全8回のドラマでしたが、特に印象に残っているシーンが、第7回目の放送終盤で、冬彦に淡い恋心を抱いていると夏子。それに対して冬彦が放つセリフは、「夏子!おまえのこと好きだけど、でも、おまえまだ13歳なんだ!あと5年たたなきゃ18歳になれないんだ!」・・・・。やはり、いくら好きでも18歳と13歳の恋愛は厳しいのかな?と、観ているこちらも我に返った瞬間でした。
いつもなら軽い挨拶を交し合う2人も、昨日のことが気まずく目を伏せる冬彦。
何も言わず、夏子から逃げるように立ち去ります。この時ばかりは夏子が本当に可哀想になりました。長すぎるまつ毛で黒目がちなゴクミがシュンとしたような吹っ切れたような、どちらとも言えるような微妙な表情をするのが印象的でした。
毎回、個性がありすぎる2年F組のクラスメートと、13歳の夏子が巻き起こすドタバタが面白かったです。国民的美少女として大ブレイクしていたゴクミの初の連続ドラマ主演、当時人気絶頂だった「男闘呼組」のメンバー、前田耕陽が相手役!かなり話題になりました。脇を固める父親役の所ジョージ、母親役の中井貴恵、母の恋人で担任の真田弘之など芸達者が、未熟な役者達、アイドル達の演技を引き締めていました。父と母、母の恋人の関係に同様する夏子をゴクミが美しく熱演していたのも見どころです。いろいろ大人の事情がありそうですが、是非!DVD化していただきたい作品です!