色気で誘惑したりするお姉さん的キャラクター。関西弁を話す。いつも冗談めかしているが、やはり景太郎のことが好きだと思われる。
ストレスのない、居心地のよい世界
via www.suruga-ya.jp
『ラブひな』には、たくさんのサービスシーンがあります。舞台の女子寮が元温泉旅館ということもあって露天風呂があり、いつも女の子たちは裸になります。それを景太郎がのぞいてしまう、というのが典型的なパターン。あとは何故か、着替え中に良く鉢合わせしてしまいます。
そんな時に景太郎は殴られてしまうのですが、あくまでもギャグテイストで描かれているので、そこから本当の痛みは伝わらることはないように思います。もちろん「理由がどうあれ他人を殴るようなキャラクターは嫌」という方もいらっしゃるでしょうが、ギャグなので読者を不快にさせることはきわめて少ないでしょう。
読者を不快にさせない、つまり読者にストレスを与えないというのは『ラブひな』世界のとても重要なポイントです。
景太郎は2浪から始まり、結局3浪してしまうのですが、そこに悲壮感はありません。不合格になって泣くシーンもあるのですが、それもまたギャグの一環であり、読者が読んでいて特別辛い気持ちになることはまずないでしょう。
電話でしか両親が出てこない、というのも重要です。浪人していることを責める者もなく、景太郎は楽しく浪人生活を送ります。
3浪した後だって景太郎は傷心旅行だと言って京都、鹿児島、沖縄まで行きます。帰って来てからはアルバイトをし、夏には海の家で働きます。作中のセリフによると不合格の後、7月までは一切勉強をしていないようです。
そんな時に景太郎は殴られてしまうのですが、あくまでもギャグテイストで描かれているので、そこから本当の痛みは伝わらることはないように思います。もちろん「理由がどうあれ他人を殴るようなキャラクターは嫌」という方もいらっしゃるでしょうが、ギャグなので読者を不快にさせることはきわめて少ないでしょう。
読者を不快にさせない、つまり読者にストレスを与えないというのは『ラブひな』世界のとても重要なポイントです。
景太郎は2浪から始まり、結局3浪してしまうのですが、そこに悲壮感はありません。不合格になって泣くシーンもあるのですが、それもまたギャグの一環であり、読者が読んでいて特別辛い気持ちになることはまずないでしょう。
電話でしか両親が出てこない、というのも重要です。浪人していることを責める者もなく、景太郎は楽しく浪人生活を送ります。
3浪した後だって景太郎は傷心旅行だと言って京都、鹿児島、沖縄まで行きます。帰って来てからはアルバイトをし、夏には海の家で働きます。作中のセリフによると不合格の後、7月までは一切勉強をしていないようです。
幸せになれる道
大学入ってから何を勉強していくか、何をやっていくか、ほとんど考えたことなかったな。
これも景太郎のセリフです。
衣食住に不安はない。浪人を責める両親もいない。隔離されているので世間の目もない。毎日、可愛い女の子たちに囲まれている。東大に合格するために楽しく勉強しようと決めている。将来はどうするか悩む必要も特にない。
いつまでも読者もいたくなるような、安心の世界。『ラブひな』が人気を獲得したのは、そんなできるだけストレスのない世界を読者に提供したことにあるのではないでしょうか。
ちなみに、瀬田という成瀬川の憧れであったキャラクターが登場するのですがが、これも恋のライバルにはなりません。それはライバルというものが、読者に大きなストレスを与えるからでしょう。
また「東大に入れば彼女だってできる」と景太郎は信じて疑っていません。彼女が欲しい景太郎にとっては、東大に入りさえすれば人生は大逆転できるものなのです。
そのような分かりやすい「幸せになれる道」が提示されていることも重要でしょう。
東大合格後も物語は続くのですが、この安心の世界はさらに女性キャラクターを増やして続いていくのでした。
衣食住に不安はない。浪人を責める両親もいない。隔離されているので世間の目もない。毎日、可愛い女の子たちに囲まれている。東大に合格するために楽しく勉強しようと決めている。将来はどうするか悩む必要も特にない。
いつまでも読者もいたくなるような、安心の世界。『ラブひな』が人気を獲得したのは、そんなできるだけストレスのない世界を読者に提供したことにあるのではないでしょうか。
ちなみに、瀬田という成瀬川の憧れであったキャラクターが登場するのですがが、これも恋のライバルにはなりません。それはライバルというものが、読者に大きなストレスを与えるからでしょう。
また「東大に入れば彼女だってできる」と景太郎は信じて疑っていません。彼女が欲しい景太郎にとっては、東大に入りさえすれば人生は大逆転できるものなのです。
そのような分かりやすい「幸せになれる道」が提示されていることも重要でしょう。
東大合格後も物語は続くのですが、この安心の世界はさらに女性キャラクターを増やして続いていくのでした。
現在の作者・赤松健
via www.amazon.co.jp
作者の赤松健は『ラブひな』以降、女子高のひとクラス全員がヒロインであるという『魔法先生ネギま!』を2003年から連載。ちなみにAKB48はデビューが2005年ですから、時代の先取り感がありますね。
それから『UQ HOLDER! 〜魔法先生ネギま!2〜』を2019年現在、別冊少年マガジンで連載しています。
マンガ家以外の面としては、2008年に株式会社Jコミを設立し、代表取締役社長に就任しました。これは絶版(すでに出版社が著作権を持っていない作品のこと)になったマンガを無料で公開、またはダウンロード販売し作者に利益を還元するという目的のために設立された会社です。
サイト名はJコミからスタートし、現在はマンガ図書館Zとなっています。
ここではたくさんのマンガを読むことができるのですが、『ラブひな』全14巻も無料で読むことができます。
この機会に懐かしのハーレムマンガを読み、安心の世界にひたってみるのも楽しいのではないでしょうか。
それから『UQ HOLDER! 〜魔法先生ネギま!2〜』を2019年現在、別冊少年マガジンで連載しています。
マンガ家以外の面としては、2008年に株式会社Jコミを設立し、代表取締役社長に就任しました。これは絶版(すでに出版社が著作権を持っていない作品のこと)になったマンガを無料で公開、またはダウンロード販売し作者に利益を還元するという目的のために設立された会社です。
サイト名はJコミからスタートし、現在はマンガ図書館Zとなっています。
ここではたくさんのマンガを読むことができるのですが、『ラブひな』全14巻も無料で読むことができます。
この機会に懐かしのハーレムマンガを読み、安心の世界にひたってみるのも楽しいのではないでしょうか。