「さくらももこランド・谷口六三商店」とは?
当時はちびまる子ちゃんがりぼんで連載中でした。漫画の連載とドラマの脚本を両立させるなんてすごいですよね。さらにエッセイ本なども出版していましたからね。
「谷口六三商店」は、「時間ですよ」や「寺内貫太郎一家」など昭和のホームドラマを思い出すような作品です。まさに、ちびまる子ちゃんの時代ですよね。それだけでなく、ギャグも多くコメディ要素もありました。今までにないような斬新なドラマでしたよ。
「谷口六三商店」はDVD化されておらず、動画サイトで配信もされていません。ですが時々BSのTBSチャンネルで再放送されています。見て見たい方はチェックしてみてください。
キャストも豪華!
#さくらももこ 脚本、久世光彦演出で贈るホームドラマ。舞台は東京・下町の古くて小さいせんべい屋「#谷口六三商店」。五代目・六三の孫が突然インド人女性を連れてきて嫁にしたいと言い出したことから、ささやかにして大家族の谷口家がパニックに襲われる。1993年作品。https://t.co/jWpqsYAdVF pic.twitter.com/8IgohCGREA
— 統原 渉【本人】 (@wataru880) January 12, 2020
キャストは以下の通り。
谷口六三:泉谷しげる
谷口ヨシ(六三の嫁):もたいまさこ
谷口康男(六三の息子):西岡徳馬
谷口初枝(康男の嫁):市毛良枝
谷口明子(康男の長女):夏川結衣
谷口真一(康男の長男):加勢大周
谷口晴子(康男の次女):相楽晴子
サビィ・プラカーシュ(真一の嫁):鷲尾いさ子
他にも荒井注さん、柄本明さん、羽野晶紀さん、古田新太さんなどが出演されています。豪華ですよね。ゲストで間寛平さん、ジミー大西さん、バカルディ(現さまぁ~ず)、たまなども出演しています。さらにナレーションは岸田今日子さんなんですよ。
祖父母と父母のキャスティングがすごい!
実年齢より30歳近く上の役を演じることなんてなかなかないですよね。それだけでなく、息子夫婦を演じた西岡徳馬さん、市毛良枝さんも同年代なんです。
実年齢は西岡徳馬さん、泉谷しげるさん、市毛良枝さん、もたいまさこさんの順なんです。自分より若い人が子ども役なんてなんとも不思議な感じだったでしょうね。この独特なキャスティングもさくらももこさんらしい感じがします。
主題歌はYMO
ちなみに、初めはYMOのメンバーにドラマ出演してくれないかと依頼したのですが断られてしまい、代わりに日本のバンド「たま」が出演したそうです。
「谷口六三商店」は毎回数多くの挿入歌も使われています。挿入歌はキャストが歌うんですよ。「うらみ・ます」、「神田川」、「結婚しようよ」など昭和のヒット曲が多く、どんな曲が出てくるのかも毎回楽しみでした。「おどるポンポコリン」も登場しますよ。
谷口六三商店のあらすじ
BSで谷口六三商店やっているー! #さくらももこランド #谷口六三商店 pic.twitter.com/sMoDUG4iQC
— ヌイグルミ (@nuigurumi55t) May 9, 2019
康男と初枝には3人の子どもがいます。ちょっとおバカな長女明子、広告代理店に勤める頭がいいけど世間知らずなところがある長男真一、そしてチャキチャキした江戸っ子気質の次女晴子。この7人が同居しているというだけで楽しいコメディになるのが想像つきますよね。
ある日、真一は結婚したい人がいるといって一人の女性を連れてきます。それはインド人のサビィ・プラカーシュ。2人は仕事関係で知り合い、恋愛に発展しました。サヴィは親日家の家庭ですごし、子どものころから日本に憧れていたので真一との結婚を心に決めたのです。
突然の結婚宣言、しかも国際結婚に家族は大パニック。特に六三と晴子が猛反対します。2人とも江戸っ子気質ですから、インド人の嫁なんて受け入れられないというのは分かる気がしますね。六三はいずれはお店を真一に継いでほしいと考えていたのです。
最初は結婚に反対していた六三ですが、次第に2人を認めます。さらに、サヴィのお中には赤ちゃんがいることが判明。2人は結納することになるのですが、サヴィの家族が結納の品として送ってきたのはなんとインド象でした。
サヴィを受け入れた家族たちですが、文化の違いはその後もさまざまな問題になってきます。江戸っ子の家族とインド人の嫁とのトラブルなどをコメディタッチで描いた作品です。ベースはホームドラマなので心温まるところもたくさんありますよ。
昔の作品ですが、今見ても面白く楽しめます。さくらももこさんのファンの方はもちろん、そうでない人も機会があったら一度見て見てください。