ガンダムの完成品フィギュアシリーズの歴史:ROBOT魂・HCM・MIA・GFF・ガンダムコレクション・ZEONOGRAPHYほか
2016年1月2日 更新

ガンダムの完成品フィギュアシリーズの歴史:ROBOT魂・HCM・MIA・GFF・ガンダムコレクション・ZEONOGRAPHYほか

1980年代中盤のハイコンプリートモデル(略称:HCMまたはハイコン)、1999年6月開始のMOBILE SUIT IN ACTION!!(モビルスーツ・イン・アクション)(略称:MS IN ACTIONまたはMIA)、2001年1月開始のGUNDAM FIX FIGURATION(ガンダム・フィックス・フィギュレーション)(略称:GFFまたはG.F.F.)から現在までのガンダムのモビルスーツの完成品フィギュアシリーズの歴史を振り返っていきましょう。

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MOBILE SUIT IN ACTION!!「バウン...

MOBILE SUIT IN ACTION!!「バウンド・ドック」 機動戦士Ζガンダム 2006年2月

2001年1月 GUNDAM FIX FIGURATION(ガンダム・フィックス・フィギュレーション)(略称:GFFまたはG.F.F.)

2001年11月 GUNDAM FIX FIGURAT...

2001年11月 GUNDAM FIX FIGURATION「ファッツ・FA-010A FAZZ」

パーツの脱着が可能だが、カラーリングや頭部の造形はFAZZに準拠しており、ΖΖガンダムとはならない。FAZZから増加装甲パーツを取り外した状態のデザインはこれが初出。
2002年7月 GUNDAM FIX FIGURATI...

2002年7月 GUNDAM FIX FIGURATION「νガンダム+HWS(ヘビーウェポンシステム)」

パーツの着脱によりνガンダム(ヘビーウェポン装備型)からνガンダムに換装できる。
GUNDAM FIX FIGURATION(ガンダム・フィックス・フィギュレーション)は、ガンダムシリーズに登場するガンダムタイプのモビルスーツを主な題材とした、バンダイの販売によるフィギュアシリーズである。派生シリーズにGUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE(ガンダム・フィックス・フィギュレーション・メタル・コンポジット)及びGUNDAM FIX FIGURATION NEXT GENERATION(ガンダム・フィックス・フィギュレーション・ネクスト・ジェネレーション)がある。

略称表記はG.F.F.またはGFF。2001年1月に第一弾が発売され、現在まで続くモビルスーツのフィギュアシリーズ。全商品はカトキハジメがプロデュースとデザインのリファインを行なっている。ガンプラでのカトキの監修が(Ver.Kaシリーズを除き)劇中のイメージに忠実なリファインを基調としているのに対し、本シリーズではバランスやディテール等随所にカトキ的な解釈を隠すことなく織り込んでいる点が特色である。また、原型製作・マーキングデザイン・色指定・完成見本などの担当が分業化されている点、それらのスタッフ名が公開されているという点も特徴。

「ガンダムタイプ」のモビルスーツのみに絞って(一部例外あり)立体化するシリーズであり、それ以外を題材とするスピンオフシリーズとしてジオン公国軍モビルスーツを題材にした『ZEONOGRAPHY』、コズミック・イラに登場するガンダムタイプを題材にした『COSMIC REGION』、『ケロロ軍曹』の外伝シリーズ「KRRWAR」を題材にした『KERORO FIX』、西暦に登場するガンダムタイプを題材にした『00 REGION』、ガンダムシリーズ以外のロボットアニメを扱う『COMPOSITE Ver.Ka』がある。これと別にCOSMIC REGIONのシリーズ展開が事実上終了して久しい2009年には、G.F.F.においても#0042(エールストライクガンダム)等、コズミック・イラに登場するガンダムが扱われている。

主な素材はPVC樹脂。強度の必要なパーツにABS樹脂が使われる場合もある。各部のマーキングはタンポ印刷で、紺野祐二がデザインを担当している。パッケージはブリスターパック形式で、デザインは海野大輔、パッケージ写真は高瀬ゆうじが担当。他のモビルスーツ玩具より価格帯が高く、高年齢層を対象としたハイクオリティ・シリーズとして位置づけられている。また他のフィギュアやガンプラで立体化されていないマイナーな機体を商品化することが多く、その意味でもマニア向けの傾向が強いシリーズとなっている。

商品の内容はパーツの差し替えによってバリエーション機や別機体に組み換えられるコンバーチブルモデルが大半を占めている、中には変形機構を有した物や2体がセットになっている物もあり高いプレイバリューが特色となっている。
カトキによる画集「GUNDAM FIX (NEWTYP...

カトキによる画集「GUNDAM FIX (NEWTYPE ILLUSTRATED COLLECTION) 」(1999年に角川書店より出版された)

GUNDAM FIX FIGURATION(ガンダム・フィックス・フィギュレーション)(略称:GFFまたはG.F.F.)は、カトキによる画集『GUNDAM FIX』を立体化するというコンセプトで開始されたシリーズ。
元来はシリーズ名が示す通り、カトキによる画集『GUNDAM FIX』を立体化するというコンセプトで開始されたシリーズであるが、後に画集とは異なるバージョンでの立体化(ウイングガンダムではあるがアーリータイプ版の#0006等)や、パーツ差し替えにより画集に登場しない仕様が選択できるアイテム(νガンダムHWS装備型に換装できる#0009 、ガンダムMk-IIからバーザム改に換装できる#0012等)も登場する。

#0015(ヘビーガンダム/プロトタイプガンダム)に至って画集に一切登場しないモビルスーツが発売され、#0028(ガンキャノン)ではガンダムタイプではなく“ガンダムと関連の深いモビルスーツ”が立体化されるなど、企画当初からの方向性の変化がみられる。

スケーリングは主に1/144程度だが、厳密には特に記述のないノンスケールであり、これは例えば設定上明白にサイズ差のある#0016(クロスボーンガンダム)と#0018(アレックス)の両モデルの頭頂高がほぼ同じ、あるいはバリエーション機であるはずの#0015(プロトタイプガンダム)と#0018(アレックス)のサイズが異なるという点などに顕著である。

#0036より一部アイテムでは各アイテム共通の「フレームモデル」機構を採用している。これは骨格状のフレームとそれらを繋ぐ関節部を中核にもち、その上にモビルスーツの外装を取り付けるという構造で、可動域の確保・各モデル間のプロポーションの共通化・原形製作の負荷軽減を図ったものである。

生産に精密さが要求されるロボットフィギュアだけに、海外の工場での手作業による大量生産過程で発生する個体差が古くから問題視されている。雑誌インタビューによればメーカー側もこの問題は認識しており、生産のクオリティアップが重要な課題とされている。

カトキ作品全般のファンである福井晴敏や吉崎観音をはじめ、小田井涼平など著名人にもコレクターが多い。福井は自著『機動戦士ガンダムUC』に登場するユニコーンガンダムのGFFMC(後述)化に際して、初回限定版パッケージ帯に「これが欲しくて『ガンダムUC』を作った、と言っても過言ではないわけで。」との言葉を贈っている。
2003年6月 GUNDAM FIX FIGURATI...

2003年6月 GUNDAM FIX FIGURATION「ヘビーガンダム (RX-78-1 プロトタイプガンダム)・FA-78-2 HEAVY GUNDAM [RX-78-1 PROTOTYPE GUNDAM]」

パーツの着脱によりヘビーガンダムからプロトタイプガンダムに換装できるコンバーチブルモデル。ビームジャベリンやガンダムハンマーなど武装が多数付属するのも特徴。
2004年10月 GUNDAM FIX FIGURAT...

2004年10月 GUNDAM FIX FIGURATION「ΖΖガンダム [フルアーマーΖΖガンダム]・MSZ-010 ZZ GUNDAM」

パーツの着脱によりΖΖガンダムからフルアーマーΖΖガンダムおよび強化型ΖΖガンダムに換装できるコンバーチブルモデル。
2004年12月 GUNDAM FIX FIGURAT...

2004年12月 GUNDAM FIX FIGURATION「百式 [百式改─量産型&フルアーマー]」

パーツの着脱により百式から百式改、フルアーマー百式改、量産型百式改に換装できるコンバーチブルモデル。
百式はガンダムの名を冠してはいないがδガンダムとして開発されたガンダムの一種であるため、このシリーズに加えられた。
2008年9月 GUNDAM FIX FIGURATI...

2008年9月 GUNDAM FIX FIGURATION「RX-78NT-1 アレックス [フレームモデル]・RX-78NT-1 ALEX FRAME MODEL」

RX-78NT-1 アレックスを立体化したアイテム。専用のチョバムアーマーが付属し、着脱が可能である。
素体はフレームモデル機構を採用しており、#0018とはプロポーションやディテールの異なる新規造形となっている。

2001年10月 ガンダムの完成品フィギュア「ジャンボグレード」

ジャンボグレード(JUMBO GRADE , JG)は、バンダイが発売するガンダムシリーズに登場するモビルスーツ(MS)のフィギュアモデルのブランド名である。
2001年に第一弾RX-78-2ガンダムが発売された。

スケールは1/35。硬質ソフトビニールとABS関節による彩色済み組立て済みの完成品フィギュアモデル(一部要組立て)。

「ガンダム」で全高約500mmの大型モデルシリーズであり、その重量を支える為一部関節の可動は省略されている。
ジャンボグレード シャア専用ザク(2002年2月)

ジャンボグレード シャア専用ザク(2002年2月)

巨大サイズのシャアザクが「ジャンボグレード」で登場。
全高500mmの大型モデルです。
素材は硬質ソフビ製で、リアルな塗装済み完成品です。
ABS製の間接が肩、肘に仕込まれているので、ポージング可能。
「ジャンボグレード」商品一覧

RX-78-2 ガンダム(2001年10月)
MS-06S ザクII(シャア専用)(2002年2月)
MS-06 量産型ザクII(2002年11月)
RX-78-2 ガンダム(スペシャルマーキングバージョン)(2005年10月) - 特別仕様
RX-78-2 ガンダム リアルタイプカラー(2005年10月) - 特別仕様
MS-06S シャア専用ザク リアルタイプカラー(2005年10月) - 特別仕様
MS-06F 量産型ザク リアルタイプカラー(2005年10月) - 特別仕様
MSZ-006 ゼータガンダム(2008年3月) - 初回生産分特典付き
RX-78-2 ガンダム アニメーションカラーバージョン(2009年2月) - 機動戦士ガンダム30周年記念モデル、限定生産
MS-06S シャア専用ザク アニメーションカラーバージョン(2009年2月) - 機動戦士ガンダム30周年記念モデル、限定生産

2001年12月 DX MS IN ACTION(デラックス・モビルスーツ・イン・アクション)・大型サイズのMOBILE SUIT IN ACTION!!

MIAを約1.5倍にスケールアップしたシリーズ。

DX MS IN ACTION(デラックス・モビルスーツ・イン・アクション)は、2001年12月から展開された。
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