女優になるためのステップ、苦労だとしても、本意ではない仕事。精神的には追い詰められており、後悔の念も。
結果、アイドル時代の自分を思い返すことに。女優を目指すことが、自分にとって本当に正しかったのだろうか?
結果、アイドル時代の自分を思い返すことに。女優を目指すことが、自分にとって本当に正しかったのだろうか?
未麻はストーカーに監視されていたのだった。黒幕の正体は?
未麻になりすました何者かが開設したウェブサイト「未麻の部屋」
インターネット上に未麻になりすました何者かがウェブサイトを開設。しかしその内容は虚実を織り交ぜつつも、まるで未麻本人が書いたかのように詳細を極めていた。
via ameblo.jp
ミーマニア・内田守の部屋・・・
このミーマニアの部屋に出現しているアイドル未麻は、ミーマニアの妄想、もしくは黒幕の妄想や幻影とも考えられます。
いたるところで、アイドル未麻の幻影が現れます。夢落ちによるシーンも混ざるので、後半に行くと判断が難しくなります。
いたるところで、アイドル未麻の幻影が現れます。夢落ちによるシーンも混ざるので、後半に行くと判断が難しくなります。
未麻は現状への不満を募らせ、アイドル時代の自分の幻影さえ見るようになる。現実と夢の区別がまったくつかなくなっていきます。
アイドルから女優への転身に対する不満や不安が募る
熱帯魚が死んでしまったということは(アイドル未麻の)ファンが離れていってしまったことを意味している。
レイプシーンを演じた後、汚れてしまいアイドルではない・・・という日に、熱帯魚は二匹残して死んでしまいました。これはファンがいなくなってしまった悲しみを投影していると思われます。
残った二匹も意味を持っていると思います。おそらく、残った二匹は、黒幕とミーマニアを指しており、ミーマニアだけでなく黒幕の存在を示しているように思えました。
もしくは、黒幕の未麻に対する制裁の意味もあるかもしれません。
この熱帯魚を殺したのは、おそらく黒幕でしょう。部屋に出入りができる人は?
黒幕は簡単に絞り込めます。
残った二匹も意味を持っていると思います。おそらく、残った二匹は、黒幕とミーマニアを指しており、ミーマニアだけでなく黒幕の存在を示しているように思えました。
もしくは、黒幕の未麻に対する制裁の意味もあるかもしれません。
この熱帯魚を殺したのは、おそらく黒幕でしょう。部屋に出入りができる人は?
黒幕は簡単に絞り込めます。
鏡の中にアイドル時代の「未麻」の幻覚を見るようになる
女優の「未麻」とアイドル時代の「未麻」の幻影
未麻はたびたび、鏡の中に自らの幻覚を見ます。鏡の中のミマは、鏡を見ている未麻に向かって話しかけてきます。それは、未麻の「アイドルとしての気持ち」であり、未麻はそのアイドルの幻影の言葉にどんどん翻弄されていきます。
アイドル「未麻」の幻影が、どんどん出てきます。鏡の中のアイドル「未麻」。夢の中の「未麻」。
劇中劇「ダブルバインド」の「未麻」の出演カット。これらが、日常生活を送る「未麻」の中にどんどん割り込んできます。
結果、これらの多様な「未麻」が極度に錯綜しだします。そのため、今見ている「未麻」が現実なのか、夢なのか、妄想なのか、幻影なのか、劇中劇のシーンなのか分かりにくくなります。
また現実と思っていたら、あっという間に劇中劇に切り替わるため、半端ない錯綜状態になるのです。
この錯綜状態が続くことが本作の最大の特徴であり、トリックです。
この錯綜状況・錯乱状況が、ものすごく身近にいる真犯人を隠すのです。
またミーマニアの露骨な気味悪さも、真犯人を隠す効果を発揮していると思っています。
劇中劇「ダブルバインド」の「未麻」の出演カット。これらが、日常生活を送る「未麻」の中にどんどん割り込んできます。
結果、これらの多様な「未麻」が極度に錯綜しだします。そのため、今見ている「未麻」が現実なのか、夢なのか、妄想なのか、幻影なのか、劇中劇のシーンなのか分かりにくくなります。
また現実と思っていたら、あっという間に劇中劇に切り替わるため、半端ない錯綜状態になるのです。
この錯綜状態が続くことが本作の最大の特徴であり、トリックです。
この錯綜状況・錯乱状況が、ものすごく身近にいる真犯人を隠すのです。
またミーマニアの露骨な気味悪さも、真犯人を隠す効果を発揮していると思っています。
未麻の事務所に手紙爆弾が送りつけられたり、関係者が次々と殺される猟奇的な事件が発生する。
未麻の周囲で殺人事件が起こります。被害者は、未麻と関係のある人たちです。
未麻は自分の部屋で血に汚れた服を見つけ、無意識のうちに自分が殺人を犯したのかと思い、激しく動揺します。
殺される者は、未麻にレイプシーンを書いたり、未麻のヘアヌードを撮ったりした、アイドルの未麻のイメージを壊すような人たちです。
真犯人は、明らかに未麻の「アイドルとしてのイメージ」を守ろうとしていました。
ここで、真犯人はほぼ特定できます。犯人が未麻もしくはミーマニアでなければ、殺害動機的には、ほぼマネジャー「ルミ」だけに絞り込めます。
未麻は自分の部屋で血に汚れた服を見つけ、無意識のうちに自分が殺人を犯したのかと思い、激しく動揺します。
殺される者は、未麻にレイプシーンを書いたり、未麻のヘアヌードを撮ったりした、アイドルの未麻のイメージを壊すような人たちです。
真犯人は、明らかに未麻の「アイドルとしてのイメージ」を守ろうとしていました。
ここで、真犯人はほぼ特定できます。犯人が未麻もしくはミーマニアでなければ、殺害動機的には、ほぼマネジャー「ルミ」だけに絞り込めます。