2021年12月28日 更新
昔は芸能人の住所が公開されてたから?何者かに部屋へ侵入されたアイドルや女優たち
個人情報の保護が叫ばれる昨今。その一方、昭和の頃は芸能人の住所が雑誌に公開されるなど、おおらかな時代でありました。この記事では、何者かに部屋へ侵入されるなどの事件に巻き込まれたアイドルや女優たちについて、何人かピックアップしてご紹介したいと思います。
侵入者に対して、勇敢にも包丁を握り防御に徹した岡田でしたが、相手はその後逃走し、岡田自身手に怪我を負う被害を負いました。なお、監禁中に岡田は暴行などは一切されていなかったものの、事件のショックからの立ち直りに数か月を要したそうです。犯人はいまだに不明で、一説では岡田のファンの犯行ではないかと言われています。
前代未聞のこの事件ですが、事件発生後に岡田を待ち受けていたのはマスコミからの「セカンドレイプ」でした。マスコミに対し岡田は「手以外に怪我はなく、犯人と一緒にいた時間は歌などを歌って朝まで過ごしていた」と説明したのですが、それをマスコミは納得せず「何か言えないことが起こったのではないか?」と勘繰り、様々な憶測が流されました。その結果、清純派アイドルとしての岡田のイメージは致命傷を負うこととなってしまいました。
岡田のその後の人生を大きく変えてしまったこの事件ですが、後年になって「塀の中の懲りない面々」などで著名な作家・安部譲二が、事件の犯人と見られる男と東京・小菅にある東京拘置所で遭遇していたことが判明。その男が安部に「自分が事件の犯人だ」と漏らしたことから、安部は激昂し男に大怪我を負わせたとのこと。元暴力団員の安部ならではのエピソードと言えるでしょう。
千堂あきほ
90年代を中心にドラマやクイズ番組などで活躍し、現在は北海道を活動の拠点にしている千堂あきほ。1999年から2000年にかけて盗聴などの被害に遭っています。
1999年当時、交際中だった男性と結婚を意識していた千堂。そんな順風満帆な彼女に、急に怪文書が送り付けられるようになりました。その内容は「交際している男性が女性関係にだらしがない」「色々な女がいる」「被害者の会がある」といったもの。この怪文書は千堂のみならず親しい知人にまで送られるようになり、犯行がエスカレートしていきました。
そして、怪文書にはついに「千堂の自宅での会話」が記されるように。これを受けて「自宅に盗聴器が設置されているのではないか?」と疑った千堂が自宅を調べてみると、家の天井裏から盗聴器が発見されました。このため、千堂は警察を呼んで犯人捜しを開始。防犯カメラを設置して捜査したところ、盗聴器を仕掛けた犯人がなんと千堂のマネージャーであることが発覚しました。
なぜマネージャーがこんな犯行を行ったのか?それは「結婚で千堂に事務所を辞められたら困る」というものでした。そして、この事件には事務所社長も関わっており、会社ぐるみで千堂を恋人と別れさせるための工作を行っていたことが明らかに。この事実に千堂は大きなショックを受けたものの、2000年12月に無事恋人と結婚。また、当時のマネージャーは同年6月に逮捕となりました。
山口智子
芸能界のおしどり夫婦の一組に数えられる山口智子と唐沢寿明。二人の交際が明らかになった事件として有名なのが、1992年に発生した山口宅への暴漢侵入事件です。
当時、東京・港区のマンションに住んでいた山口。そこに「○○プロダクションから」という宅配便が届けられました。そして山口が玄関を開けた途端、宅配業者を装った男2人が部屋へと侵入。山口は羽交い絞めにされそうになったため、大きな悲鳴を上げました。すると部屋の奥から男性が現れ玄関に駆け付け、男達を退散させました。
その男性こそが唐沢でした。追い払われた男達は手錠やガムテープ、カメラなどを所持していたと言われており、もし唐沢が居なかったらなんとも怖い事態となっていたことでしょう。その後、警察に被害届を提出したことから事件が明るみになり、室内にいた男性の詮索が始まりました。当初、山口本人はマネージャーが一緒にいたと主張したものの、マスコミは間もなく唐沢の存在を探り当てました。
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