「ベルサイユのばら」をおさらい
「ベルサイユのばら」は1972年から1973年まで「週刊マーガレット」で連載されていた池田理代子さんの漫画作品。
1974年に宝塚歌劇団が舞台化したことで人気に火が付き、実写映画化、テレビアニメ化もされています。ちなみに、2022年に誕生50年を記念して劇場版アニメが制作されることが発表されています。
そんな「ベルサイユのばら」は18世紀のヨーロッパ、主にパリを舞台にした物語。史実を元にしたオリジナル作品です。
原作は前半は男装の麗人であるオスカル(架空の事物)とルイ16世に嫁いだフランス王妃マリーアントワネットが主人公。中盤以降はオスカルが主人公になっています。
宝塚版では「オスカル版」と「フェルゼンとマリーアントワネット版」の2種類があります。
「オスカル編」は、後継ぎがいない父親が女性なのに男性として育てたオスカルとオスカルの世話係であるアンドレの恋愛をメインに描いています。
「フェルゼンとマリー・アントワネット編」は、オーストリアから14歳の時にルイ16世と結婚したマリーアントワネットが、18歳の時に仮面舞踏会でスウェーデンの貴族、フェルゼンに出会い恋に落ちてしまうという、道ならぬ恋を描いています。オスカルもまた、フェルゼンに思いを寄せていたんですよね。
オスカルとアンドレは架空の人物ですが、マリーアントワネットとフェルゼンは実在の人物です。
どちらも、宝塚歌劇団の「主役の男女二人はラストシーンに必ず出番がある」というしきたりにより、原作とは若干結末が変わっています。
それでは、オスカル、アンドレ、マリーアントワネット、フェルゼンのメイン4人は歴代誰が演じてきたのか見ていきましょう。
1974年に宝塚歌劇団が舞台化したことで人気に火が付き、実写映画化、テレビアニメ化もされています。ちなみに、2022年に誕生50年を記念して劇場版アニメが制作されることが発表されています。
そんな「ベルサイユのばら」は18世紀のヨーロッパ、主にパリを舞台にした物語。史実を元にしたオリジナル作品です。
原作は前半は男装の麗人であるオスカル(架空の事物)とルイ16世に嫁いだフランス王妃マリーアントワネットが主人公。中盤以降はオスカルが主人公になっています。
宝塚版では「オスカル版」と「フェルゼンとマリーアントワネット版」の2種類があります。
「オスカル編」は、後継ぎがいない父親が女性なのに男性として育てたオスカルとオスカルの世話係であるアンドレの恋愛をメインに描いています。
「フェルゼンとマリー・アントワネット編」は、オーストリアから14歳の時にルイ16世と結婚したマリーアントワネットが、18歳の時に仮面舞踏会でスウェーデンの貴族、フェルゼンに出会い恋に落ちてしまうという、道ならぬ恋を描いています。オスカルもまた、フェルゼンに思いを寄せていたんですよね。
オスカルとアンドレは架空の人物ですが、マリーアントワネットとフェルゼンは実在の人物です。
どちらも、宝塚歌劇団の「主役の男女二人はラストシーンに必ず出番がある」というしきたりにより、原作とは若干結末が変わっています。
それでは、オスカル、アンドレ、マリーアントワネット、フェルゼンのメイン4人は歴代誰が演じてきたのか見ていきましょう。
1970年代の公演
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1974年の最初の公演は
オスカル:榛名由梨さん
アンドレ:麻生薫さん
マリーアントワネット:初風諄さん
フェルゼン:大滝子さん
でした。宝塚歌劇団は男役と娘役に分かれていますが、オスカルは「男装の麗人」であるため、「オスカル編」は主役2人は男役が務めています。
翌年の初代オスカルの榛名由梨さんは、1975年公演ではアンドレを演じています。
70年代の本公演は74年、75年と76年に2度ずつ。その他新人公演も同じ年に行われています。
他に演じた方々は以下の通りです。
オスカル:安奈淳さん、汀夏子さん、順みつきさん、常花代さん、祐樹叶さん、寿ひずるさん、山城はるかさん、桐生のぼるさん
アンドレ:麻実れいさん、但馬久美さん、瀬戸内美八さん、大湖かつらさん、汐見里佳さん、槇さやかさん、賀茂鶴みきさん、瀬戸内美八さん
マリーアントワネット:上原まりさん、高宮沙千さん、城月美穂さん、島ゆりさん、瑞穂まりさん、城月美穂さん、四季乃花恵さん、北原千琴さん
フェルゼン:大滝子さん、松あきらさん、みさとけいさん、鳳蘭さん、みさとけいさん、新城まゆみさん、大浦みずきさん、峰さを理さん、大地真央さん
そうそうたるメンバーが演じてきたんですね。
特に1975年には安奈さんと榛名さんがダブルトップで演じたオスカルとアンドレで人気に火が付き、汀さん、鳳さんの4人は「ベルばら四強」、「ベルばら四天王」と呼ばれていました。
1970年代のベルばらは「昭和ベルばら」とも呼ばれています。
オスカル:榛名由梨さん
アンドレ:麻生薫さん
マリーアントワネット:初風諄さん
フェルゼン:大滝子さん
でした。宝塚歌劇団は男役と娘役に分かれていますが、オスカルは「男装の麗人」であるため、「オスカル編」は主役2人は男役が務めています。
翌年の初代オスカルの榛名由梨さんは、1975年公演ではアンドレを演じています。
70年代の本公演は74年、75年と76年に2度ずつ。その他新人公演も同じ年に行われています。
他に演じた方々は以下の通りです。
オスカル:安奈淳さん、汀夏子さん、順みつきさん、常花代さん、祐樹叶さん、寿ひずるさん、山城はるかさん、桐生のぼるさん
アンドレ:麻実れいさん、但馬久美さん、瀬戸内美八さん、大湖かつらさん、汐見里佳さん、槇さやかさん、賀茂鶴みきさん、瀬戸内美八さん
マリーアントワネット:上原まりさん、高宮沙千さん、城月美穂さん、島ゆりさん、瑞穂まりさん、城月美穂さん、四季乃花恵さん、北原千琴さん
フェルゼン:大滝子さん、松あきらさん、みさとけいさん、鳳蘭さん、みさとけいさん、新城まゆみさん、大浦みずきさん、峰さを理さん、大地真央さん
そうそうたるメンバーが演じてきたんですね。
特に1975年には安奈さんと榛名さんがダブルトップで演じたオスカルとアンドレで人気に火が付き、汀さん、鳳さんの4人は「ベルばら四強」、「ベルばら四天王」と呼ばれていました。
1970年代のベルばらは「昭和ベルばら」とも呼ばれています。
1980年代の公演
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「ベルばら」は人気公演ですがずっと公演され続けていたわけではなく、1976年の次は1989年まで飛びます。13年の空白を経て再び公演されたんですね。
1989年には雪組と星組がそれぞれ本公演と新人公演を行っています。
メインキャストは以下の通りでした。
オスカル:一路真輝さん、涼風真世さん、大輝ゆうさん、安寿ミラさん、紫苑ゆうさん、和央ようかさん、絵麻緒ゆうさん
アンドレ:杜けあきさん、麻路さきさん、轟悠さん、卯月佳さん
マリーアントワネット:仁科有理さん、毬藻えりさん、桂あさひさん、青山雪菜さん
フェルゼン:朝香じゅんさん、紫苑ゆうさん、麻路さきさん、日向薫さん、海峡ひろきさん、麻路さきさん
特にオスカルは多くの方が演じられていますね。
ちなみに、新人公演でオスカルを演じた絵麻緒ゆうさんは、退団後の2003年に「ダイハツ ムーヴ」のCMでもオスカルを演じています。このCMでアンドレを演じたのは2001年の本公演でアンドレを演じた香寿たつきさんでした。
そして1989年には歌舞伎役者の恒例イベント『俳優祭』で歌舞伎役者たちもベルばらを演じています。タイトルは『佛国宮殿薔薇譚(べるさいゆばらのよばなし)』でした。
1989年には雪組と星組がそれぞれ本公演と新人公演を行っています。
メインキャストは以下の通りでした。
オスカル:一路真輝さん、涼風真世さん、大輝ゆうさん、安寿ミラさん、紫苑ゆうさん、和央ようかさん、絵麻緒ゆうさん
アンドレ:杜けあきさん、麻路さきさん、轟悠さん、卯月佳さん
マリーアントワネット:仁科有理さん、毬藻えりさん、桂あさひさん、青山雪菜さん
フェルゼン:朝香じゅんさん、紫苑ゆうさん、麻路さきさん、日向薫さん、海峡ひろきさん、麻路さきさん
特にオスカルは多くの方が演じられていますね。
ちなみに、新人公演でオスカルを演じた絵麻緒ゆうさんは、退団後の2003年に「ダイハツ ムーヴ」のCMでもオスカルを演じています。このCMでアンドレを演じたのは2001年の本公演でアンドレを演じた香寿たつきさんでした。
そして1989年には歌舞伎役者の恒例イベント『俳優祭』で歌舞伎役者たちもベルばらを演じています。タイトルは『佛国宮殿薔薇譚(べるさいゆばらのよばなし)』でした。
1990年代とそれ以降の公演
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1990年代は1990年、1991年に公演されています。
キャストは1989年公演と同じメンバーが多く、涼風真世さんは3年間オスカルを演じています。
他のメンバーは以下の通りです。
オスカル:汐風幸さん、真織由季さん
アンドレ:朝香じゅんさん、日向薫さん、天海祐希さん、大浦みずきさん、真琴つばささん、大海ひろさん、彩輝直さん
マリーアントワネット:ひびき美都さん、香坂千晶さん
フェルゼン:大浦みずきさん、香寿たつきさん
その後はまた10年の時が空いて、2001年、2006年、2013年、2014年に公演されています。
宝塚といえば!という位の代表演目ですが、それほど公演回数は多くないんですね。だからこそチケットも激戦になっていくんでしょうね。
これまで数々のタカラジェンヌが演じてきた役ですから、演じるのも喜びだけでなくプレッシャーもあるでしょう。2014年以降はまた公園がありませんが、今後も演じ続けられていくのでしょうね。
キャストは1989年公演と同じメンバーが多く、涼風真世さんは3年間オスカルを演じています。
他のメンバーは以下の通りです。
オスカル:汐風幸さん、真織由季さん
アンドレ:朝香じゅんさん、日向薫さん、天海祐希さん、大浦みずきさん、真琴つばささん、大海ひろさん、彩輝直さん
マリーアントワネット:ひびき美都さん、香坂千晶さん
フェルゼン:大浦みずきさん、香寿たつきさん
その後はまた10年の時が空いて、2001年、2006年、2013年、2014年に公演されています。
宝塚といえば!という位の代表演目ですが、それほど公演回数は多くないんですね。だからこそチケットも激戦になっていくんでしょうね。
これまで数々のタカラジェンヌが演じてきた役ですから、演じるのも喜びだけでなくプレッシャーもあるでしょう。2014年以降はまた公園がありませんが、今後も演じ続けられていくのでしょうね。
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