肝油って?
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肝油(かんゆ)は、タラやサメ、エイの肝臓に含まれる液体、およびそれから抽出した脂肪分。サメやエイなどの軟骨魚類は浮き袋を持たないため、海水より比重の軽い油を肝臓に蓄え、浮力を得ている。
肝臓に含まれる液体とか言われましても、子供どころか大人でもいまいちピンとこない感じがしますが、この絶妙な歯ごたえ、甘さ、そして一日に一粒だけというこの勿体つけたレア感は、少年少女のハートを鷲づかみにしたに違いありません。
どういう目的で?
戦後の日本は、食料が不足し食生活は豊かなものではありませんでした。その頃の食事では、栄養も偏り不足していたと思われます。こういった背景のもと、ビタミンAとビタミンDを豊富に含む「肝油」のドロップが登場し、国民の間で爆発的に普及しました。肝油ドロップは学校給食の栄養補助として幼稚園や学校などで積極的に配布され、多くの子どもたちの健康を支えたのです。
元々は栄養不足を補うものだったのですね。
幼稚園や小学校で配布されていたというのも頷けます。
幼稚園や小学校で配布されていたというのも頷けます。
栄養素
主な成分にビタミンA、ビタミンD、スクアレン(スクワレン)、アルキルグリセロール類、脂肪酸[2]があり、医薬品やサプリメントとして用いられる。
やはりピンときませんが、私が子供の頃に持ってた知識としては「とても栄養がある」ということと「食べ過ぎるとやばい」ということで、「食べ過ぎるとどうなんだろう?」という疑問が常にあったように記憶しています。
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肝油誕生史
日本では、明治17年(1884年)に初めて国産肝油Cod Liver Oilが伊藤千太郎商会(現在のワカサ)より発売された。この当時、肝油精製は完全な精製でなく肝油独特の臭気が残り、現在の様な甘味も含まれて無い液体薬品であった。
なんと、甘く美味しいと思っていた肝油が、元々は独特の臭気があったようですね。
しかも甘味がないとか、お子様には大変に不評だったのではないでしょうか。
個人的にはどんな味かちょっと気になりますが。
しかも甘味がないとか、お子様には大変に不評だったのではないでしょうか。
個人的にはどんな味かちょっと気になりますが。
その後、1911年(明治44年)に、現在の河合製薬が成分を長期に安定化する技術を開発、ドロップ化に成功した。本来は液体のまま服用するが、ドロップに甘みをつけたことから爆発的に普及し、肝油=ドロップのイメージが固定化した。太平洋戦争後には、学校給食などの栄養補助として用いられた。
医薬品
医薬品の主な効能はとり目・くる病の予防、目の乾燥感の解消などがあげられる。
用法・用量を誤って服用した場合、ビタミンAの過剰摂取により急性中毒や慢性中毒を引き起こす可能性がある。この他に、下痢、腹痛、嘔吐、皮膚のかゆみなどが発症する場合があるが、一時的なもので自然に治る。
さすがは医薬品、やはり食べすぎはヤバいようですね。
私も小学生時代、夏休みのとき親に一缶買ってもらったことがありまして、「憧れの肝油がいつでも好きなだけ食べれる!うっひょー!」と大いに興奮したのを覚えていますが、実際たくさんあると一粒のありがたみが薄くなりまして、「一日一粒ってのは大事なんだな…」と子供心に学習した夏の日の出来事でありましたとさ。
私も小学生時代、夏休みのとき親に一缶買ってもらったことがありまして、「憧れの肝油がいつでも好きなだけ食べれる!うっひょー!」と大いに興奮したのを覚えていますが、実際たくさんあると一粒のありがたみが薄くなりまして、「一日一粒ってのは大事なんだな…」と子供心に学習した夏の日の出来事でありましたとさ。
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私の場合は小学校の給食ときに配られていました。