掟破りのオチ1:鬱映画・バッドエンド映画
鬱映画やバッドエンド映画を中心に、「衝撃のラスト」(まさかのオチ・予想もできないオチ・結末)が有名な映画の元祖的な存在が70年代前後にたくさん生まれた。
『猿の惑星』(1968年)/ 世界で最も有名な「衝撃のラスト」のひとつ。
猿の惑星の正体が判明する本作のラストシーン(米ソ冷戦の成れの果てをイメージしたと言われている)は非常によく知られており、2005年に20世紀フォックス ホーム エンターテイメントより発売された日本版DVDでは、最大級のネタバレであるにもかかわらず大々的にパッケージイラストに描かれている。
『猿の惑星』驚愕のエンディング!SF映画の金字塔
猿の惑星 (1968)は面白かったな。ラストシーンの崩壊した自由の女神は、衝撃的だった。あれは人類の未来だったのだ。 #猿の惑星 pic.twitter.com/GwOpZAxoC0
— HARU AKAMI (@haru_mizar) September 19, 2014
人類が文明を、そして地球を自ら滅ぼしたことを悟ったテイラーは、その場に泣き崩れるのだった。
『イージー・ライダー』(1969年)/ 衝撃的な結末で知られる。
『イージー・ライダー』(1969年)/ 唐突かつ衝撃のラスト
Easy Rider 1969 End
『ひとりぼっちの青春』(1969年)/ 行き詰まり感からくる、切なくも壮絶なエンディング
『ひとりぼっちの青春』(1969年)
ひとりぼっちの青春 1969 最後のシーン
ひたすらトラックをぐるぐるとまわり続ける『ダービー・レース』のシーンはトラウマ級の地獄絵図。
優勝しても一文にならない。グロリアは怒って出ていった。ロバートは後を追った。疲労困憊し、落胆のドン底に沈んだグロリアは彼に助けを求めた。同情した彼は彼女の望みを受け入れ、彼女の頭を拳銃で射ち抜いた。
#ひとりぼっちの青春 失業者が溢れかえっている大恐慌時代のアメリカ。一獲千金を夢見てマラソンダンスに集まって来た人々。でもこれにはからくりがあって、賞金はもらえない。絶望しきった女は「この銃で撃って」と懇願する。廃馬は楽にしてやらなければならない…。切なくも凄絶な人生が胸を打つ。 pic.twitter.com/NzkDRsLWXQ
— バートルビー (@bartleby2018) May 8, 2018
『ジョニーは戦場へ行った』(1971年)/ 戦争により重傷を負い、極限状態に陥った主人公
ジョニーは戦場へ行った 予告編
#ジョニーは戦場へ行った 四肢をもぎ取られ、顔を抉られ、見る事、聴く事、話す事も出来ない負傷兵。 pic.twitter.com/N7CoVfkg6a
— GO-LOw (@goro859) July 3, 2014
しかし、戦場で爆撃を受けて負傷し、病院に搬送される。無事だったのは延髄と性器のみで、目も耳も口も鼻も失ってしまった。
その上、医師には昏睡状態と判断され、手足は切断されてしまう。
意識はあるのにそれを伝える手段がないジョニーは、過去を回想しつつ、現実に絶望し、死を望むが…
「ジョニーは戦場へ行った」観終わった。四肢欠損感覚喪失、病室で寝たきりの負傷兵である主人公が、現実と妄想の狭間で生とは、死とはを問う胡蝶の夢。重く辛く悲しく、バキバキ心を折ってくる鬱映画中の鬱映画。正直泣きました。みんなで見よう! pic.twitter.com/MYiHqgFXn8
— でるた (@delta0401) February 27, 2016
地球から320光年、とある惑星に不時着した宇宙船の飛行士テイラーが見たのは、人間のように言葉を話す猿が人類を支配する恐るべき世界だった……!