我々ミドルエッジ世代が子供の頃、毎週欠かさず見ていたスーパーロボット物アニメの傑作、それが永井豪原作による不朽の名作「マジンガーZ」!
今回、待望の劇場版新作映画が公開されると聞き、さっそく初日の夜の回で鑑賞して来た。
良くあるリブート物や新シリーズでは無く、今回は正真正銘の続編!しかも、テレビの最終回から10年後の登場人物たちを描く内容と聞けば、これはもはや期待するなと言う方が無理な本作。
その内容と出来は、果たして我々ミドルエッジ世代を満足させる物だったのか?
良くあるリブート物や新シリーズでは無く、今回は正真正銘の続編!しかも、テレビの最終回から10年後の登場人物たちを描く内容と聞けば、これはもはや期待するなと言う方が無理な本作。
その内容と出来は、果たして我々ミドルエッジ世代を満足させる物だったのか?
ストーリー
かつて世界征服を目論む悪の天才科学者Dr.ヘルによって滅亡の危機に瀕した人類。しかし“鉄(くろがね)の城”と呼ばれたスーパーロボット“マジンガーZ”を操る兜甲児とその仲間の活躍により、平和な時を取り戻していた。
そして世紀の戦いから10年―。
パイロットを離れ科学者となっていた兜甲児はある日、富士山地中に埋まった超巨大遺跡インフィニティと、そこから現れた謎の生命体リサに遭遇する。そして、時を同じくして謎の復活を遂げたDr.ヘル。彼は無限の可能性を秘めるインフィニティで、かつての野望を完遂しようとしていた。
有史以来最大の危機、絶体絶命の状況の中、伝説のパイロットがマジンガーZと共に再び立ち上がる。(公式サイトより)
そして世紀の戦いから10年―。
パイロットを離れ科学者となっていた兜甲児はある日、富士山地中に埋まった超巨大遺跡インフィニティと、そこから現れた謎の生命体リサに遭遇する。そして、時を同じくして謎の復活を遂げたDr.ヘル。彼は無限の可能性を秘めるインフィニティで、かつての野望を完遂しようとしていた。
有史以来最大の危機、絶体絶命の状況の中、伝説のパイロットがマジンガーZと共に再び立ち上がる。(公式サイトより)
『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』予告編2
via www.youtube.com
待望の続編は、果たしてミドルエッジ世代の期待に応えてくれたのか?
我々ミドルエッジ世代にとっての幸せな記憶、それが子供の頃劇場に駆けつけたあの「東映まんがまつり」だ。テレビで放送された人気キャラのエピソードが劇場の大スクリーンで見られるのはもちろん、メインの作品として劇場用の新作映画が上映されるのが毎回のお楽しみだった。
そんな中でも、ミドルエッジ世代の記憶に強烈に残っているのが、劇場用映画「マジンガーZ対暗黒大将軍」の存在。
そんな中でも、ミドルエッジ世代の記憶に強烈に残っているのが、劇場用映画「マジンガーZ対暗黒大将軍」の存在。
テレビ版最終回をスケールアップしたその内容は、何とマジンガーZがズタボロになって負けるという、テレビの最終回を先取りした衝撃展開に加え、突然颯爽と登場したグレートマジンガーが、あれだけZを痛めつけた敵の軍団を簡単に倒して去るという、未だにミドルエッジ世代の心にトラウマを残す問題作!
確かに新番組と新ヒーローの宣伝としては非常に効果的なのだが、「この終わり方じゃ、マジンガーZと兜甲児に余りにも気の毒では?」ミドルエッジ世代なら、子供心にそう思った記憶があるはずだ。
せめてZと甲児には、ちゃんとした結末と勇退の道を与えて欲しい!
実は、そんな我々の長年の希望と渇望を満たしてくれる作品こそ、今回の劇場版「マジンガーZ INFINITY」なのだ!
あの最終回から10年後の世界で、果たして兜甲児たち登場人物のその後の人生はどうなっているのか?
そして、再び現れた宿敵Dr.ヘルと最終兵器infinityに、マジンガーZはどう立ち向かうのか?
確かに新番組と新ヒーローの宣伝としては非常に効果的なのだが、「この終わり方じゃ、マジンガーZと兜甲児に余りにも気の毒では?」ミドルエッジ世代なら、子供心にそう思った記憶があるはずだ。
せめてZと甲児には、ちゃんとした結末と勇退の道を与えて欲しい!
実は、そんな我々の長年の希望と渇望を満たしてくれる作品こそ、今回の劇場版「マジンガーZ INFINITY」なのだ!
あの最終回から10年後の世界で、果たして兜甲児たち登場人物のその後の人生はどうなっているのか?
そして、再び現れた宿敵Dr.ヘルと最終兵器infinityに、マジンガーZはどう立ち向かうのか?
ミドルエッジ世代の夢が炸裂する内容には、もはや涙腺決壊しかない!
テレビの最終回で多くの子供の心にトラウマを残した、ボロボロのマジンガーZの姿から10年。蘇った宿敵ドクターヘルと機械獣軍団に立ち向かうのは、新たに建造されパワーアップしたマジンガーZ!
てっきりそんな展開を予想していたのだが・・・。何と映画が始まって登場したのは、無数の機械獣を相手に暴れ回るグレートマジンガーの姿!
「えっ、これでは東映まんがまつりの展開と同じじゃ?」そう思った観客の前に展開する意外な展開とは?
本作が素晴らしいのは、登場キャラたちが「親」になり「家族」を形成する過程を描いているということ。これこそ当時夢中で見ていた子供たちの現在を反映した内容であり、登場キャラたちが自分たちと一緒に年齢を重ねていてくれたことで、我々観客も素直に感情移入出来ることになる。
ちゃんと年齢を重ねて大人になった登場キャラたちが、現実の将来と向き合うという物語に、あの当時映画館でスクリーンを見上げていた我々も自分の年齢と現在の状況を重ねてしまうからだ。
そのため、本作ほど観客の世代によって受け取り方に差が出る作品も無いと言える。
ラスボス相手にマジンガーZがボロボロになる展開や、逆にグレートが勝てなかった無数の機会獣軍団を単身で「焼き払い」「なぎ倒す」その暴れっぷりに涙するのは、やはりまんがまつりでトラウマを追った我々ミドルエッジ世代なのだ!
てっきりそんな展開を予想していたのだが・・・。何と映画が始まって登場したのは、無数の機械獣を相手に暴れ回るグレートマジンガーの姿!
「えっ、これでは東映まんがまつりの展開と同じじゃ?」そう思った観客の前に展開する意外な展開とは?
本作が素晴らしいのは、登場キャラたちが「親」になり「家族」を形成する過程を描いているということ。これこそ当時夢中で見ていた子供たちの現在を反映した内容であり、登場キャラたちが自分たちと一緒に年齢を重ねていてくれたことで、我々観客も素直に感情移入出来ることになる。
ちゃんと年齢を重ねて大人になった登場キャラたちが、現実の将来と向き合うという物語に、あの当時映画館でスクリーンを見上げていた我々も自分の年齢と現在の状況を重ねてしまうからだ。
そのため、本作ほど観客の世代によって受け取り方に差が出る作品も無いと言える。
ラスボス相手にマジンガーZがボロボロになる展開や、逆にグレートが勝てなかった無数の機会獣軍団を単身で「焼き払い」「なぎ倒す」その暴れっぷりに涙するのは、やはりまんがまつりでトラウマを追った我々ミドルエッジ世代なのだ!
何故兜甲児が再び闘うのか?その理由を提示するのが、あのボスだという素晴らしさ!そう、本作のボスの扱い方を観れば、いかに原典へのリスペクトと愛情によって本作が成り立っているかが良く判る。
前述した劇場版「暗黒大将軍」の逆を行きながらも、ちゃんと原典へのリスペクトとオマージュを忘れないその神対応振りに、もはや我々ミドルエッジ世代は泣くしかないのだ。
更に重要なのが、本作のテーマである「この世界は存在する価値があるか?」という究極の質問だ。
本作で出される答えについて、敢えてここで書くことは控えさせて頂くが、その答えこそ正に我々ミドルエッジ世代へのマジンガーZからの感謝の言葉に他ならない。
そう、我々がテレビの前でマジンガーZを応援した、あの子供時代のマジンガーZへの思いが報われるその瞬間からの、全人類の想いと声援・協力を受けて放つ、マジンガーZの必殺技は正に鳥肌物!
マジンガーZを愛する人々の想いが一つになって、地球最大の危機を乗り越える力になるその瞬間こそ、正に我々ミドルエッジ世代が子供の頃に夢見た光景!このシーンは是非劇場で!
前述した劇場版「暗黒大将軍」の逆を行きながらも、ちゃんと原典へのリスペクトとオマージュを忘れないその神対応振りに、もはや我々ミドルエッジ世代は泣くしかないのだ。
更に重要なのが、本作のテーマである「この世界は存在する価値があるか?」という究極の質問だ。
本作で出される答えについて、敢えてここで書くことは控えさせて頂くが、その答えこそ正に我々ミドルエッジ世代へのマジンガーZからの感謝の言葉に他ならない。
そう、我々がテレビの前でマジンガーZを応援した、あの子供時代のマジンガーZへの思いが報われるその瞬間からの、全人類の想いと声援・協力を受けて放つ、マジンガーZの必殺技は正に鳥肌物!
マジンガーZを愛する人々の想いが一つになって、地球最大の危機を乗り越える力になるその瞬間こそ、正に我々ミドルエッジ世代が子供の頃に夢見た光景!このシーンは是非劇場で!
最終回の不満を晴らす様に、マジンガーZの全武器が炸裂する!
本作で観客が燃えて涙するのが、映画終盤で展開する、マジンガーZが単身で無数の機械獣軍団を倒しまくる、まさに「マジンガー無双」状態のシーンだ。
「マジンガーZ必殺技コレクション」動画
via www.youtube.com
主題歌にも歌われている代表的な武器に加え、テレビシリーズ後半のパワーアップ計画で追加された武器の登場に、「あ、これあったな!」と思わずにはいられないこのシーン!
そう、ここで披露されるマジンガーZの武器と必殺技の数々に、当時「テレビマガジン」を夢中で読んでいた世代は、必ずや涙するはず!