愛知県を代表する広大な公園「愛知県青少年公園」(現在の「愛・地球博記念公園」)
2018年4月30日 更新

愛知県を代表する広大な公園「愛知県青少年公園」(現在の「愛・地球博記念公園」)

愛知県、とくに名古屋市はじめとする尾張地方に育った方ならば、一度は訪れたに違いない「愛知県青少年公園」(現在の「愛・地球博記念公園」)。約200万平方メートルの広大な敷地内には有名なロボット館はじめ、サイクリング場やアスレチック、プールにキャンプ場など、とても一日では遊び尽くせない施設がありましたね。

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愛知青少年公園

名古屋の市街地からは、県道60号(途中から県道6号に合流)を東へひた走って長久手市へ。
70~80年代には、まだ砂地に樹木が植わっているだけの光景を見ながら走ったのを憶えています。

やがて、公園を象徴する「ロボット館」が見えてくれば、広大な愛知県青少年公園に到着です。
小学生の頃、月に一度は連れてきてもらってサイクリングなどに興じた思い出があります。

また、時にはクラスメートたちと頑張って自転車で遊びに来たことも、懐かしい思い出です。

ゴーカート、フィールドアスレチックなどに夢中になった記憶もあるのですが、もしかすると同県内の森林公園や緑化センターなどと、記憶が混同しているかもしれません。
愛知県青少年公園の入り口

愛知県青少年公園の入り口

1972年竣工、中部建築賞を受賞した作品です。
1970年(昭和45年)11月、明治100年を記念して青少年の健全育成と勤労青少年の総合レクリエーションための総合施設・公園・児童厚生施設として開設。総面積は約200万平方メートル。
温水プール・アイススケート場・キャンプ場・サイクリング場・愛知県児童総合センター・愛知国際児童年記念館・ベビーゴルフ場・文化施設・宿泊研修施設・野球場などが敷地内に設けられていた。
1979年8月には国際児童年集中記念行事「世界と日本のこども展」が開催され、当時の大平正芳総理大臣も来賓として訪れている。
また、1993年までは日本万国博覧会(大阪万博)に出展された手塚治虫プロデュースのパビリオン「フジパンロボット館」が移設されて置かれていた。そのロボットは、ロボット館が老朽化により解体された際に、同じ公園内の愛知県児童総合センターに移設・展示され、愛知万博の際は同施設で展開されたパビリオン「わんパク宝島・ロボットステーション」で同時展示された。万博閉幕後に再開された同施設でも、展示は続けられている。
愛知県青少年公園を代表する「ロボット館」

愛知県青少年公園を代表する「ロボット館」

なかには当時のロボットたちの姿が

なかには当時のロボットたちの姿が

ロボットが楽器の演奏などをしてくれました。

当時の面影を感じることが出来る動画がありました

愛知県児童総合センター  ロボットシアター

2000年9月に2005年日本国際博覧会(愛知万博、愛・地球博)の主会場となり、工事を開始するために2002年3月31日をもって閉園。

一部の施設は万博のパビリオンに活用するため、改装・改築工事が実施され、もしくは、取り壊されて敷地が万博施設の建設地に流用されるなどしました。
管理棟・研修宿泊棟などは取り壊され、入場ゲートやパビリオンなどの用地に活用された。
万博会期中は、「温水プール・アイススケート場」は、「グローバルハウス」として、「愛知国際児童年記念館」は、「地球市民村センターハウス」として、「愛知県児童総合センター」は「わんパク宝島・ロボットステーション」に、「球技場の照明」は「グローバルコモン3」の照明としてそれぞれ活用された。また、園内の「こいの池」は「夜間イベント(こいの池のイブニング)」の会場として、「給水塔」は雲の柄に塗り替えられた上で万博の給水設備として利用された。

愛・地球博記念公園の変遷-[Network2010]

愛知県青少年公園32年間の歩み

1970年 開園(中央管理棟、野外スポーツ施設、児童遊園等)
1971年 宿泊棟、ロボット館、第2キャンプ場設置
1972年 体育文化棟、講堂棟、プール、サイクリングコース、野外ステージ設置
1979年 冒険ひろば、国際児童年記念行事開催
1981年 愛知国際児童年記念館設置
1986年 第2野球場設置
1994年 温水プール・アイススケート場設置
1996年 児童総合センター設置
2000年 博覧会会場として選定
2002年 閉園

2022年、ジブリパークとして復活!?

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