海水パンツ:死語度数35
現在も使うし、使われている言葉であるが、今は単に「水着」と言われることの方が多い。
また、競泳用はスイムパンツ、ゆとりのあるハーフパンツ風のはサーフパンツと呼ぶことも多い。
海パンと言ってしまうと、ちょっとおっさんくさいらしい…。
ゴムぞうり:死語度数65
現在は、普通に「ビーチサンダル」と呼ぶのが一般的である。
なお、沖縄県ではゴムぞうりのことを島ぞうりと呼ぶらしい。
スパッツ:死語度数30
スパッツという呼び方は和製英語。
下着から発展したもので、1980年代中頃からボディラインを強調したファッション(ボディコン)の流行によりアウターとしても注目を浴びるようになった。
さらに1990年代においては、女子小学生の間で、丈の長いTシャツに、膝丈の光沢スパッツを合わせるファッションが大流行した。
2006年頃にファッション業界がおしゃれとしてのスパッツを売り出すため、新ファッション用語として打ち出した名称がレギンスで、メディア等で浸透しファッションアイテムとしてのスパッツは現在、レギンスと呼ぶのが主流である。
しかし、スポーツ用に履くものはいまだにスパッツという名称が多く使用されている。
ランニング:死語度数99
陸上競技用に着るものや、下着として着るものがある。
もとはランニングシャツと呼ばれていたが、単にランニングと呼ばれるようになっていった。
ランニングは「おじさんが着る肌着」というイメージが強くなりすぎた為、シニア以外はタンクトップと呼ぶのが一般的である。
パンタロン:死語度数95
ヒッピー文化と共に1960年代末期より日本でも爆発的に流行、パンタロンはフランス語でパンツの意味だが、日本ではベルボトムを指す語として定着した。
「ベルボトム」の由来は裾が金管楽器のベルの形に似ていることから。
同じ意味合いで「ラッパズボン」と呼ばれたこともあったが、現在はパンタロン同様にラッパズボンも死語になっている。
現在は裾の広がり方によって区別するのが一般的になっており、やや広がっているものをブーツカット、大きく広がっているものをベルボトムとすることが多い。両者を総称して「フレア」とも言う。
ジーパン:死語度数15
アパレルショップやファッション雑誌では「デニム」と称されることが多い。
ジーパンはもはや死語だという意見も一部であるが、いまでもバリバリ使われている現役の言葉である。
ジーパンは、『Gパン』と『Jパン』の二つある。
「ジーパン(G-Pan)」の名前の由来は、東京・アメ横の老舗ジーンズ・ショップ「マルセル」が作った和製英語であるという。
ジーンズが日本に本格的に導入された1950年頃、当時日本に駐留していたGI(アメリカ軍兵士)達が履くパンツと言うことでジーパンという言葉が生まれたとのこと。
一方「ジーパン(J-Pan)」の方は、英語のjeans-pantsの音を一部省略した和製英語である。
ジーパンと言えば、この人。
やっぱり愛称は「ジーパン」がいい。
「デニム」なんて呼びたくない…
トレパン:死語度数90
トレーニングパンツの略である。
スポーツ用に切れ込みが入った短パンやジャージのパンツは総じてトレパンと呼ばれていた。
小学校などでは現在も使われているケースがある。
しかし、90年代後半にはほぼ使われなくなった言葉なので今もトレパンと呼んでいる大人は貴重な存在である。
今ではトレパンと言った場合、幼児のトイレットトレーニングに使う下着を連想されることが多いらしい。
間違っても「新しく買ったトレパンは履きやすさ抜群だったよ。」などと自慢げに語ってはならない。
本名は、汚野武(きたの たけし)
海パンを脱いで無防備な姿になり、犯人の隙をついて逮捕する検挙率100%を誇るエリート刑事。