デビューから50年近くもの間、コント王の名にふさわしくお笑い・バラエティ畑一筋だったからか、下積みなど若き日の話題が新鮮に映ります。
2019年7月31日放送の「あいつ今何してる?」では、志村けんのドリフ付き人時代から芸能界デビューまでが紹介されました。当時の同志である井山淳さんも登場したこの番組では、志村けんがデビューした当時のコンビ「マックボンボン」も紹介されていました。
あいつ今何してる? 2019年07月31日
ザ・ドリフターズの付き人として
「バンドボーイに欠員が出たら呼ぶ」と言われた一週間後に呼ばれ、そこからは加藤茶の付き人となるも一年で脱走。しかし再び弟子入り志願し、過酷な下積みに耐える日々でした。
そんな生活をともにした同志が井山淳さん。
志村より一年早く、やはりいかりや長介の自宅に飛び込んで弟子入り志願した井山さんと志村は、同じアパートで生活し同じ銭湯に通う生活を送りました。
食べるのもままならないような当時の下積み生活を笑って振り返る志村けん。
銭湯の女将さん、喫茶店のマスターなど人の親切さにも支えられて当時を過ごしていたようです。
マックボンボン
約4年間の付き人生活をともにした二人は1972年、お笑いコンビ「マックボンボン」を結成します。
このコンビのことについては、付き人時代に閉館後の銭湯にかけこんでは掃除を手伝いながら風呂を拝借していた二人が、脱衣場でコントの練習に明け暮れていたと女将さんが振り返っていました。
マックボンボンは、志村健(現:志村けん)がザ・ドリフターズの付き人時代に、同じ付き人同士で組んだお笑いコンビである。 pic.twitter.com/E71O9Ew5B5
— 期間限定☂全湿度チアー (@_30776506271) February 14, 2017
井山さんの「おフロ屋さんで修業しました!」のコメントが。
結成当初は「チャーミングコンビ」だったが、ザ・ドリフターズ(以下「ドリフ」)のリーダーで志村の師匠であるいかりや長介から「お前らは絶対チャーミングじゃない」との指摘により改名した。
井山さんも述懐していましたが柔道あがりのいい体格で、見るからにチャーミングではなさそうです。
初めての仕事は「小松みどりショー」の前座。その後は小柳ルミ子、天地真理、いしだあゆみ、森進一、沢田研二、鶴田浩二、三波春夫などの前座を務め、身体を張ったネタが評判になっていきます。
志村けんマックボンボン昔の元相方の福田正夫と井山淳の現在は? https://t.co/pdmPVm7UnN pic.twitter.com/W8wn4noxI0
— じゃーた (@bolongerTW) July 31, 2019
井山のボケに対して、志村が立ったままの姿勢から、井山の顔面に足でツッコミを入れるなど、身体を張ったネタが評判となる。
志村けんの容赦ないツッコミはマックボンボン時代から顕在だったみたいですね。
金スマやっと見れました。泣いちゃった。志村さんがドリフ加入前に組んでいたマック・ボンボン。小柳ルミ子ショーや日本テレビ「ギラギラ・ボンボン」に出演とあります。#志村けん #ドリフターズ #マック・ボンボン pic.twitter.com/nhQ44SLsfa
— 昭和の芸能人 有名人 (@shouwanogeinou) April 6, 2019
いきなりの冠番組「ぎんぎら!ボンボン!」
マックボンボン時代の志村けんイケメン過ぎん? pic.twitter.com/v0jT9MjBbH
— tsuperan (@tsuperan) July 31, 2019
しかし残念ながら人気は出ず、1クールで打ち切りに。
いかりや長介は二人の知名度の低さとワンパターンなネタを危惧し、ネタのストックも無いままテレビに出演することには難色を示していたようです。
当時のことを仲本工事は
志村はやる気があったから、付き人やりながら自分でコンビ組んで、営業の仕事もしてたんです。本当に一生懸命でしたね。