不良も好青年役も熱演した萩原聖人さん、現在はプロ雀士？

俳優デビューまで

萩原聖人さんは幼い頃に両親が離婚され、父親と暮らしていました。ですが父親が他界したため、茅ケ崎の父方の祖父母の家で暮らしていました。中学卒業後は上京し定時制高校に通っていたのですが1週間で中退しました。

その後、アメリカに行き、ニューヨークで映画を見ました。その時の観客の様子に感銘を受けて役者の仕事に興味を持つようになったそうです。役者を見て、ではなく観客を見てというのが珍しい気がします。

その後、日本に帰り母親の経営するバーを手伝っていました。その時に「あぶない刑事」のスタッフがお客として来ていて、スカウトされました。役者に興味を持っていた矢先のスカウトだったんですね。

そして1987年。16歳の時に「あぶない刑事」の「迷路」という回で置き引き少年役でデビューしました。デビューしてしばらくはモブ役が多かったです。

「はいすくーる落書き2」で注目を集める

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いくつかのドラマに出演したのち「はいすくーる落書2」の生徒役として出演しました。

「はいすくーる落書」は現役の高校教師、多賀たかこさんの同名エッセイを元にした作品。舞台になっている高校なども違うので名前だけ借りた別の作品ととらえる人も多いです。

斉藤由貴さん演じる新米教師・諏訪いづみが不良ばかりいる工業高校に赴任し、徐々に生徒たちと信頼関係を気付いていくという物語。一作目がヒットしたため翌年に「２」が制作されました。

人気の作品でしたが「工業高校のイメージが悪くなる」という苦情も殺到していて。「２」は急遽普通高校に作り替えられました。

パート2とはいっても前の作品の続編ではなく、役名なども異なっていてどちらかというとリメイク作品という感じでした。

パート１もパート2も非常に人気だったのですが、パート1が一度再放送されたのみでそれ以降再放送もソフト化もされていません。

ちなみにこのドラマの主題歌はTHE BLUE HEARTSの「情熱の薔薇」なのですが、萩原さんはTHE BLUE HEARTSの大ファンでメンバーと対談したこともあり、それ以降交流があるんですよ。

この作品が人気だったことも受けその後「学校へ行こう! LET'S GO TO SCHOOL」、「先生のおきにいり！」という学園ドラマにも出演しました。

「白鳥麗子でございます！」では好青年役

白鳥麗子でございますがYouTubeに上がってて初めて観てる。面白い。松雪泰子のやつ。若い頃の萩原聖人がどタイプすぎる。 pic.twitter.com/IhlnzxmMx5
— ひで (@kirinsandayo22) September 14, 2018

1993年1月にはボクたちのドラマシリーズ内の「白鳥麗子でございます！」で主人公の相手役である秋本哲也を演じています。「白鳥麗子でございます！」は何度か映像化されていますが、松雪泰子さん、萩原聖人の今作が一番好きという人も多いですね。主人公・麗子に恋をされる大学生役でした。同じ哲也役でも原作やそれぞれのドラマで感じが違いましたが萩原さんの哲也はさわやかだったなという印象があります。

この作品は人気のため、同じ年の10月に第二シーズンが放送されたのですが、萩原さんは第二シーズンには出演していません。

「夏子の酒」で和久井映見さんと共演

迫り来る台風から希望の星”龍錦”を守るため龍錦の田んぼに向かう夏子と草壁。そこにはあれだけ夏子の夢を嘲笑してきた冴子さんが。3人の暴風暴雨の中の必死の作業で龍錦が無事守られた涙腺崩壊シーン#和久井映見 #萩原聖人 #松下由樹

夏子の酒
第7話『心が結ばれた!』
1994年2月23日放映 pic.twitter.com/3MYKezA6Qw
— めがねのあぶデカロケ地bot (@eachtime1208) October 3, 2020

1994年には「夏子の酒」で主人公の相手役を演じています。主人公はのちに結婚することになる和久井映見さん。このドラマがきっかけだったようですね。

「夏子の酒」は1988年から1991年までモーニングに連載されていた人気漫画です。和久井さん演じる主人公の夏子は実家が造り酒屋。ですが実家を継ぐ気はなく、東京で働いていました。実家は兄が継ぐ予定だったのですが、病に倒れ亡くなってしまったため、夏子が後継ぎになるべく実家に戻ります。米作り農業などをテーマにしたドラマで、酒造りに奮闘する夏子の姿が絵がかれています。

萩原さんは夏子の実家の佐伯酒造の従業員でのちに夏子と結婚することになります。

それが実際にも結婚することになるのですからすごいですよね。1995年に結婚されたのですが、2003年に離婚しています。

「若者のすべて」で主演！

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同じ1994年には「若者のすべて」で主演を務めました。こちらは木村拓哉さんとダブル主演でした。

萩原さんは、両親を亡くし、両親が残してくれた自動車修理工場を営む22歳の男性の役でした。ですが、工場の経営はうまくいっていません。しかも妹は両親が亡くなったショックで心を閉ざしています。

他にもそれぞれ色々なものを抱えた22歳の若者たちの話です。当時若い世代に絶大な人気を誇ったドラマです。主題歌はMr.Childrenの「Tomorrow never knows」でした。

その後も「キャンパスノート」、「それが答えだ!」、「愛、ときどき嘘」など様々なドラマに出演しています。「愛、ときどき嘘」は「白鳥麗子でございます！」でも共演した松雪泰子と共演しています。前作はコメディでしたがこちらはシリアスなドラマです。

現在はプロ雀士の一面も！

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萩原さんはその後も数々のドラマ作品に出演し、現在もドラマに出演されています。

一方、昔から麻雀がお好きだった萩原さん。モンド21麻雀プロリーグというリーグで優勝した経験もあるんですよ。

さらに麻雀をテーマにしたアニメ「闘牌伝説アカギ〜闇に舞い降りた天才〜」では主人公の声を担当したり、芸能界麻雀最強位決定戦「THEわれめDEポン」に出演するなど麻雀関連の仕事もどんどん増えていくんです。

2018年7月21日に日本プロ麻雀連盟に入会。それ以降はプロ雀士という肩書も持っているんですよ。芸能界でも麻雀界でもこれからも活躍してほしいですね。