実験小説「残像に口紅を」、再度脚光を浴びる
1989年に登場した筒井康隆の小説「残像に口紅を」。
五十音中の日本語の音が1種類ずつ小説の文面から失われてゆき、同時に主人公のまわりでは、その音を含む名をもつあらゆる存在が失われていく
というあまりにも堂々とした実験小説は、
後半からのページが袋とじになっており、「ここまで読んで面白くなかったという方はこの本を送り返してください。代金を返します」と但し書きがついていた。
という企画がくっついていたほど。本としても堂々としていたことがうかがえます。
火付け役は「アメトーーク! 本屋で読書芸人」
きっかけは「アメトーーク! 本屋で読書芸人」でお笑い芸人・カズレーサーが高山一実に紹介したこと。
この番組がオンエアされてからぐんぐん売上が伸び、11月27日から12月3日までが統計されたオリコンの文庫部門ランキングでは8位に入るという大活躍をみせました。
紹介された時は《ギミック》がおもしろいと言われていましたが、そこは天下の筒井康隆先生。ギミック以外の部分も充実していることおおいに期待できるので流通が増えたこの期に要チェックかもしれません。
ちなみに今年で83歳、まもなくキャリア60周年を迎えようとしている筒井康隆先生はまだまだご健在で、こんなニュースも入っております。
この番組がオンエアされてからぐんぐん売上が伸び、11月27日から12月3日までが統計されたオリコンの文庫部門ランキングでは8位に入るという大活躍をみせました。
紹介された時は《ギミック》がおもしろいと言われていましたが、そこは天下の筒井康隆先生。ギミック以外の部分も充実していることおおいに期待できるので流通が増えたこの期に要チェックかもしれません。
ちなみに今年で83歳、まもなくキャリア60周年を迎えようとしている筒井康隆先生はまだまだご健在で、こんなニュースも入っております。
筒井康隆×塩田武士『騙し絵の牙』スペシャル対談が実現! 大泉洋が文章に合わせ頭のなかで動き出す『騙し絵の牙』、第一章&特集記事も完全無料公開!
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)は筒井康隆と『騙し絵の牙』著者・塩田武士による対談記事を雑誌『ダ・ヴィンチ』2018年1月号および書籍・コミックのレビューサイト『ダ・ヴィンチニュース』(https://ddnavi.com/) にて発表しました。また、これを記念し、本書に主人公として「あてがき」された俳優・大泉洋と著者・塩田武士による対談記事などを収録した『騙し絵の牙』無料お試し版の配信を、電子書籍ストアにて開始しました。
今回筒井康隆が塩田武士の最新作『騙し絵の牙』について、「前作『罪の声』を超える傑作」と絶賛したのをきっかけに、両作家による奇跡の対談が実現。
筒井氏は「大泉君に 気を取られていて、こういうどんでん返しがあるとは、騙された。『大いなる助走』『巨船ベラス・レトラス』の“以後”を塩田君が書いてくれた」と話し、『騙し絵の牙』の魅力から、二人の小説、エンターテイメントに対する想いまで、赤裸々に語られました。
そのほか、筒井氏が『旅のラゴス』アニメ化のオファーをスタジオジブリに断ったという噂の真相や、SNSにまつわる意外な経験など、“何でも創作に反映させられる”(塩田談)筒井氏ならではのユーモアあふれるエピソードにも注目です。
また2017年本のランキングを発表する『ダ・ヴィンチ』「BOOK OF THE YEAR」特集号でも本書がランクイン。この対談は雑誌『ダ・ヴィンチ』2018年1月号に掲載されているほか、書籍とコミックのレビューサイト『ダ・ヴィンチニュース』でも読むことができます。
ダ・ヴィンチニュース(前編)
筒井康隆も大ファンの“大泉洋”に騙された!?『罪の声』以上の傑作と絶賛!『大いなる助走』の“それ以後”を描いた 筒井康隆×塩田武士『騙し絵の牙』対談【前編】 | ダ・ヴィンチニュース
ダ・ヴィンチニュースで『騙し絵の牙』(塩田 武士,大泉 洋/KADOKAWA)のあらすじ・レビュー・感想・発売日・ランキングなど最新情報をチェック!塩田武士,小説,文芸,筒井康隆
※後編は12/8配信予定
雑誌『ダ・ヴィンチ』2018年1月号(2017年12/6発売)
ダ・ヴィンチ 2018年1月号:雑誌 | KADOKAWA
雑誌「ダ・ヴィンチ 2018年1月号()」のあらすじ、最新情報をKADOKAWA公式サイトより。