欲望と狂気に満ちあふれる、男と女の真髄を描いた、フランス映画の名作を紹介します。
その時代の人気女優を主演に迎え、次々と世に問題作を送り出してきたアンジェイ・ズラウスキー監督。本作では当時一世を風靡した大女優ソフィー・マルソーが主人公マリーを演じ、人気絶頂期に大胆なヌードを披露したことが話題になりました。ドストエフスキーの『白痴』を基にした、愛ゆえに破滅の道を辿る男女の異色ラブストーリーです。
フランスの恋愛映画『私の夜はあなたの昼より美しい』(1989年)
エヴァ・グリーン主演の青春映画『ドリーマーズ』(The Dreamers)(2003年)
フランスの女優「エヴァ・グリーン」
フランスの女優「エヴァ・グリーン」
greenは「緑の」や「緑色」を意味する英語のgreenとは関係がなく、スウェーデン語で「(木の)枝」を意味する「gren」に由来する。その発音も正しくは「グリーン」ではなく、グレーン/gʁeːn/だという。
パリのエヴァ・サン=ポール演劇学校(Les cours d'art dramatique Eva Saint-Paul)で3年間、ロンドンのウェバー・ダグラス・アクティング・スクール(ロンドン・ワークショップ)で10週間、演劇を学んだ後に2001年に初舞台を踏むと、その演技力と美貌でベルナルド・ベルトルッチに見出され、2003年に『ドリーマーズ』で映画デビュー。この作品ではそのエロスが話題になったが、作曲も手がけている。アルマーニの推薦で2005年公開の『キングダム・オブ・ヘブン』でハリウッドに進出した。
2006年にはダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる『007』新シリーズで、ボンドガールに選ばれる(フランス人女優として5人目)。この年の英国アカデミー賞のライジング・スター賞を受賞した。
俳優以外の活動では、ランコム、アルマーニ、ハイネケン、クリスチャン・ディオールのモデルをしている。
2012年には映画『パーフェクト・センス』が日本でも公開。
(出典:Wikipedia「エヴァ・グリーン」)
イギリス・フランス・イタリア合作の青春映画『ドリーマーズ』(2003年)
イギリス・フランス・イタリア合作の青春映画『ドリーマーズ』(2003年)
2003年9月1日に第60回ヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映。ロンドン映画祭やサンダンス映画祭などでも上映された。日本では2004年7月31日に日本ヘラルド映画配給により公開。
キャッチコピーは「1968年、パリと愛し合った…。」である。
1968年、5月革命前夜のパリ。アメリカ人留学生マシューは、映画フリークのデモで出会った双子の姉弟イザベルとテオと親密になって行く。
(出典:Wikipedia「ドリーマーズ」)
パリのモンパルナスで出会ったふたり、観光地ビアリッツで超能力ショーに出演する情熱的で美しい女ブランシュと、幼少期のトラウマから喋り続けるのを止めない数学者リュカ。三日三晩の破滅的な愛の姿を描く。
(出典:Wikipedia「私の夜はあなたの昼より美しい」)