『刑事物語』(けいじものがたり)は、1982年から1987年までに全5作が公開された日本映画のシリーズ。原作、脚本(第4作を除く)、主演に武田鉄矢(ただし原作と脚本はペンネームである片山蒼名義)。
武田鉄矢の演じる片山刑事が主人公である。長髪・胴長短足にくたびれたジャケットと膝の抜けたズボンで、一見刑事には見えない。拳法「蟷螂拳」の達人である。普段は冴えないが、正義感に溢れており一旦暴れ始めるとやり過ぎてしまい、それが原因で左遷となり日本各地を異動することになる。毎回、赴任先で美しいマドンナに恋をし助けるのだが、最後には失恋して、一人淋しくその土地を去ってゆく物語である。
刑事物語 (1982年公開)
博多。組織売春のガサ入れが失敗し、刑事の片山元(武田鉄矢)は、沼津署へ転属させられてしまう。知り合った聾唖のトルコ嬢・久子の身柄を引き受け、彼は一緒に静岡へ。鈍臭そうな外見、優しい性格とは裏腹に、片山は蟷螂拳の使い手だった。沼津署の威信を回復するため、彼は女性連続殺人の捜査に参加するが……。
刑事物語 (1982) - 劇場予告編 - YouTube
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記念すべき第1作。
樹木希林、西田敏行、高倉健、田中邦衛と大スターが出演していた。
ヒロインの女性はこの作品で引退してしまったため、他に見ることができないのが非常に残念。
武田鉄矢の鍛え上げられた体は必見!!
樹木希林、西田敏行、高倉健、田中邦衛と大スターが出演していた。
ヒロインの女性はこの作品で引退してしまったため、他に見ることができないのが非常に残念。
武田鉄矢の鍛え上げられた体は必見!!
刑事物語2 りんごの詩 (1983年公開)
弘前署の刑事・片山は、2年前に札幌で起きた現金輸送車襲撃事件の手掛かりであるりんごの種を調べることに。早速りんご試験場に種の栽培を依頼した片山は、所員の忍と恋に落ちるのだが…。
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タモリの映画初出演作でもある。
ヒロインの忍を演じた女優さんは、未来貴子と改名して現在も活躍中。
ハンガーヌンチャクのシーンで2階から投げられたハンガーがプラスティックで
「木のやつぅぅぅー。」
と叫ぶ名シーンが好きでした。
ヒロインの忍を演じた女優さんは、未来貴子と改名して現在も活躍中。
ハンガーヌンチャクのシーンで2階から投げられたハンガーがプラスティックで
「木のやつぅぅぅー。」
と叫ぶ名シーンが好きでした。
刑事物語3 潮騒の詩 (1984年公開)
蟷螂拳の使い手である刑事片山が勤めているのは、長崎県の五島列島にある五島中央警察署。ある日、隣町出身の元会社社長が、東京で人殺しを犯し、母親や昔の恋人がいる五島に帰ってくるかもしれないと、警視庁から刑事がやってくる。片山はその刑事たちと行動をともにし、ひょんなことから旅館を営む元恋人の松村清子と、その娘の海子を手伝うことになる。
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ヒロインは、沢口靖子。
これがデビュー作で、挿入歌「潮騒の詩」も歌っている。
その母親役が星由里子。こんな美人親子が五島列島の田舎町にいたら大騒ぎになるに決まっている。
暴力団が差向けた殺し屋「ホッケー仮面」との対決が必見。
これがデビュー作で、挿入歌「潮騒の詩」も歌っている。
その母親役が星由里子。こんな美人親子が五島列島の田舎町にいたら大騒ぎになるに決まっている。
暴力団が差向けた殺し屋「ホッケー仮面」との対決が必見。
刑事物語 くろしおの詩 (1985年公開)
高知を舞台に、ふとしたことからヤクザに転身した刑事の活躍を描く「刑事物語」シリーズ第4作。高知中央署の刑事、片山元は列車による犯人の護送中、腹痛で苦しむ若い女性と出会う。一見して身重と分かる体に陣痛が始まったかと、犯人のことも忘れて大あわて。彼女はただの食べすぎと判明した時には、犯人の入っているはずのトイレの中はもぬけのからだった。犯人は捕まったが、この事件がキッカケで片山は免職となってしまう。気おちして、中央署署長、植田に紹介された職安に出かける片山。職安の所長、吉田茂はキャバレーの従業員の仕事をすすめる。片山には知らされていないが実はこれは全ておとり捜査のために植田が仕組んだことだった。