語の序盤ではいじめられていました。誠にいじめられているところを助けられるのですがお金で誠と友達になろうとして拒否されます。
その後、いじめのターゲットが誠にうつると、逆にいじめる側に回ります。誠に対するコンプレックスで他の生徒ができないような残虐なことを行い、誠を屋上の屋根に追い詰め、結果的に転落死させてしまいます。それでも悪びれることなく自殺に仕立て上げるなど、いじめ側に回ってからの豹変ぶりはすごかったですね。
最後はいじめのリーダー格になるのですが精神的に追い詰められ、最終回では母親をカッターで切りつけるという凶行に及んでいました。
彼がその後どうなったのか気になりますね・・・。かわいい見た目とは裏腹にかなり印象的な役どころでした。黒田さんといえばこの作品、という人も多いでしょう。
「名探偵 明智小五郎」シリーズ
え?ミステリーチャンネル、『名探偵明智小五郎』やるの?明智先生が陣内孝則で、小林少年が黒田勇樹で、文代さんが森口瑤子の『名探偵明智小五郎』やるの? pic.twitter.com/UpqEYDWZ19
— ジュナコ@荒ぶる亀山薫強火担 (@su_juna) July 8, 2018
黒田さん演じる小林少年は、冒頭で乞食のような格好で必死で逃げていました。怪人二十面相に捕まったところ、明智に助けられます。去っていこうとする明智に「僕には帰る家がないんです」といい、明智は少年を連れて帰り、助手として手伝うことになります。
女装をして尾行するというシーンもありますよ。
その後、吸血カマキリ(95年)、暗黒星(96年)、吸血鬼(99年)と4作が制作されました。
この頃の黒田さんといえば中世的でかわいらしいフェミニンな雰囲気でしたが、本人はきれいな顔立ちにコンプレックスがあったそうです。見た目ばかり色々言われることが多かったのかもしれませんね。
「セカンド・チャンス」
「人間・失格」で共演した堂本剛さん、赤井英和さんと再共演です。堂本剛さんとは兄弟役だったので、え?いいの?大丈夫??と思ってしまいました。
「セカンド・チャンス」は田中美佐子さん演じるシングルマザーの藤井春子と、赤井さん演じるシングルファザーの野田勤の出会いから結婚までを描いたホームラブコメディ。
黒田さんは春子の次男、律を演じています。律は中学1年生で、春子の代わりに火事などをこなしていました。藤井家・野田家の中で一番女性らしい感じでしたね。
心優しい性格ですが、女々しいところもあり渡(剛さん)に指摘されていました。フェミニンな感じはありますが、心は女性という訳ではなく、クラスの女子からも人気がありました。
勤の娘、君子(宮城秋菜さん)が同じ学年でクラスに転入してくると親切に接して君子の心を開くきっかけにもなりました。
普段はやさしく女性的なところもありますが、自分が決めたことには頑固で男らしい一面もある少年の役でした。
兄の誠と弟ののんちゃんはは親を「春子」と読んでいましたが律だけが「春さん」と呼んでいたのもよかったです。
「ひとつ屋根の下2」
「ひとつ屋根の下」は四男二女のきょうだいの物語です。ただでさえ家族が多いですが、パート2では居候が2人増えます。
1人は松たか子さん演じる望月 実希で、もう1人が黒田さん演じる早川 真澄を演じています。東大を目指す浪人生役です。ここでも中性的な印象の役柄でした。小雪は最初外見や名前から女の子だと勘違いして「真澄ちゃん」と呼んでいました。見た目が中世的なだけでなく、おとなしい性格のため和也からはオカマ呼ばわりされることもありましたね。
ひとつ屋根の下に暮らしていましたが、もう1人の居候の松たか子さん演じる望月 実希ほどストーリーに絡むことはありませんでしたが、物語に花を添えるキャストだったのではないかと思います。
現在は何をしている?
そして2010年に俳優業を引退し、“ハイパーメディアフリーター”となり、メールマガジン配信やネット配信番組をしつつ、アルバイトもしていました。しばらくは俳優業を休んでいましたが、2014年に演出家のIKKANさんに誘われ舞台復帰。演劇賞を受賞し、2年間で20本もの舞台に出演します。
さらにTOKYOMXで放送されたドラマ「妖ばなし」では出演だけでなく、監督、脚本なども担当し活躍されています。
これからの黒田さんの活躍も楽しみですね。