声優デビューまで
永井一郎さんは京都大学卒業。大学時代に演劇に出会い、大学卒業後に役者を目指して上京しました。ですが、新劇の劇団のオーディションはすべて不合格。広告代理店に勤めながら俳優養成所にかよっていたんです。その広告代理店は電通。京大出身で電通というエリートコースでありながら、役者を目指していたんですね。
養成所を卒業したのち、俳優座の三期生が結成した「劇団三期会」に参加することに。三期会ではテレビ映画「スーパーマン」の吹き替えを行っていました。それで永井さんも声の仕事をするようになったのでした。当時永井さんは25歳だったのですが劇団の中では最年長。ですからデビュー当時から中年や老年の役が多かったんです。
当時は声優という職業はなく役者が声の仕事をしている、という認識でした。永井さんはだんだんと声の仕事が増え、スケジュール的に舞台や映画に出られなくなったため声優業に専念するようになったのです。
テレビアニメデビューしたのは1963年。「狼少年ケン」でした。
養成所を卒業したのち、俳優座の三期生が結成した「劇団三期会」に参加することに。三期会ではテレビ映画「スーパーマン」の吹き替えを行っていました。それで永井さんも声の仕事をするようになったのでした。当時永井さんは25歳だったのですが劇団の中では最年長。ですからデビュー当時から中年や老年の役が多かったんです。
当時は声優という職業はなく役者が声の仕事をしている、という認識でした。永井さんはだんだんと声の仕事が増え、スケジュール的に舞台や映画に出られなくなったため声優業に専念するようになったのです。
テレビアニメデビューしたのは1963年。「狼少年ケン」でした。
ゲゲゲの鬼太郎では「子泣き爺」他数々の役を!
via www.amazon.co.jp
永井一郎さんはアニメの創成期からアフレコに参加していて「鉄腕アトム」や「リボンの騎士」にも出演されています。
1968年には「ゲゲゲの鬼太郎」第一作に子泣き爺役で出演されています。永井さんの代表作の1つですよね。当時はまだ30代だったのですがこの役のおかげで老年役のイメージがさらに増したのではないでしょうか。
「ゲゲゲの鬼太郎」は今までに6作制作されていますが、キャストが毎回代わっています。(訳によっては代わらないことも)永井さんは1作と3作で子泣き爺を演じています。ですから幅広い世代の方に子泣き爺のイメージがあるのでしょう。ちなみに2作でも代役で演じていますよ。
メインキャラの子泣き爺で出演していますが他にも閻魔大王、ぬっぺらぼう、化け猫、なまはげ、鏡爺など20役以上も担当しています。一度に出演していたわけではないですが、すごいですよね。ちなみに予告ナレーターも担当されていましたよ。
1968年には「ゲゲゲの鬼太郎」第一作に子泣き爺役で出演されています。永井さんの代表作の1つですよね。当時はまだ30代だったのですがこの役のおかげで老年役のイメージがさらに増したのではないでしょうか。
「ゲゲゲの鬼太郎」は今までに6作制作されていますが、キャストが毎回代わっています。(訳によっては代わらないことも)永井さんは1作と3作で子泣き爺を演じています。ですから幅広い世代の方に子泣き爺のイメージがあるのでしょう。ちなみに2作でも代役で演じていますよ。
メインキャラの子泣き爺で出演していますが他にも閻魔大王、ぬっぺらぼう、化け猫、なまはげ、鏡爺など20役以上も担当しています。一度に出演していたわけではないですが、すごいですよね。ちなみに予告ナレーターも担当されていましたよ。
一番の代表作はやっぱり波平さん!
via www.amazon.co.jp
永井さんといえば、やっぱり一番に思い浮かぶのは「サザエさん」の父、波平さんではないでしょうか。
サザエさんが放送開始した1969年から亡くなった2014年までずっと波平さんを演じていたのです。ですが、当初は「半年の放送」だといわれていたそうです。まさか40年以上も波平さんを演じるとは思っていなかったでしょうね。
サザエさんはいつの時代も現代の設定なのですが、自分の中で「明治生まれ、終戦の時点で53歳ぐらい」という設定をしていたそうです。波平さんの公式年齢はじつは54歳。ですが終戦の頃は55歳が定年でした。子どもがまだ小さいのにもうすぐ定年という年齢ではかわいそう、ということで53歳という設定にしていたんだとか。このエピソードからもキャラクターへの愛が感じられますね。
また、波平さんのことを「いつの時代にも通じる理想の父親像」だとも語っています。だからこそ40年以上愛される国民のお父さんになったのでしょうね。
サザエさんは長寿番組ということもあり、キャストもみな仲が良く本当に家族のようでした。2代目カツオ役の高橋和枝さんが亡くなった時には永野さんが弔辞を読みました。
冷静に読むつもりだったのですが、感極まって涙声になってしまったそうです。「カツオ。親より先に逝く奴があるか」「カツオ、桜が咲いたよ。散歩に行かんか」と語りかけていました。(といっても実際は高橋さんの方が永井さんより年齢は上です)
永井さんの葬儀の時には、サザエ役の加藤みどりさんと3代目カツオ役の冨永みーなさんが弔辞を読んだそうです。フネ役の麻生美代子は哀しすぎていたたまれない気持ちになり、すぐに斎場をあとにしたそうです。
また、2009年に放送された実写版サザエさんに加藤さんとともにゲスト出演されています。自動車教習所の所長役片岡鶴太郎さん演じる実写版の波平と対面しています。
サザエさんが放送開始した1969年から亡くなった2014年までずっと波平さんを演じていたのです。ですが、当初は「半年の放送」だといわれていたそうです。まさか40年以上も波平さんを演じるとは思っていなかったでしょうね。
サザエさんはいつの時代も現代の設定なのですが、自分の中で「明治生まれ、終戦の時点で53歳ぐらい」という設定をしていたそうです。波平さんの公式年齢はじつは54歳。ですが終戦の頃は55歳が定年でした。子どもがまだ小さいのにもうすぐ定年という年齢ではかわいそう、ということで53歳という設定にしていたんだとか。このエピソードからもキャラクターへの愛が感じられますね。
また、波平さんのことを「いつの時代にも通じる理想の父親像」だとも語っています。だからこそ40年以上愛される国民のお父さんになったのでしょうね。
サザエさんは長寿番組ということもあり、キャストもみな仲が良く本当に家族のようでした。2代目カツオ役の高橋和枝さんが亡くなった時には永野さんが弔辞を読みました。
冷静に読むつもりだったのですが、感極まって涙声になってしまったそうです。「カツオ。親より先に逝く奴があるか」「カツオ、桜が咲いたよ。散歩に行かんか」と語りかけていました。(といっても実際は高橋さんの方が永井さんより年齢は上です)
永井さんの葬儀の時には、サザエ役の加藤みどりさんと3代目カツオ役の冨永みーなさんが弔辞を読んだそうです。フネ役の麻生美代子は哀しすぎていたたまれない気持ちになり、すぐに斎場をあとにしたそうです。
また、2009年に放送された実写版サザエさんに加藤さんとともにゲスト出演されています。自動車教習所の所長役片岡鶴太郎さん演じる実写版の波平と対面しています。
機動戦士ガンダムや高橋留美子作品にも多数出演!
via www.amazon.co.jp
子泣き爺と波平さんのイメージがあまりにも強いですが、もちろんほかにも出演作はたくさんありますよ。
「機動戦士ガンダム」シリーズではナレーター、デギン、ドレンを始め、数十人に及ぶ端役も担当しています。やっぱり担当するのは老人の役が多かったそうです。「難民キャンプの老婆」まで担当しているんですよ。女性声優が男性役をすることはあっても、男性声優が女性役をやるのは珍しいですよね。
永井さんはガンダムシリーズの中で演じたキャラクター数が最多だそうです。さすがですね。
また、高橋留美子さん原作のアニメにも多数出演されています。高橋留美子さんのアニメは同じ声優さんが出演することも多いですよね。
「うる星やつら」では錯乱坊、ナレーター、「らんま1/2」では八宝斎、祈祷師、「高橋留美子劇場」ではナレーション、「犬夜叉完結編」では妖霊大聖として出演されていますよ。
老人役が多いとは言っても真面目なキャラからふざけたキャラまで数々のキャラクターを演じられてきた永井さん。今後もアニメの世界で語り継がれていくでしょうね。
「機動戦士ガンダム」シリーズではナレーター、デギン、ドレンを始め、数十人に及ぶ端役も担当しています。やっぱり担当するのは老人の役が多かったそうです。「難民キャンプの老婆」まで担当しているんですよ。女性声優が男性役をすることはあっても、男性声優が女性役をやるのは珍しいですよね。
永井さんはガンダムシリーズの中で演じたキャラクター数が最多だそうです。さすがですね。
また、高橋留美子さん原作のアニメにも多数出演されています。高橋留美子さんのアニメは同じ声優さんが出演することも多いですよね。
「うる星やつら」では錯乱坊、ナレーター、「らんま1/2」では八宝斎、祈祷師、「高橋留美子劇場」ではナレーション、「犬夜叉完結編」では妖霊大聖として出演されていますよ。
老人役が多いとは言っても真面目なキャラからふざけたキャラまで数々のキャラクターを演じられてきた永井さん。今後もアニメの世界で語り継がれていくでしょうね。
11 件