悪魔の呪いが徐々に本格的な力を発揮し始め、その場にいる者はみな身の毛もよだつ悪夢を見せ続けられるのだった。
そして悪魔の下僕と化したスーザンが1人ずつ調査員を殺し、緑の液体を体内に注入することで仲間を増やしていった。
また、古代文字を解読していたコンピュータが、全宇宙を支配し、全ての理論の基礎となる絶対の法則＝パラダイムこそ、悪魔界最高の決して解けない“呪い”であるという答えをはき出した。
教会の扉は閉ざされ、緑の液体は柩から溢れ出る。
ケリーは悪魔のエンブレムと同じ形のアザが浮かび上がり、それが身体中に広がっていった。
そして、最後は人間の姿を失ってしまった。
彼女は何かを求めるように鏡を見つめ、ゆっくりと手を差しのばし暗闇に閉ざされている邪悪なものを現実の世界に引き入れようとした。
手が鏡の中へ伸ばされたその時、陰から見ていたキャサリンが飛び出し、ケリーと共に向こう側の世界に入っていった。
その瞬間、老司教によって鏡は閉ざされ邪悪なものの復活は妨げられたのだった
キャサリンの犠牲により、再び、世界には、平和がもどるのだった。
【鑑賞コメント】
悪魔がこの世に復活しようとする様を一軒の教会の内外の出来事だけで見せるのだが、最後まで飽きさせずに見させるのはさすが。悪魔は実体が無く、この世にその姿を少し現すところしか映像では映っていないものの、得体のしれない何かが出てきつつあるのを感じさせているのが秀逸なところ。オチを言ってしまえば、悪魔の復活は阻止されるのだが、何とも言えない不穏な空気は残り、いつかまたこの世の現れるのではないかという予感を感じさせて終わる。
悪魔は去り、平和になりましたが、その後ブライアンが再び悪夢をみて映画は終わりました。
via i.imgur.com
星ゾラ
