「鬼の手」を持つ地獄先生ぬ〜べ〜。アニメのあらすじと「鬼の手」とは？』

地獄先生ぬ〜べ〜って、どんなアニメなの？

「地獄先生ぬ〜べ〜」は、週刊少年ジャンプで連載漫画として掲載され、その後1996年〜1997年の1年3ヶ月に渡って、アニメとして放送されました。

当時は学校の先生が自身の左手に宿る「鬼の手」を使って、悪霊や妖怪を倒し、生徒たちを救っていくという内容のアニメで、ホラーや都市伝説、ラブコメディや教育などのジャンルを幅広く盛り込んでいたので、とても人気があったアニメです。

では、その「地獄先生ぬ〜べ〜」とはどんなアニメだったでしょうか？
そして、地獄先生の左の手に宿る「鬼の手」とは、いったい何なのでしょうか？

今回は「地獄先生ぬ〜べ〜」のアニメのあらすじや、ぬ〜べ〜の左手の「鬼の手」について、ご紹介します！

「地獄先生ぬ〜べ〜」のあらすじとは？

童守小学校の5年3組に新しい教師が転任してきました。彼は「鵺野鳴介」、通称ぬ〜べ〜と呼ばれています。

普段はおっちょこちょいでドジなところがあり、一見頼りないように見えますが、実はぬ〜べ〜は日本でただ1人の霊能力教師なのです。

そして、ぬ〜べ〜の左手はいつも黒い手袋をはめていますが、その黒い手袋の下にある「鬼の手」が、霊能力教師としての武器なのです。

「地獄先生ぬ〜べ〜」のストーリーは、ぬ〜べ〜自身が担任をする童守小学校の5年3組の生徒たちに起こる怪現象を、生徒たちと協力しながら解決してきます。

その怪現象とは、学校によくある都市伝説である「トイレの花子さん」や「学園七不思議」、学校で起ったり、生徒自身が巻き込まれてしまったりする怪現象です。

また、雪女や妖狐、カッパなどの妖怪が登場し、撃退されてしまう妖怪や、妖怪によっては最終的に仲間になったりします。そして、ぬ〜べ〜は雪女のゆきめと恋をしたりしますし、妖狐の玉藻京介が教育実習生となり、童守小学校へ実習に来て、ぬ〜べ〜と戦うことになるのです。

ストーリーでは、ぬ〜べ〜と一緒に悪霊や妖怪退治を協力する特別な生徒たちが登場します。その生徒たちは、立野広、稲葉郷子、細川美樹、木村克也、栗田まことの5人です。この5人の生徒たちは、ぬ〜べ〜のアシスト的な役目をしますし、また、生徒自身が怪現象に巻き込まれてしまいます。

そして、最終回では、生徒の稲葉郷子が「まくらがえし」という妖怪にパラレルワールドに送られてしまい、そのパラレルワールドのぬ〜べ〜と共に枕返しを撃退し、無事元の世界に戻ってくるというストーリーでした。

「地獄先生ぬ〜べ〜」は、ドジでおっちょこちょいな教師が、いざという時にはとても強くて正義感あふれる霊能力教師となり、小学校の生徒たちを襲う悪霊や妖怪を撃退していくというストーリーのアニメなのです。

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「地獄先生ぬ〜べ〜」の登場人物とは？

「地獄先生ぬ〜べ〜」の登場人物には、先ほどのあらすじで触れた登場人物がこのアニメで重要な役割を担っています。

ここでは、先ほどの登場人物について、詳しくご紹介していきます。

まず、主人公である「鵺野鳴介」です。

童守小学校5年3組の担任をしている教師で年齢は25歳です。
そして、趣味は児童とパチンコで、嫌いなものは児童を傷つける悪霊です。日本ではたった1人の霊能力教師で、左の手に宿る「鬼の手」を使って悪霊や妖怪を退治しています。また、悪霊や妖怪と戦うために、鬼の手だけでなく白衣観音経や水晶、念珠を持ち歩いています。
責任感が強く、奉仕や慈悲の心を大事にしていて正義感の強いぬ〜べ〜ですが、ドジで間抜けでスケベな一面があります。しかし、人柄が良いため、みんなから親しまれている先生です。

「立野広」くんは、ぬ〜べ〜が担任をする5年3組の生徒で、サッカーが大好きで明るく活発な男の子です。また、ムードメーカーでもあり、正義感が強く優しい性格の持ち主です。ぬ〜べ〜が転任してきた当初、広くんは悪霊に憑かれてしまい荒れていました。それをぬ〜べ〜が救った事でそれ以降はぬ〜べ〜が悪霊や妖怪と戦う時にアシストしています。

「稲葉郷子」ちゃんは、広くんと同じく5年3組の生徒です。そして、広くんのガールフレンドでもあります。オレンジの髪のツインテールがトレードマークの女の子で、活発で優しい性格をしています。ぬ〜べ〜とは、童守小学校に赴任する前からの知り合いで、小さな頃にぬ〜べ〜がら狐憑きを治してももらったことがあります。そして、生徒の中では1番霊感が強いため、悪霊や妖怪たちからたくさんの被害を受けています。

「細川美樹」ちゃんは5年3組の生徒です。小学生なのに、大人のようなプロポーションを持った女の子で、噂話や占いが大好きな上、イタズラ癖が強く思った事をすぐ口に出してしまいます。郷子ちゃんとは親友です。妖怪や心霊関係の知識がとても豊富で、そのためか怪しげな心霊実験をしては、よくトラブルを巻き起こします。そして、その心霊実験で、幽体離脱の実験をした時に首がろくろ首になるという特技を身につけました。

「木村克也」くんは、同じく5年3組の生徒です。長身の男の子で、いつも帽子をかぶっています。広くんとはよく遊ぶ友達です。アニメが始まった当初は、不良みたいな行為に憧れてクラスに馴染めず浮いていましたが、みんなとの学校生活で段々と素直になっていき、最終的に正義感の強い男の子になりました。美樹ちゃんが好きで、最終的には、美樹ちゃんと付き合うようになります。

「栗田まこと」くんも、同じ5年3組の生徒です。5年生にしては背が低く童顔なため、よく小学校低学年の生徒に間違われてしまう男の子です。特撮ヒーローが大好きで、小動物が好きな優しい子なのですが、臆病な割には正義感がとても強い子で、ぬ〜べ〜や友達をアシストしています。

このように、「地獄先生ぬ〜べ〜」の重要な登場人物たちは子供が多いのですが、みんな優しいく正義感が強いので、悪霊や妖怪退治をするぬ〜べ〜のアシストを大人顔負けにこなしてしまうのです。

「地獄先生ぬ〜べ〜」でぬ〜べ〜と戦った妖怪や悪霊たち

「地獄先生ぬ〜べ〜」では、ぬ〜べ〜が生徒を守るべく戦った悪霊や妖怪がいます。

その悪霊や妖怪とは、都市伝説に出てくるようなトイレの花子さんや、悪鬼、悪霊そのものなどがいます。また、妖怪ではとてもメジャーな河童や枕返し、そして、UFOとも遭遇しているのです。

しかし、ここでご紹介すべきは、妖狐の「玉藻京介」と雪女の「ゆきめ」の2人です。この2人は、ぬ〜べ〜と最も接点があり、悪霊や妖怪がただただ怖い存在だけではないという事を知ることができた妖怪なのです。

妖狐の「玉藻京介」は400歳の妖狐で、妖狐の中では最高位の狐です。そして、ぬ〜べ〜とは互角に渡り合えるくらいの力を持っています。

ぬ〜べ〜と戦うことになった理由は、玉藻は人間に化けるという「人化の術」を完成させるために、自分の最も理想とするドクロを手に入れるために人間界に現れたということでした。

美術の教育実習生として童守小学校に潜入した玉藻は、自分の最も理想とするドクロを見つけました。それが、広くんでした。玉藻は密かに広くんを狙おうとしましたが、ぬ〜べ〜に正体を知られてしまい、ぬ〜べ〜と戦います。しかし、ぬ〜べ〜との戦いに敗北し、それ以来、ぬ〜べ〜の霊力の特性に興味を抱くようになり、敵同士という関係から、ライバルであり、時には仲間と関係が変わっていったのです。

それから、妖怪でおなじみの雪女の「ゆきめ」は岩手県出身の16歳です。元々は雪女らしく冷たい心の持ち主で、5歳の頃に猟師に撃ち殺されそうになった所をぬ〜べ〜が助けて以来、雪女の掟によって「好きになった男を凍らせて自分の傍に置く」事を実行するために、ぬ〜べ〜の元へやってきました。しかし、その願いが叶わなかったゆきめは、生徒たちを襲って凍らせようとしますが、ぬ〜べ〜に阻止され、それ以来、ぬ〜べ〜の側へいるために人間界に居座ったのです。

最終的にぬ〜べ〜と結婚しますが、それまでには、雪女としての掟を破った罪で山を追われたり、山神に妖力を取られ雪の結晶にされ、一旦は死んでしまったりします。しかし、その後に生き返り、ぬ〜べ〜の尽力と愛で復活を遂げたのでした。

このように、最初は敵同士だった妖怪でもライバルになったり恋人になったりするので、悪霊や妖怪が怖いだけではなく、心温まるようなストーリーも見ものなのです。

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ぬ〜べ〜の「鬼の手」とは？

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ぬ〜べ〜には、霊能力教師として武器にしている左手があります。それは「鬼の手」と言い、本当に鬼の手をしています。

普段は黒い手袋をして隠している「鬼の手」ですが、そもそも、「鬼の手」とは一体何で、なぜ人間の手が鬼の手になってしまったのでしょうか？
そして、悪霊や妖怪退治の時に、鬼の手でできる事にはどんな事があるのでしょうか？

ここでは、ぬ〜べ〜の左手に宿る「鬼の手」についてご紹介します。

・そもそも、なぜぬ〜べ〜の左手は「鬼の手」になってしまったの？

ぬ〜べ〜は、いつも左手に黒い手袋をはめていて、どんな時も外すことがありません。しかし、その手袋の下には、「鬼の手」が隠されています。

では、なぜぬ〜べ〜の左手は「鬼の手」になってしまったのでしょうか？

ぬ〜べ〜は幼い頃より霊感の強い少年で、その力のせいでみんなからいじめられたり、いつも悪霊からの霊障を受けていました。そして、ぬ〜べ〜のそんな辛い幼少時代を救ってくれたのが当時通っていた小学校の担任の先生である美奈子先生でした。

美奈子先生もとても強い霊力の持ち主で、ぬ〜べ〜の霊障を鎮めてくれたり、いじめから守るなど、ぬ〜べ〜にとってはお母さん的な存在でした。

ある時、ぬ〜べ〜は凶悪な「覇鬼」という鬼に取り憑かれてしまいます。そして、美奈子先生は鬼に取り憑かれたぬ〜べ〜を自分の命と引き換えに救ったのですが、ぬ〜べ〜を鬼から救うには美奈子先生の力でも難しいものがありました。

美奈子先生はその鬼を退治する際に、自分の魂の一部をその鬼に食わせることでぬ〜べ〜からその鬼を引き離すことができました。
そして、美奈子先生は魂の一部を鬼に乗っ取られながらも意識を保ち、幽霊になりながらもぬ〜べ〜を影から支えてきたのです。

やがて、ぬ〜べ〜は教師となり童守小学校に転任しますが、その時に美奈子先生の一部を乗っ取っている覇鬼を一時的に生徒に取り憑かせ、そして、その生徒から覇鬼の力を抑制し、幽霊の美奈子先生と協力して覇鬼を自分の左手に封印したのです。

それから、美奈子先生はぬ〜べ〜に封印している覇鬼を内側から抑制して、ぬ〜べ〜の悪霊や妖怪との戦いに尽力しています。

しかし、ぬ〜べ〜の左手は鬼が憑いている状態になっていて普段は封印しているため、普通の人には左手は見えません。そのため、黒い手袋をはめています。
そして、戦う時に覇鬼の封印を一時的に解くことによって鬼の手が現れるのです。

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「鬼の手」でできる事とは？

ぬ〜べ〜が霊能力教師として悪霊や妖怪と戦う時には、左手の覇鬼の封印を一時的に解き、戦うためにその鬼の力を使用します。
では、鬼の手の力でできる事とはどの様な事なのでしょうか？

基本的に鬼の手は実体の無いものなので、実体のない悪霊や、妖怪でも実態が無ければ攻撃することができます。

それから、鬼の手は、鬼の妖力の解放度によって、その姿が変化します。
普段は手なのですが、通常時でも手を長く伸ばすことができます。そして、妖力を10％開放した時は剣の様に変化し、妖力が30％解放時が鎖のついた斧様な形に、50％でトゲのついた網の様な形になります。

また、ぬ〜べ〜が戦うときに憎しみを持って戦った場合、鬼の細胞が全身に回り、ぬ〜べ〜自身が化物の様な姿に変貌してしまいます。

ぬ〜べ〜が鬼の手を開放した時、鬼の手でできる事は、先ほどお話ししたように実体のない霊体へ攻撃することができますが、その他には他人の頭に鬼の手を入れることで、頭の中の思考に触れたり、思考が止まっている霊と話をすることができます。

また、強制的に霊を成仏させることができたり、幽体を体から引き離すことができます。それから、妖気を吸引したり、妖気を切り裂くことで取り憑かれている人を正気にさせたり、鬼の手から霊力を放つこともできるのです。

このように、鬼の手はぬ〜べ〜が悪霊や妖怪と戦う上でとても強力な武器になりますが、使い方によってはぬ〜べ〜自身を窮地に追いやってしまう可能性のある、とても危険な武器なのです。

「地獄先生ぬ〜べ〜」を観てみよう！

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週刊少年ジャンプからの連載マンガからアニメとして放送された「地獄先生ぬ〜べ〜」。当時は鬼の手を持つ教師が悪霊や妖怪と戦うという変わった内容のアニメだったため、とても人気が出たアニメでした。

そして、「地獄先生ぬ〜べ〜」が終了した後も、しばらくしてまたパワーアップした「地獄先生ぬ〜べ〜NEO」というアニメがあったり、実写版も放送されました。

一見頼りなく見える小学校教師のぬ〜べ〜ですが、生徒に対する熱血感と正義感が半端ないうえに、霊能力教師としてはとても頼りがいがあります。

そんなみんなに慕われるぬ〜べ〜のアニメ「地獄先生ぬ〜べ〜」をぜひ観てくださいね。