シロ
ロバートとウィリアムがサンプルとして富士樹海で捕まえた子犬。名付け親はサトルである。ロバートとウィリアム亡き後、奇妙な運命からサトルと行動を共にすることになる。
当初は自分で餌を捕まえる事もできなかった上、見当違いな行動を起こしてサトルを困らせるなど、サトルに「1人分食い扶持が増えた」と愚痴をこぼさせるペットのような存在だった。しかし、極限のサバイバル状況を少年と共に過ごして試練をかいくぐり、動物特有の野生の感を磨き上げることによって、少年の評価する「ペット」から「一人前の野生の動物」にたくましく成長し、素早い野うさぎを捕まえたり、荒くれた猪におくびもせず対等に闘えるまでになった。そうして旅を続けるにつれ、サトルと種族の枠を超え絶対の信頼を築いたが、ふとした事からサトルとはぐれてしまう。
サトルと離れ離れになった後、生きるために野犬の群れに加わっていたが、群れのボスから目を付けられ、執拗に攻撃を受けるようになる。しかし、サトルとの生活の中で成長したシロは、群れのボスを間一髪で倒すことに成功し、一躍群れのボスの地位に立つこととなる。
その後、サトルを襲撃した野犬の群れのボスとして、サトルと再会を果たす。この頃には、もはやシロが子犬の頃の面影を残さないほど、雄々しく成長するだけの歳月が過ぎていたため、対面してもお互いの事が判らなくなっていた。仲間を殺したサトルを倒すため、群れのボスとして一対一の決闘を挑み、あと一歩でサトルを殺せるというところまで追い詰めたが、間近で彼と対峙した事で相手がサトルである事に気付き、戦うことを止めた。そして、群れのボスの地位を降りることと引き換えに、サトルを怒り狂う群れの攻撃から守り抜いた後、つがいのメスと子供を連れ、別れを言うかのように遠吠えをして、感涙するサトルの前から去っていった。
サバイバル エピソード
大地震直後
アキコとの出会いと別れ
サトルのいる島の反対側の島から一艘のボートが流れ着く
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少女の名前はアキコ。反対側の島は生存者が多数いたが、亡くなった方の遺体の放置からか疫病が流行り、暴徒と化した男性にレイプされそうになり逃げ出してきたという。久しぶりに人に会い感涙するサトル。アキコがボートに少しだけ積んできた食料の中の缶コーヒーの人工的な味にも感激する。
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アキコが死んでしまった事により、また1人ぼっちに戻ってしまう、また孤独になってしまうサトルが可哀想で仕方がなかったです。
サトルを襲う数々の困難
ねずみに噛まれ『鼠咬症』に!
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