90年代にマニアの間で流行った「メンズ5」って覚えてる!?
昭和~平成の流れの中で時折ヒットする「コミックソング」。「金太の大冒険」なんかが有名ですが、90年代前半に「“ヘーコキ”ましたね」というお下品なタイトルの楽曲が大ヒットしたのを覚えていますでしょうか?この記事では「“ヘーコキ”ましたね」及び、それを歌ったMEN'S 5(メンズ5)を振り返ってみたいと思います。
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しょっぱなからお下品なタイトルの曲を量産したメンズ5!!
1989年に結成されたMEN'S 5(メンズ5)。メンバーのうち、今田太郎こと岡田陽助、淡谷三治こと佐藤公彦は、近田春夫&ビブラストーンのメンバーとしても活躍していました。そして1991年、彼らはインディーズでアルバム「裏メンズ5」を発表します。その内容はというと・・・
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文章化するのも憚られる楽曲の数々!!
特筆すべきは収録曲のタイトル。1曲目「オナニー’90」から始まり、「AV GAL」「インポ天使BLUES」そして極めつけは10曲目「うんこはきれい」。果たして売るつもりがあったのだろうか?と思わせる内容です。案の定当時は注目されず、ひっそりと人々の記憶から消えていくものと思われましたが・・・
ブレイクのきっかけは「赤坂泰彦のミリオンナイツ」!!
お下品な楽曲を発表し、世間から無視されていたメンズ5。1994年、そんな彼らに転機が訪れます。メジャー3枚目のシングル「ソウルお父さん」のカップリング曲として「“ヘーコキ”ましたね」という曲を発表したのですが、これが思わぬところから注目を浴びます。
ラジオ番組から突如火が付く!!
当時人気のあったラジオ番組「赤坂泰彦のミリオンナイツ」や「CHAGEのラジ王」が、何を思ったのか「“ヘーコキ”ましたね」を取り上げました。「放屁」というお下品な内容とダークダックス風の歌唱のギャップが受け、瞬く間に大人気に。有線では、食事時を避けて放送するなどの障壁があったにもかかわらず、リクエスト数で1位を獲得するほどとなりました。
では実際に曲を聴いてみましょう!!
MEN'S5 "ヘーコキ"ましたね
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全日本有線放送大賞新人賞を受賞してしまう!!
その後「“ヘーコキ”ましたね」の人気はラジオを飛び出して世間に浸透、オリコンではこの手の曲では異例の最高位39位、メンズ5は平成6年度全日本有線放送大賞新人賞を受賞することとなりました。ちなみに最終的な売上は10万枚を超えたとのこと。