映画「スーパーマン」公開の年に生まれたヒーロー、それがジレンマン!
コメディ映画全盛だった1979年のもう一つの話題。それは、現在のアメコミ映画流行の元祖とも言える、リチャード・ドナー監督の「スーパーマン」が公開された年だということ。
事実、本編中にも写真の様に、柄本明が「スーパーマン」の看板を見たり、スーパーマンの真似をするシーンが登場したりする。
ジレンマンのコスチュームもスーパーマンっぽいのだが、肝心のマスクは専務のオフィスの壁に掛かっていた物だし、なんと足には「変態仮面」と同じく黒の網タイツが!
ラストのニセ者ジレンマンとの対決も含めて、本作は正に「変態仮面」のルーツだと言えるだろう。
今見ても豪華過ぎるキャスト陣、その素晴らしい演技に注目!
実は主演の柄本明は、本作出演の翌年に映画「ヒポクラテスたち」に出演。
その演技が認められて、その後は次々にメジャー作品へと出演することになり、「セーラー服と機関銃」「道頓堀川」「男はつらいよシリーズ」など、一気にその実力と認知度が世間に広まるのだが、ブレイク以前の「下積み時代」の弾けた魅力とギラギラしたパワーが楽しめるのも、本作の魅力の一つだと言える。
その演技が認められて、その後は次々にメジャー作品へと出演することになり、「セーラー服と機関銃」「道頓堀川」「男はつらいよシリーズ」など、一気にその実力と認知度が世間に広まるのだが、ブレイク以前の「下積み時代」の弾けた魅力とギラギラしたパワーが楽しめるのも、本作の魅力の一つだと言える。
共演者も今見ると物凄い豪華キャスト!柄本明と同じく劇団「東京乾電池」に所属する若手俳優たちが大挙出演しているのだが、今でも大活躍している人たちが多く、「若気の至り」では片付けられないキレた演技を、スクリーン上で披露している。
中でも今や「平成の無責任男」として絶大なる人気の高田純次が、何故か今よりも老けた感じで出演しているので、ここは要チェック!