歴代の大河ドラマ主演俳優が多数出演した「元禄繚乱」!誰が出演している?
2021年8月4日 更新

歴代の大河ドラマ主演俳優が多数出演した「元禄繚乱」!誰が出演している?

大河ドラマ「元禄繚乱」は忠臣蔵を題材にした大河ドラマ。主演は五代目中村勘九郎さんです。このドラマには過去に大河ドラマで主演を務めた方やその後主演を務めた方が多く出演していました。キャストを中心に振り返ってみましょう。

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「元禄繚乱」の放送時期

「元禄繚乱」は1999年に放送された大河ドラマです。前年は「徳川慶喜」、翌年は「葵 徳川三代」なので3作連続江戸時代の作品が続いていました。

「元禄繚乱」は忠臣蔵を題材にしたドラマ。忠臣蔵を題材にしたにしたのは1964年の「赤穂浪士」、1975年の「元禄太平記」、1982年の「峠の群像」に続いて4作品目です。大石内蔵助が主演の作品としては三作目になります。

2021年現在、その後忠臣蔵を題材にした大河ドラマは作られていません。

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「元禄繚乱」は総集編、完全版ともにDVDが発売されています。総集編は早い段階で発売されていたのですが、完全版が発売されたのは2014年。放送されてから15年後ということになりますね。忠臣蔵を題材にした大河ドラマとしては初めて完全版が発売された作品でもあります。

また、NHKアーカイブスでは視聴できません。

「元禄繚乱」はキャストが豪華!

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大河ドラマはどの作品もほかのドラマに比べるとキャストが豪華ですが、「元禄繚乱」は大河ドラマの中でも特に豪華キャストの作品。

「元禄繚乱」それまで数多くの大河ドラマを手掛けてきた大原誠チーフディレクターの事実上最後の大河作品なんです。ですから、過去の大河ドラマで主演や準主役を演じた俳優、女優が数多く出演されているんですよ。

大河ドラマ主演経験のある出演者

過去に大河ドラマで出演している出演者を見てみましょう。

吉良上野介:石坂浩二(「天と地と」「元禄太平記」「草燃える」で主演)
石束源五兵衛(内蔵助の義父):中村梅之助(「花神」で主演)
細川越中守綱利:菅原文太(「獅子の時代」で主演)
仙石伯耆守久尚:滝田栄(「徳川家康」で主演)
浅野内匠頭:東山紀之(「琉球の風」で主演)
柳沢吉保:村上弘明(「炎立つ」で主演)
公弁法親王:三代目中村橋之助(「毛利元就」で主演)

7作品で主演したスターが出演しているなんてすごいですよね。

特に、吉良上野介役の石坂浩二さんは同じ忠臣蔵を題材にした大河ドラマ「元禄太平記」で主演されているのがすごいですよね。この時の主演は柳沢吉保でした。このドラマでは村上弘明さんが演じられています。

そしてさらに、その後の大河ドラマで主演することになる俳優さんも出演されていますよ。

吉良義周:滝沢秀明(「義経」で主演)
矢頭さよ:宮崎あおい(「篤姫」で主演)
真田信就:阿部サダヲ(「いだてん〜東京オリムピック噺〜」で主演)

他にも過去、その後の大河ドラマで準主役など活躍された方が数多く出演されているんですよ。

歌舞伎俳優も数多く出演!

大河ドラマにはもともと歌舞伎役者が多く出演されています。今作品も主演が五代目中村勘九郎ということもあり、歌舞伎役者や元歌舞伎役者が多く出演されていますよ。

五代目中村勘九郎さん自身は「新・平家物語」、「元禄太平記」、「武田信玄」に続いて4回目の出演で主役に抜擢されました。

「元禄太平記」では内蔵助の息子である大石主税を演じていたので、息子と親を両方演じているんですよ。

さらに主演でありながら中村勘九郎さんは2役演じられています。そのもう1人の役とは五代目中村勘三郎。ご自身の祖先ということですね。なかなか粋なキャスティングですよね。

歌舞伎は元禄時代の文化の1つでもあるので、五代目中村勘三郎さんも時代に欠かせない人であったため、物語に登場するのです。赤穂浪士を題材にした演目を企画して一儲けしようと考えるという役どころでした。
そして、このドラマで大石主税を演じたのは二代目中村 七之助さん。実の息子が息子役を演じているというのもすごいです。

また、このドラマには出演されていますがもう1人の息子、六代目中村勘九郎さんは「いだてん
〜東京オリムピック噺〜」で主演を務めています。親子二代で大河ドラマの主演をつとめているのは緒形拳さん、緒形直人さんに続いて2組目です。そして演じた時は二人とも「中村勘九郎」だったというのもすごいですね。

この作品にはほかに、十二代目市川團十郎さんも出演されています。

原作は「新・忠臣蔵」

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「元禄繚乱」の原作は舟橋聖一さんの「新・忠臣蔵」です。

1957年から1961年まで毎日新聞に連載されていました。単行本は全12巻です。浅野家赤穂藩藩主浅野内匠頭が阿久里を性質として迎えるところから始まり、赤穂事件のエピソードまでを描いています。

大石内蔵助、柳沢吉保、色部又四郎の3人の謀略戦がメインの話になっています。同じ題材の話でも視点によってだいぶ変わってきますよね。

大河ドラマの第一作「花の生涯」(井伊直弼の人生を描いたドラマ)も舟橋さんの作品が原作でした。舟橋さんの作品が大河ドラマになったのは第一作以来なので36年ぶりでした。

脚本は中島丈博さんが担当されています。中島さんは「草燃える」、「春の波涛」、「炎立つ」でも大河ドラマの脚本を担当されています。ですがその後は大河ドラマの執筆はありませんでした。これもプロデューサーが変わっていることが関係していそうですね。
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