銀髪のカツラ「アンディ・ウォーホル」 80年代にはCMで片言の日本語を披露!
2016年9月21日 更新

銀髪のカツラ「アンディ・ウォーホル」 80年代にはCMで片言の日本語を披露!

ポップアートの旗手として知られるアンディ・ウォーホル。キャンベル・スープの缶などをモチーフにした作品は、雑誌などで未だに見る機会が多い。80年代にTDKのCMに出演したアンディ・ウォーホルや狙撃された過去など、彼の人生をまとめた。

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1968年6月3日 (40歳)、ウォーホルは「全男性抹殺団(S.C.U.M. /Society for Cutting Up Men)」のメンバーだったバレリー・ソラナス (en:Valerie Solanas) という女性に拳銃で狙撃される。

ソラナスはファクトリーの常連であり、ウォーホルに自作の映画脚本を渡したりウォーホルの映画に出演したことがあった。
三発発射された弾丸のうち最初の二発は外れ、三発目が左肺、脾臓、胃、肝臓を貫通した。彼は重体となるが一命をとりとめる。この事件は「アンディ・ウォーホルを撃った女 / I Shot Andy Warhol」として1995年に映画化された。

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<ストーリー>
頭は切れても、協調性がなく、自己顕示欲の強いレズビアンのヴァレリー・ソラナス。

貧困にあえいでいた彼女は、自作の戯曲を書き上げ、その戯曲をポップ・アートの旗手アンディ・ウォーホルにプロデュースしてもらうことを思いつく―。

1994年にオープンした「アンディ・ウォーホル美術館」は彼の作品を堪能できる空間

1987年2月21日、58歳で死去した。
ニューヨークのコーネル医療センターで胆嚢手術を受けた翌22日に容態が急変。心臓発作で亡くなった。生涯独身であった。
ピッツバーグの洗礼者聖ヨハネ・カトリック共同墓地に埋葬されている。

彼の死去後、ピッツバーグのノース・ショア地区に「アンディ・ウォーホル美術館」が1994年にオープンした。
キャンベル・スープの絵や著名人たちの肖像画を堪能できる空間となっており、7階17室の展示を公開するなど、一人の芸術家に特化した美術館としてはアメリカ最大となっている。
アンディ・ウォーホル

アンディ・ウォーホル

シルクスクリーンの技法はウォーホルを象徴する表現方法。
その派手な色彩の図版を大量生産できるシルクスクリーン技法を用いて、マリリン・モンローなどの有名人のイメージや商品、バナナ、ドル記号など、アメリカ社会に流布する軽薄なシンボルを次々と作品化していった。
「アンディ ウォーホール美術館」

「アンディ ウォーホール美術館」

60年代のポップアートの時代を過ごしていなくても、雑誌などで未だにウォーホルの作品を目にする機会は多い。
世紀を超えてもそのインパクトはやはり強いのだろう。

10代の頃、ウォーホルの作品を色使いのセンスがなかなか良いなと、上から目線で鑑賞していたことを思い出した(笑)
アンディ・ウォーホル『坂本龍一』(1983年)

アンディ・ウォーホル『坂本龍一』(1983年)

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