日本初のヘアヌード映画はココから始まったのです。
2020年1月13日 更新

日本初のヘアヌード映画はココから始まったのです。

日本で初めてヘアヌード映画が公開されたのが1994年。90年代の代表的なヘアヌード映画をご紹介します。

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原作:芥川龍之介 「南京の基督」「歯車」
監督:トニー・オウ
脚本:ジョイス・チャン
脚本協力:楠本浩美音楽:梅林茂
サンポーニャ演奏:瀬木貴将ストリングス編曲:柏木広樹
出演者:富田靖子 、 レオン・カーフェイ 、 トゥオ・ツォンホワ 、 ジェシカ・チャウ 、 ラオ・シュン

製作国:香港/日本
製作年:1995年
【あらすじ】1920年代の中国・南京。ひとりの日本人作家とまだ幼さの残る娼婦が出会う。その少女・金花は、一点の曇りもない純真さで神を信じていた。一方の作家・岡川は創作に行き詰まり、神を求めつつもその存在を疑問視していた。やがて少女に惹かれていった岡川は、金花との愛の日々の中ですさんだ心を癒し、忘れかけていた創作意欲も次第に高まっていった。しかし彼女は、梅毒に感染してしまう。他人にうつせば治るとも信じられていた病気だったが、敬虔なクリスチャンである金花は客を拒み続ける……
タイトルにもあるように「南京の基督」は、中国の南京を舞台にした物語です。面白いのは、中国人の娼婦を富田靖子が、日本人作家を香港の俳優レオン・カーフェイが演じているんですよ。原作は芥川龍之介の小説で、主人公の日本人作家は芥川自信をモデルにしているそうです。

Нанкинский Христос / The Christ of Nanjing / 南京的基督

この映画は、最近なにかと話題となっている香港と日本の合作です。こうした文化交流は、今後香港がどのようになろうとも続けてもらいたいものですね。

スワロウテイル

1996年を代表するヘアヌード映画、、、という言い方は流石にナイか。それはナイです。ヘアヌードがあろうとなかろうと1996年に公開された日本を代表する映画「スワロウテイル」。で、ヘアヌードはもちろんあるんです。あろうとなかろうとと言いつつも、勿論ある方が良かろうですからね!
スワロウテイル

スワロウテイル

監督:岩井俊二
脚本:岩井俊二
製作:河井真也、和田倉和利、久保田修、前田浩子
出演者:CHARA、伊藤歩、江口洋介、三上博史、渡部篤郎
音楽:小林武史
主題歌:YEN TOWN BAND「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」
撮影:篠田昇
編集:岩井俊二
配給:日本ヘラルド映画、エースピクチャーズ

公開:1996年9月14日
上映時間:149分
【解説】 東京湾には「円都(イェンタウン)」と呼ばれる無国籍地帯が広がり、アジア各国からの移民も多く住んでいる。娼婦のグリコは、母親を殺された少女アゲハと一緒に暮らしていた。ストーリーは、偽札作りやグリコが歌手として成功していく様子、アゲハの母親捜しなどが絡みあいながら展開していく。
英語、中国語、日本語がとびかう無国籍感覚と、アゲハたちが広大な空き地に作ったコミューン感覚が、閉塞した日本の現状に対するアンチテーゼとなっている。My Little Lover がライブハウスに出演していたりと、PV出身の岩井監督らしさがあふれる意欲作だ。
これは今さら絶賛するまでもない大傑作!日本語、英語、中国語が入り混じる「円都(イェン・タウン)」という架空の街での物語です。
ヘアヌードにはなっていないものの、主役のCHARAがイイですねぇ。そして、その恋人役を務めた三上博史が最高も最高です。もちろん三上博史もヘアヌードは披露していません。
それじゃ、誰なんだ。え?!誰がヘアヌードになったんだと問われれば、それは藤井かほり です。

スワロウテイル 予告

この映画に関しては、ヘアヌードなんてどうでもイイことです。もう、ホントに素晴らしい映画。このような映画がが大ヒットしたことはホントに、ホントに喜ばしいです。
また、音楽ファンにはヘアこそ出ていませんが、CHARAをはじめ、ムーンライダーズの鈴木慶一、ばちかぶりの田口トモロヲ、ミッキー・カーチスにROLLY等が出ているのは嬉しいところでしょう。

OPEN HOUSE

1998年6月20日「みちのく国際ミステリー映画祭'98in 盛岡」にて上映された「OPEN HOUSE」。原作は、ロック・シンガーにして芥川賞作家の辻仁成で、ヘアヌードを披露してくれたのは椎名英姫です。
OPEN HOUSE

OPEN HOUSE

監督:行定勲
脚本:行定勲、白川多喜子、樽谷春緒
原作:辻仁成
出演者:椎名英姫、川岡大次郎、南果歩、川越美和
音楽:本位田牧
撮影:篠田昇
編集:掛須秀一
配給:松竹

公開:1998年6月20日(みちのく国際ミステリー映画祭)
上映時間:114分
【あらすじ】 売れない女性モデルのミツワは大した仕事を得られず苛立ちを募らせる日々を送っていた。ある日、彼女は行く当てのない青年と出会い、共同生活を始めるのだが…。
「OPEN HOUSE」は、「GO」、「世界の中心で、愛をさけぶ」、「北の零年」、「春の雪」などで有名な、行定勲の長編映画初監督作品になります。売れっ子となる監督の記念すべきデビュー作というだけで、ヘアヌードうんぬんよりも価値があります。まぁ、そりゃそうですよね。今にして思えば、ヘアヌードだからってそんなに大騒ぎすることではありませんもんねぇ。

「OPEN HOUSE」 (1998) 予告編 Trailer

しかし、たかがヘアヌードですが、されどヘアヌードということで、当時は大騒ぎしたんです。そして、2000年代には杉本彩「花と蛇」、伊東美華「完全なる飼育 赤い殺意」、秋吉久美子「 透光の樹」など話題となったヘアヌード映画が続々と公開され楽しませてくれました。
芸術性が高いと判断されたためか、名監督が手掛けたからか、映画でも写真でもヘアヌードのハードルは段々と低くなっていったのはご存知のとおりです。今や普通ですからね。自然なままが一番美しいとはよく言われますが、イイ時代になったものです!
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