座長は柄本明!「劇団東京乾電池」の所属メンバーを見てみよう!
2023年5月28日 更新

座長は柄本明!「劇団東京乾電池」の所属メンバーを見てみよう!

柄本明さんが座長を務める人気劇団「劇団東京乾電池」。今も昔もかなり豪華なメンバーが在籍されていました。メンバーを振り返ってみましょう。

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劇団の旗揚げ

劇団乾電池は1976年に柄本明さん、ベンガルさん、綾田俊樹さんの3人で結成されました。

元々、3人ともオンシアター自由劇場に所属していたのですが、方向性が合わず退団。3人で劇団を結成したのです。

その後もオンシアター自由劇場からの参加がありました。劇団は徐々に大きくなり、舞台だけでなくTVでも活躍されていました。

1976年から1978年まで、柄本さん、ベンガルさん、綾田さんの3人は「ひらけ!ポンキッキ」のお兄さんを務めていました。1980年からは『笑ってる場合ですよ!』に『日刊乾電池ニュース』というコーナーを持ち、時事ネタコントのようなことをやっていました。最初はシュールな笑いであまり評判がよくなかったのですが、徐々に人気が出て行きます。

TVでのイメージでお笑い劇団のイメージが付いてしまうのですが、一定のイメージにならないよう、演劇の方針を変えて行ったりもしました。

劇団の旗揚げから45年以上たった今でも人気劇団というのがすごいですよね。

座長・柄本明

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柄本さんは母方の祖父が箱屋(芸妓斡旋業)をしていたり、歌舞伎座の裏に住んでいたりしたことから、幼少期から映画や演劇に触れて育ちました。

高校卒業後にる劇団「マールイ」に所属。NHKで大道具のアルバイトをし、1974年に自由劇団に入りますが、方向性の違いで1976年に脱退。「劇団東京乾電池」を立ち上げて座長となります。

舞台だけでなく、映画やドラマ、バラエティ番組などにも出演。個性派俳優として知名度も上がっていきます。『志村けんのだいじょうぶだぁ』や『志村けんのバカ殿様』などにも出演されていましたよね。

2人の息子も芸能界で活躍しているため、今や「好きな芸能一家」として注目されることもありますよね。

現在も「劇団東京乾電池」の座長を務めながら、テレビや映画でも活躍されています。

ベンガル

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ベンガルさんは、大学在学中に舞台芸術学院の生徒募集の記事を見つけたのをきっかけに、演劇に興味を持ち、舞台芸術学院に入学しました。

本名は柳原 晴郎というのですが、唐十郎さん演出の舞台『ベンガルの虎』を見て感動し、1シーンをよくまねしていたことから柄本さんや高田さんに「ベンガル」と呼ばれるようになり、そのまま芸名になりました。

その後、自由劇団で活動したのち、劇団東京乾電池を立ち上げます。

「ひらけ!ポンキッキ」や「笑ってる場合ですよ」に出演していたことからテレビドラマにも出演するようになります。

1986年からは『あぶない刑事』に田中文男刑事役で出演。落としのナカさんとして人気となり、知名度がアップしました。

ベンガルさんも現在も劇団東京乾電池に在籍中ですよ。

綾田俊樹

綾田俊樹さんも、柄本さん、ベンガルさんと同様、オンシアター自由劇場を経て劇団東京乾電池を立ち上げています。

2人とは違い、バラエティ番組にはほとんど出演していませんが1980年代から数々のテレビドラマには出演されています。

そして、現在も劇団東京乾電池に所属。立ち上げメンバー3人が3人とも45年以上の月日を経て今も在籍しているというのはなかなかすごいですよね。仲の良さもうかがえます。

高田純次

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高田純次さんは専門学校在学時に、オンシアター自由劇場の舞台を見て、演劇を志すようになり、入団して研究生になります。

その後、1年ほどで退団し、イッセー尾形さんと劇団うでくらべを結成しますが半年ほどで解散しています。

そして結婚し、劇団だけでは食べていかれなかったので宝石会社に就職しています。

そんな時に偶然居酒屋で柄本さんに再会したことをきっかけに、劇団東京乾電池に入団します。バラエティ番組やテレビ番組にも出演するようになり、1985年4月、ビートたけしの冠番組『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』に出演。 フジテレビのバラエティ番組『オレたちひょうきん族』の番組内コント「タケちゃんマン」にも出演。

1988年には中外製薬「グロンサン」のCMで「5時から男」として有名になります。

1989年には劇団東京乾電池から独立し、個人事務所を立ち上げました。バラエティ番組のイメージが強いかもしれませんが、バラエティ番組、テレビドラマで活躍されています。

岩松了

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岩松了さんも、オンシアター自由劇場から東京乾電池に入団しています。

俳優としてもそうですが、劇作家、演出家として1986年から1990年にかけて、「町内劇シリーズ」「お父さんシリーズ」を演出しています。

この5作目の『蒲団と達磨』で第33回岸田国士戯曲賞を受賞し、劇作家として注目を集めます。ですがこの頃に劇団東京乾電池を退団しているんです。

その後は鈍牛倶楽部の所属となり、劇作家として活躍。1990年代からはテレビドラマや映画の監督、脚本も務めています。

角替和枝

柄本さんの奥様・角替 和枝さんも劇団東京乾電池に所属していました。

高校時代から演劇をやっていて、劇団東京ザットマンの立ち上げに参加。大学入学と同時につかこうへいさんの事務所に所属し、劇団「暫」に所属。大学卒業後に劇団東京乾電池に入ります。

1981年に柄本明さんと結婚。その後もお芝居を続けていてNHK連続テレビ小説などに出演して知名度がアップしました。

2016年からシニア向けの演劇ワークショップ「和枝さんのお芝居入門」を主宰したりしていたのですが、原発不明がんで1年間闘病後2018年に亡くなりました。

亡くなった後も劇団東京乾電池の所属として扱われています。
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