映画解説
ファンファーレのような音楽にはじまり、暗い宇宙に浮かぶ星々が大写しになるオープニングは、宇宙戦争を予感させますが、意外にも宇宙的なシーンはそこだけ(話の中には出てきますが)。あとは時代がかった扮装で馬に乗り、野を越え山を越え、敵が現れれば剣や斧で闘います。光線銃みたいなのはちょっと出てきたかな。敵も倒しますが、仲間もひとりふたりと死んでいくんですが、それがやたら死ぬ訳ではなくて、誰かをかばって、とか、黒い砦の場所を確かめるために命をかけて、みたいな感じで、そういう仲間の死をみなとても悲しむのです。
【リサ姫について】
まず、彼女はクルールの女王であり、夫となったコルウィンはいわば婿養子。それもリサとコルウィンの意志で決めた結婚なのです。双方の父親はもともとは敵同士だったため、この結婚には乗り気ではなかったのですが、リサがそれを望んだのです。また、囚われの身となって、ビーストから自分と結婚すれば権力を手にできる(だからコルウィンとの恋をあきらめろと)言われてもきっぱり拒否します。そして最後に、コルウィンが持ってきた武器グレイブによってビーストを一撃したかに見えたのに、ビーストがまた襲ってきて困るコルウィン。そこでリサの機転から、最終的にはふたりの愛によってビーストを倒すのです。やっぱり愛の力ってすごいのね~。
映画『銀河伝説クルール 』は、ファンタジーや冒険ものが好きな人にはおすすめの作品です。登場人物も個性的で、現実ではありえない設定が盛り沢山です。宇宙人の侵略、魔法の武器、そして変わった場所や人など魅力がいっぱいあります。是非ご覧ください。
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