集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリー(麻布台ヒルズ)で永井豪『マジンガーZ』のアートプリントが販売開始!!
集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリー(麻布台ヒルズ)にて、3月12日より永井豪『マジンガーZ』の新作アートプリントが展示販売されます。
2024年1月1日に発生した最大震度7の地震によって、能登半島は大きな被害を受けました。永井豪が生まれた故郷である輪島市でも、津波、家屋の倒壊、火災などが発生。輪島朝市通りにあった輪島市立永井豪記念館も全焼しました。展示されていた原画も焼失したかと思われていたとき。永井豪は自身の会社のSNSを通じて、こう発信します。
私は現役のマンガ家ですので、もし失われていたとしても、いくらでもまた描いたり作ったりすることが出来ると思っています。そのこと自体は大したことではありません。それよりも今は、輪島をはじめとする各地で被災されたみなさんが一日でも早く元の生活を取り戻せるよう、少しでもお手伝いができればと思っております。
『マジンガーZ』『デビルマン』『キューティーハニー』など、1970年代に伝説的な作品を生み出したマンガ家が、いまも新作を描き続けていること。その事実と、この言葉は、多くの人を勇気づけました。さらにその後、記念館の耐火対策が功を奏し、原画が焼けずに現存していることが確認されたのです。
能登半島地震が起こる前。集英社マンガアートヘリテージは、活版印刷によるモノクロームのプリント作品にもっともふさわしい額として、輪島市の田谷漆器店に発注し、総漆塗りの額を製作していました。2024年秋に発表し、受注生産による販売を予定していましたが、地震により製造工場が全壊〜全焼し、続けて製作をお願いすることができなくなりました。この美しい額を生かし、輪島のために何かできないか。永井豪が所属するダイナミックプロダクションを訪ね、実現したのが、本展です。
能登半島地震が起こる前。集英社マンガアートヘリテージは、活版印刷によるモノクロームのプリント作品にもっともふさわしい額として、輪島市の田谷漆器店に発注し、総漆塗りの額を製作していました。2024年秋に発表し、受注生産による販売を予定していましたが、地震により製造工場が全壊〜全焼し、続けて製作をお願いすることができなくなりました。この美しい額を生かし、輪島のために何かできないか。永井豪が所属するダイナミックプロダクションを訪ね、実現したのが、本展です。
ヒーローが搭乗して戦う巨大ロボット作品の先駆けとなった『マジンガーZ』は、1972年、「週刊少年ジャンプ」で連載を開始しました。当時のマンガ製作で行なわれていた「金属板+活字」による印刷を復活させたアートプリントを、輪島塗額におさめて展示します。
1970年代の「週刊少年ジャンプ」の製作に用いられていた亜鉛版と金属活字による活版印刷を復活させ、コットン100%のハイクオリティペーパーにプリント。版を撮影した写真のコロタイププリントとあわせて作品化しました。
またアーカイバル・インクジェット・プリントによるカラープリント作品5点も同時に発表。原画原寸に加え、A1サイズに拡大したプリントとの2枚組になります。
あわせて、2024年12月にSCOPE MIAMI BEACHで発表した、陶芸家・古賀崇洋とのコラボレーションによる器「頬鎧盃-究極機械魔神形」も展示されます。
これらの作品は、2025年2月に輪島市へと寄贈。また本展による集英社の売上の一部を、輪島市に寄付します。