初めは、アメリカからの輸入だった!
via www.amazon.co.jp
日本で初めに医療ドラマが放送されたのは1960年代。この時代は日本のオリジナルドラマもありましたが欧米から輸入したドラマも数多く放送されていました。
そのうちの1つが医療ドラマ「ベン・ケーシー」です。当時、他のドラマはホームドラマや西部劇などが多かった中、医療現場を舞台に大人の人間関係を描いたドラマでした。
天才脳外科医の主人公ベン・ケーシーが病院内で他の医師や患者と触れ合うことで成長していく姿を描いたドラマ。日本では1962年から1964年まで放送され、大ヒットしました。
このドラマはその後の医療ドラマに大きな影響を与えています。主人公は天才ですが傲慢なところがあり対人関係に難あり。患者やその家族、看護師などの間の人間模様や時々恋模様、リアルな手術シーンなど現在の医療ドラマにも当てはまることが詰まっています。
天才で傲慢な医者ものはいまだに人気がありますよね。
そのうちの1つが医療ドラマ「ベン・ケーシー」です。当時、他のドラマはホームドラマや西部劇などが多かった中、医療現場を舞台に大人の人間関係を描いたドラマでした。
天才脳外科医の主人公ベン・ケーシーが病院内で他の医師や患者と触れ合うことで成長していく姿を描いたドラマ。日本では1962年から1964年まで放送され、大ヒットしました。
このドラマはその後の医療ドラマに大きな影響を与えています。主人公は天才ですが傲慢なところがあり対人関係に難あり。患者やその家族、看護師などの間の人間模様や時々恋模様、リアルな手術シーンなど現在の医療ドラマにも当てはまることが詰まっています。
天才で傲慢な医者ものはいまだに人気がありますよね。
日本での医療ドラマの始まり
via www.amazon.co.jp
日本の医療ドラマの元祖ともいえるのはやはり「白い巨塔」ではないでしょうか。「白い巨塔」は山崎豊子さんの小説を原作とし、1967年から何度もドラマ化されています。
主人公は天才外科医で独善的と、「ベン・ケーシー」からの影響が見受けられますね。ですが「白い巨塔」はそれだけでなく大学病院の権力争いや、医師との対立、医療ミス、そして主人公が病に侵され最後は死ぬという要素をプラスされています。
今までに5度ドラマ化されていますが1978年の田宮二郎さん版と、2003年の唐沢寿明さん版(いずれもフジテレビ)が特に人気が高いですね。
それもまた1つのフォーマットのようになっていますよね。渡辺淳一さんの小説の『無影燈』を原作としたドラマ「白い影」も、天才外科医が主人公で、実は自身が病に侵されているというお話でした。
こちらも2度ドラマ化されていて、いずれもTBS系列。1973年に田宮二郎さん、2001年に中居正広さんが主演を務めています。
主人公は天才外科医で独善的と、「ベン・ケーシー」からの影響が見受けられますね。ですが「白い巨塔」はそれだけでなく大学病院の権力争いや、医師との対立、医療ミス、そして主人公が病に侵され最後は死ぬという要素をプラスされています。
今までに5度ドラマ化されていますが1978年の田宮二郎さん版と、2003年の唐沢寿明さん版(いずれもフジテレビ)が特に人気が高いですね。
それもまた1つのフォーマットのようになっていますよね。渡辺淳一さんの小説の『無影燈』を原作としたドラマ「白い影」も、天才外科医が主人公で、実は自身が病に侵されているというお話でした。
こちらも2度ドラマ化されていて、いずれもTBS系列。1973年に田宮二郎さん、2001年に中居正広さんが主演を務めています。
人間関係をメインにした医療ドラマへ
野々村病院物語
— レトロ系 (@retoro_mode) December 2, 2014
1981年から放送されたテレビドラマ。
●http://t.co/0aJb5J7Ivl pic.twitter.com/MoYVBYyb1R
1980年代に入ると、日本でもアメリカでも医療ドラマ不毛の時代になります。この時代は金八先生などの学園ドラマやホームドラマなど身近な作品が人気があったので、医療ドラマから離れていく人が多かったのかもしれませんね。
そんな80年代に注目を集めた医療ドラマは「野々村病院物語」。大病院に勤めていた主人公が地域医療を目指して地元で開業。医者や看護師、地域の人たちとの交流を描いたドラマです。
こちらの主人公も外科医で腕もいいですが、人柄も高く評価されている人物。ここが今までとちょっと違いますよね。お人好しで経営面に負担をかけてしまう、娘を溺愛しているなど人間らしいところもあり好感が持てます。他の医師や看護師、家族にもそれぞれとくちょうてきなところがあり、人間ドラマに近いようなお話になっていますね。
また、登場人物の掛け合いがコメディタッチに描かれていたり、医療ドラマを今まで見ていなかった人たちでも見やすいドラマだったと思います。
ホームドラマや学園ドラマが流行していた時代の医療ドラマ、という感じがしますね。
そんな80年代に注目を集めた医療ドラマは「野々村病院物語」。大病院に勤めていた主人公が地域医療を目指して地元で開業。医者や看護師、地域の人たちとの交流を描いたドラマです。
こちらの主人公も外科医で腕もいいですが、人柄も高く評価されている人物。ここが今までとちょっと違いますよね。お人好しで経営面に負担をかけてしまう、娘を溺愛しているなど人間らしいところもあり好感が持てます。他の医師や看護師、家族にもそれぞれとくちょうてきなところがあり、人間ドラマに近いようなお話になっていますね。
また、登場人物の掛け合いがコメディタッチに描かれていたり、医療ドラマを今まで見ていなかった人たちでも見やすいドラマだったと思います。
ホームドラマや学園ドラマが流行していた時代の医療ドラマ、という感じがしますね。
コメディタッチの作品も登場!
via www.amazon.co.jp
1990年代に入るとさらにコメディ要素の強い医療コメディドラマ「ナースのお仕事」がスタート。主人公はナースです。
主人公はドジなナースで、先輩看護師にいつも怒鳴られているという掛け合いが楽しかったですね。といってもまじめな医療シーンもありました。病院を舞台にした主人公の成長と恋愛を描いたドラマですね。
人気シリーズでパート4まで放送されました。最初はちょっと大丈夫かな?という主人公でしたがだんだん成長して、こんなナースにみてもらいたいという存在にまでなっているのではないでしょうか。
このドラマの登場でさらに医療ドラマの幅が広がっていったように思います。
主人公はドジなナースで、先輩看護師にいつも怒鳴られているという掛け合いが楽しかったですね。といってもまじめな医療シーンもありました。病院を舞台にした主人公の成長と恋愛を描いたドラマですね。
人気シリーズでパート4まで放送されました。最初はちょっと大丈夫かな?という主人公でしたがだんだん成長して、こんなナースにみてもらいたいという存在にまでなっているのではないでしょうか。
このドラマの登場でさらに医療ドラマの幅が広がっていったように思います。
医療ドラマブームの到来
via www.amazon.co.jp
1990年代半ばから、医療ドラマブームが起こります。
きっかけとなったのはアメリカの「ER緊急救命室」。タイトルの通り救命救急をテーマにしたドラマ。緊迫した救命救急のハラハラ感あり、リアルな医療シーンあり、そして登場人物の人間関係を描いたドラマで日本でも人気になりました。このドラマ以降、医療ドラマの人物は1つのチームとなってそれぞれの人生にもスポットをあてた群像劇が増えていきました。
そして日本では日本版ERともいわれた「救命病棟24時」が1999年に放送スタート。第5シリーズまで放送される人気作になりました。
さらに2008年からは「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」が放送。こちらは救急医療の中からさらにドクターヘリを舞台にしたドラマ。緊迫した状況を描きつつ、こちらも登場人物をしっかり描いたドラマで人気になりましたね。
きっかけとなったのはアメリカの「ER緊急救命室」。タイトルの通り救命救急をテーマにしたドラマ。緊迫した救命救急のハラハラ感あり、リアルな医療シーンあり、そして登場人物の人間関係を描いたドラマで日本でも人気になりました。このドラマ以降、医療ドラマの人物は1つのチームとなってそれぞれの人生にもスポットをあてた群像劇が増えていきました。
そして日本では日本版ERともいわれた「救命病棟24時」が1999年に放送スタート。第5シリーズまで放送される人気作になりました。
さらに2008年からは「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」が放送。こちらは救急医療の中からさらにドクターヘリを舞台にしたドラマ。緊迫した状況を描きつつ、こちらも登場人物をしっかり描いたドラマで人気になりましたね。
医療現場も様々に
via www.amazon.co.jp
「ER」「救命救急」「コードブルー」は医療現場の中でも救急にスポットを当てたドラマ。以前は医療ドラマといえば外科ばかりでしたが、様々なジャンルのドラマが増えていきます。(90年代以前にもなかったわけではないですが)
研修医を題材にした「研修医ななこ」や「ハンドク!!!」、「ブラックジャックによろしく」。法医学をテーマにした「きらきらひかる」、「法医学教室の事件ファイル」、「アンナチュラル」。
小児科を舞台にした「小児救急」、「グッド・ドクター」。産婦人科医を舞台にした「コウノドリ」、離島の診療所を描いた「Dr.コトー診療所」、医療のない江戸時代を舞台にした「JIN-仁-」など。これからも様々なジャンルの医療ドラマが登場しそうですよね。
研修医を題材にした「研修医ななこ」や「ハンドク!!!」、「ブラックジャックによろしく」。法医学をテーマにした「きらきらひかる」、「法医学教室の事件ファイル」、「アンナチュラル」。
小児科を舞台にした「小児救急」、「グッド・ドクター」。産婦人科医を舞台にした「コウノドリ」、離島の診療所を描いた「Dr.コトー診療所」、医療のない江戸時代を舞台にした「JIN-仁-」など。これからも様々なジャンルの医療ドラマが登場しそうですよね。
18 件