「忍者くん」と「忍者じゃじゃ丸くん」
コミカルな1.5頭身が可愛い「忍者くん」シリーズ
どこか切ない感じの音楽、ジャンプや手裏剣投げるたびに「ピュイピュイ」なんて甲高い効果音、いまいち鈍い操作感。そのどれもが「忍者くん」シリーズの思い出ですね。
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ジャレコのファミコン参入第3弾が「忍者くん」、第6弾が「忍者じゃじゃ丸くん」
ジャレコのファミコン参入第3弾が「忍者くん」、そして第6弾が「忍者じゃじゃ丸くん」でした。
元はUPL社がアーケードゲームとしてリリースした作品を1985年5月、ジャレコがファミコン用に移植したものが「忍者くん」。
元はUPL社がアーケードゲームとしてリリースした作品を1985年5月、ジャレコがファミコン用に移植したものが「忍者くん」。
ファミコン 忍者くん Ninja-Kid
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そして同年11月に同じくジャレコから発売されたのが「忍者じゃじゃ丸くん」です。
忍者じゃじゃ丸くん(ファミコン版) : 妖怪達の宴
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いま思えば、この怒涛のゲームリリースも凄まじいと感じるものですが、両ソフトの特徴としては元がアーケード版の「忍者くん」が各社の手によって複数ハード機に登場したのに対して、「忍者じゃじゃ丸くん」はほとんどがファミコンでのリリースとなった点でしょうか。
MSXやFM-7、X1にも移植された「忍者くん」
UPLが1984年に製作したステージクリア型のアクションゲーム。1984年には日本デクスタの移植でMSX用ロムカセットが発売され、以降も同社によりFM-7用およびX1用が移植発売された。1985年5月10日にもジャレコからFC用として移植され、日本国外版タイトルは『Ninja Kid』。「魔城の冒険」という呼称はつけず「忍者くん」と呼ばれることが多い。
via msx.jpn.org
もっぱらファミコンユーザーに愛された「忍者じゃじゃ丸くん」
忍者じゃじゃ丸くん(1985年、ファミリーコンピュータ/任天堂VS.システム/1986年、MSX)
じゃじゃ丸の大冒険(1986年、ファミリーコンピュータ)
じゃじゃ丸忍法帳(1989年、ファミリーコンピュータ)
じゃじゃ丸撃魔伝(1990年、ファミリーコンピュータ)
おいらじゃじゃ丸!〜世界大冒険〜(1990年、ゲームボーイ)
忍者じゃじゃ丸〜銀河大作戦〜(1991年、ファミリーコンピュータ)
「忍者くん」アーケード版を移植したジャレコが、自社ライセンスものにしてしまいたかったから「忍者じゃじゃ丸くん」という名前に変更したんじゃないの?なんて、大人の事情を思わずにいられないこの流れ。
実際、すでにジャレコの「忍者じゃじゃ丸くん」シリーズが広く認知された後の1988年5月、「忍者くん」本家のUPL社から、「忍者くん」続編がファミコンで登場しています。
「忍者くん 阿修羅ノ章」がそれです。
実際、すでにジャレコの「忍者じゃじゃ丸くん」シリーズが広く認知された後の1988年5月、「忍者くん」本家のUPL社から、「忍者くん」続編がファミコンで登場しています。
「忍者くん 阿修羅ノ章」がそれです。
忍者くん 阿修羅ノ章(FC)シーン01~03
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そんな、なにかしら因果めいたものを感じさせる「忍者くん」と「忍者じゃじゃ丸くん」。
ではそんな大人の事情はさておき、二人の間柄は一体どうだったのでしょう。
同一人物?赤の他人?それとも兄弟?
ではそんな大人の事情はさておき、二人の間柄は一体どうだったのでしょう。
同一人物?赤の他人?それとも兄弟?
パッケージでみる「忍者くん」と「忍者じゃじゃ丸くん」
ドット絵では同一人物に見えてしまうのでゲームパッケージで見比べてみます。
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