ふとしたきっかけで人生の歯車が狂い、普通の高校生が殺人者になってしまう。
映画『サード』から学ぶ教訓かもしれない。
映画『サード』から学ぶ教訓かもしれない。
via ero-gazoum.net
映画の最後の法でテニス部(志方亜紀子)が、サードの夢枕に現れる。
その時サードは自分が殺人を犯してまで守った、新聞部(森下愛子)が、4人が売春をして貯めたお金を全部持ち嫁に行ったことを知る。
新聞部それはないよ!女子はずるい?と映画を始めてみた当時は思った。
しかし、大人になるとわかる事情もある。
地方都市で問題を起こした少女は、噂が広がる前に早々と嫁にいかされたのだろう。
その時サードは自分が殺人を犯してまで守った、新聞部(森下愛子)が、4人が売春をして貯めたお金を全部持ち嫁に行ったことを知る。
新聞部それはないよ!女子はずるい?と映画を始めてみた当時は思った。
しかし、大人になるとわかる事情もある。
地方都市で問題を起こした少女は、噂が広がる前に早々と嫁にいかされたのだろう。
映画『サード』その他のみどころ
島倉千代子がサードの母親役
動画2分15秒にサード(永島敏行)の母親役の演歌歌手の島倉千代子が特別出演している。
寺山修司の脚本による島倉千代子のセリフがなぜか、少年院に面会に来る母親というシチュエーションで偶然にパズルがはまったようにぴったりとおさまっている。
正直なところ、「まさか島倉千代子とは思わなかった」というほどの名演技を披露している。
寺山修司の脚本による島倉千代子のセリフがなぜか、少年院に面会に来る母親というシチュエーションで偶然にパズルがはまったようにぴったりとおさまっている。
正直なところ、「まさか島倉千代子とは思わなかった」というほどの名演技を披露している。
日活ロマンポルノのスター片桐夕子
もう一つのヌードのみどころは、赤いセーターの女を演じた片桐夕子だ。
片桐夕子といえば、有名な日活のポルノ女優だ。ボーイッシュなショートカットにスレンダーなボディ。日本的な顔立ちでポルノを見た事がない人にとっては普通っぽい地味な女優だ。
しかし、映画『サード』で、見せた濡れ場はすごい!露出度は多くはないが、さすがポルノ女優、えぐい演技だ!
ベッドシーンでの躍動感や息使いは見ものだ。
しかし、映画『サード』で、見せた濡れ場はすごい!露出度は多くはないが、さすがポルノ女優、えぐい演技だ!
ベッドシーンでの躍動感や息使いは見ものだ。
via ameblo.jp
片桐夕子は、映画『サード』に出演したころから、日活ロマンポルノをはなれ、普通の映画やテレビで女優として活躍した。
映画『サード』の赤いセーターの女は、片桐夕子の見納めヌードでもある。
映画『サード』の赤いセーターの女は、片桐夕子の見納めヌードでもある。
映画『サード』予告動画
映画『サード』 youtube 予告Trailer 動画
1978年(昭和53年)映画『サード』のyoutube動画で見る当時の日本が懐かしい。
この年には東京原宿に竹の子族登場した。
千葉県成田に新東京国際空港が開港、東京池袋に60階建の高層ビル「サンシャイン60」が開館した。
街の風景も少しずつ変わってきた。
この年には東京原宿に竹の子族登場した。
千葉県成田に新東京国際空港が開港、東京池袋に60階建の高層ビル「サンシャイン60」が開館した。
街の風景も少しずつ変わってきた。
via www.youtube.com
走る映画『サード』は、どこへ向かっているのか
『サード』という映画の持つ、閉塞感や解放・自由は、寺山修司の脚本によるところが多い。
九月の町
少年院への護送途される道中でサードは、祭りの光景の街を見た。
「死んだような俺の町とは、どこかが違っている。来年9月、少年院を出たら、この町に走って来よう。」
ここは九月の町だ。サードは夏の終わりに秋の9月の街に向かい走る。
「死んだような俺の町とは、どこかが違っている。来年9月、少年院を出たら、この町に走って来よう。」
ここは九月の町だ。サードは夏の終わりに秋の9月の街に向かい走る。
via ameblo.jp
『九月の町』は、映画『サード』の原作となった、1983年に発表された。軒上 泊(けんじょう はく)の 作品。
走れよ。自分の速さで
自分の速さで走る…
IIBは、「もっとゆっくり走ってくれよ」と言う。
サードは「走れよ。自分の速さで」と答える。
少年院を脱走して、失敗したIIBを殴ったサードが、彼と共に走るシーンの会話で、『サード』のモノローグでもある、この映画ラストシーン。
サードは「走れよ。自分の速さで」と答える。
少年院を脱走して、失敗したIIBを殴ったサードが、彼と共に走るシーンの会話で、『サード』のモノローグでもある、この映画ラストシーン。