すずの担任教師で、出生名は「倉田智之」。小学生の頃、父親が事業失敗を苦にして妻(智之の母親)を殺害の末に逮捕された為、親戚をたらい回しの末、片島家の養子となり改姓したという過去を持つ。
不幸な境遇や美術的才能などの共通点からすずにシンパシーを感じ、何かと力になる。
黒崎 和彦
天涯孤独な生い立ちを持つ天才外科医。人体実験まがいの違法手術や法外な謝礼要求などが原因で、過去に医師免許を剥奪されている。
ニヒリストを気取り、他者の慈悲や信仰に救いを求めようとする人間を徹底的に蔑視しているが、裏返せばそれは人間個々が本来持ち合わせる可能性の素晴らしさを強く信じているためであり、闇医療で稼いだ金を自らの育った児童養護施設に寄付するなど優しい一面もある。
母・陽子
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悟志とはかつて恋人同士だったが、DVを受けるようになったことから、妊娠を告げずに逃亡。別の男性との結婚、23歳頃、すずの出産を経て、悟志と再婚。悟志の元を去った罪滅ぼしから昼夜を問わず働き詰めた末、重度の心臓病を患う。
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経済的な理由に加え、ボンベイプラスと呼ばれる特殊血液型であることから手術に踏み切れずにいた。すずや悟志に対しての愛情は深いものの、真実を告げるのを先延ばししていた為、両者の仲をより険悪な関係にしてしまってもいた。
養父、悟志
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戸籍上ではすずの養父だが、実は血の繋がった父親。美術的才能を持つが、その類稀な才能を怖れた画壇の陰謀によって画家の道を閉ざされて以来、粗暴かつ狡猾な性格に変貌し、飲んだくれの日々を送るようになる。
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すずを敵視し、彼女に執拗な虐待を行っていたため互いに犬猿の仲であり、別居してからも敵対関係は続いていたが、今際の陽子から真意を聞き改心。
牧村 晴海
修学館高等部の特待生でボクサー志望の少年。すずの最大の理解者でもある。幼少時に町工場の経営者だった両親が一条家に追い詰められ、目の前で焼身自殺した(この件に関しては、のちに真実が判明する)ショックで、記憶の一部が消失。
絵里花から片想いされた事を復讐に利用しようと婚約を交わしたこともあったが、すずへの想いから破棄。