BS松竹東急で『極道の妻たち』劇場版全10作が放送決定!岩下志麻(83)からのコメントが到着!!
BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)の放送枠「よる8銀座シネマ」にて、「鮮烈!ハードな女の美学『極妻』シリーズ2か月連続一挙放送」と題し『極道の妻(おんな)たち』劇場シリーズ全10作品が放送されます。放送スケジュールは6月7日~7月23日。
当シリーズは、社会の裏側を生きる女性たちの知られざる凄絶な人生に、ジャーナリスト・家田荘子が密着取材した同名ルポルタージュを、岩下志麻、十朱幸代、三田佳子による主演で映画化した大人気ヤクザ映画。今年1月から2月に放送した際には視聴者の皆様から大きな反響があり、再放送を待ち望む声も多く寄せられました。今回の放送にあたり、8作品で主演を務め、“極妻”の顔でもある女優・岩下志麻より、撮影当時のエピソードや監督たちとの思い出、作品の魅力などについてのコメントが到着しました。
岩下志麻のコメントはこちら!
はじめて『極道の妻たち』のお話をいただいた際には、これまでにない役柄でしたので、正直私にできるかしらと不安に思いましたが、信頼する五社英雄監督が「この作品で今までの岩下志麻にない、粋とあだっぽさを引き出してあげる」とおっしゃったので、思い切ってお引き受けさせていただきました。
多くの巨匠たちと作品を共にしましたが、なかでも五社監督は、現場で私のことを「岩下さん」ではなく「姐(あね)さん」と呼んでくださり、朝撮影所に行くと、子分の方たちを玄関に並ばせて「姐さん、お早うございます」と皆さんに挨拶をさせたりと、撮影前から私を役に入れてくれるようなお気遣いをしてくださいました。山下耕作監督は、制作発表の際の記者会見で「この映画のテーマは岩下志麻です」とおっしゃってくださり、女優人生でそんなことを言われたのは初めてだったので、すごく驚きましたが、嬉しさと同時に責任を感じました。中島貞夫監督と降旗康男監督は、お二人ともとても穏やかで物静かな監督さんでしたので、撮影はいつも和やかな雰囲気でしたが、現場ではカメラマンの木村大作さんのどなり声が響いていました(笑)。
このシリーズがここまで長く愛される作品になったのは、やはり、主人公の姐さんがとても潔く、そして旦那さんを一途に愛していて、優しいところもある女性だったからだと思います。『極道の妻たち』はある意味劇画タッチなので、今回の放送でこの作品と初めて出会う方々も、楽しんで御覧いただけたら幸いです。