熱血主人公や戦士がお得意!声優・草尾毅さんのお仕事まとめ
2021年11月29日 更新

熱血主人公や戦士がお得意!声優・草尾毅さんのお仕事まとめ

スラムダンクの桜木花道や、ドラゴンボールシリーズのトランクスなど熱血タイプの主人公や戦士の役が多い草尾毅さん。草尾毅さんのお仕事をまとめてみました。

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声優デビューまで

草尾毅さんは埼玉県出身。県内屈指の進学校に進学するのですが、高校時代はあまり勉強に集中できなかったそうです。大学受験は、記念受験で東大を受けたのですが不合格でした。

就職しようかと考えたのですが、元々テレビの世界に興味があったので芸能界を目指そうと思いました。ですが、演技経験もないので難しいかなと考えていたところ声優の養成所の存在を知ったそうです。

そして青二プロダクションの主催する「青二塾」の東京校6期生となり1年間声優としての基礎を学びました。初めての仕事は押井守監督の初作品「紅い眼鏡/The Red Spectacles」のしたい役でした。そのほか、OVAでありながら主役も演じました。

TVアニメデビューしたのは1987年で「ビックリマン」と「ボスコアドベンチャー」に出演しました。

鎧伝サムライトルーパーで人気声優の仲間入り!

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デビューしてから始めはモブ役が多かったですが。「鎧伝サムライトルーパー」では主役の真田 遼 / 烈火のリョウを演じています。人づきあいが苦手だったのですが、仲間意識が強く感情的な性格です。この頃から熱血ヒーローを演じていたのですね。

1986年に聖闘士星矢のアニメが放送され大ヒットしたことから"バトルスーツもの"・"装着もの"と呼ばれるアニメが増えてきました。この作品もその1つ。

甲冑型のバトルスーツ"鎧擬亜"(よろいギア)を持つ5人の少年が妖邪帝王・阿羅醐が率いる"妖邪"の軍勢と戦うという物語です。

「鎧伝サムライトルーパー」は人気作品となり、主要の5人の声優(草尾さん、佐々木望さん、武村拓さん、中村大樹さん、西村智博 さん)でNG5という声優ユニットを結成しました。今では声優ユニットというのは当たり前でたくさんありますが、当時は珍しかったんですよ。NG5は先駆け的なグループでした。ユニット名の由来は5人ともよくNGを出していたから、なんだとか。

TVアニメ終了後は、3つのエピソードがOVA化もされています。

「ドラゴンボールZ」でトランクスを演じることは予言していた?!

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1989年からは「ドラゴンボールZ」、その後のドラゴンボールシリーズでもトランクス役を演じています。

じつは草尾さんはトランクスが初登場した「ドラゴンボール」が掲載されている週刊少年ジャンプを読んだとき「このトランクス役は俺がやる!」といっていたそうです。それが実現したなんてすごいですよね。

トランクスは1人ですが幼少期のトランクス、青年期のトランクス、未来から来たトランクス、さらに悟天とフュージョンしたゴテンクスもいます。すべて草尾さんが担当されていますよ。

はじめは幼少期のトランクスを演じることに不安があったそうですが、悟空役の野沢雅子さんが悟空、悟飯、悟天の三役を演じていることがとても勉強になったのだとか。そして、野沢さんがやっているのだから自分だけ別の人に、というわけにはいかなそうですよね。

悟天とフュージョンしてゴテンクスになる時は野沢さんと息を合わせるのにとても苦労したのだとか。大先輩ですし、緊張もありますよね。「野沢さんが合わせてくれていたのかもしれない」と話しています。

また、トランクスの演技は父親のベジータ役の堀川りょうさんの演技を意識しして演じることもあるそうです。

ちなみにドラゴンボールシリーズではトランクス関係以外に、元祖ドラゴンボールでモブの青年役、Zでピゲロ役でも出演していました。

NG騎士ラムネ&40でも主演!

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1990年に放送スタートした「NG騎士ラムネ&40」では主人公の勇者ラムネス〈馬場ラムネ〉を演じています。こちらは元々4クール放送される予定だったのですが、人気が伸びず3クールになってしまいました。ですが、その後OVAが発売されたり、ラジオドラマも放送。1996年には「VS騎士ラムネ&40炎」という新シリーズも放送されました。あとからじわじわ人気が出てきたんですね。

主人公の馬場ラムネは、ごく普通の小学生だったのですが、とあるゲームソフトをクリアしたことから勇者の血を引く「勇者ラムネス」として異世界に召喚されます。そして「妖神ゴブーリキ」を倒すための旅に出るのでした。

ラムネはおちゃらけていて猪突猛進な性格なのですが、頭の回転が速く策士という一面もある少年です。こちらも熱血系ヒーローですね。

他には「RPG伝説ヘポイ」のリュート、「ゲッターロボ號」の一文字號、「あしたへフリーキック」の伍代隼など主人公を演じることが多いですね。

代表作の1つ「SLAM DUNK」の桜木花道

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1993年からは「SLAM DUNK」の主人公、桜木花道を演じています。こちらも草尾さんの代表作の1つですね。

桜木花道は元々中学時代は不良だったのですが、高校に入って赤木晴子に一目ぼれしたことからバスケ部に入部、次第にバスケの面白さに気づき、成長していくという物語ですね。

まじめなパートとギャグパートがあるのでなかなか大変でしょうね。熱血というか、テンションの高い役なので毎回相当苦労されていたのだとか。3回に1回は体調を崩していたとも話されています。時々、「今でも花道の声が出せるのか?」と演じるたびに不安になるのだとか。当時の声を聞くとやはり若いな、と感じるそうです。

花道自身が若さが前面に出ているようなキャラクターですからね。

草尾さんは青年役と10歳前後の少年役が多かったですが、最近は人間以外を演じることも増えてきました。1作品の中で2役演じ分けられていることもあるのですごいですよね。

他には特撮作品に出演されていることもあるんですよ。

今後の草尾さんの作品も楽しみですね。
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